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千葉真知子「食べるクラシック」
2007 / 03 / 18 ( Sun ) 10:47:53
クラシックの作曲家が好んだ料理を巡るエッセイ。 千秋が喜んで読み、千秋が本を読んで再現したものをのだめが喜んで貪るだろうと思われます。 食べるクラシック
千葉 真知子 / 幻冬舎 (2006/07) いろいろな国の、さまざまな時代の作曲家を紹介しているので、いろいろな国の料理、いろいろな時代の料理が分かって面白いです。 時どき挿入されるレシピは、現代風にアレンジされた家庭料理ですから、普通に料理好きの人なら再現可能です。 のだめにも再現できそうなのがベートーヴェンの料理。
余談ですが、ロッシーニのほかにもう一人、料理創作に熱心だった音楽家がいました。それがベートーヴェンです。親しい友人を招いて、自ら食事を作り、友人たちに振舞ったそうですが、残念ながら天は、この偉大な作曲家には二物を与えなかったようです。交響曲の英雄、ベートーヴェンが作る料理はものすごくまずく、口にした人が食中毒で死にそうになったという話が残っているほどでしす。でも、ベートーヴェンは誰も手を出さない料理を「なんておいしいんだ」といって、自ら全部食べていたとか。
料理好きが高じて、自分の料理人を妻に迎え、レストランまで開いてしまったというロッシーニ作曲の「やれやれ小さなえんどう豆よ」とか「ちいさなドイツビスケット」という曲を聴いてみたいものです。
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ベートーヴェンの逸話はすごいですね。天は二物どころの味覚ではないでしょう。
by: MG * 2007/03/18 11:03 * URL [ *編集] * page top↑
 

著者は料理研究家なので、根も葉もない話ではないと思いますが、ここまで書かれると「それでそのレシピは?」と聞きたくなるところです。
もちろん、恐いもの見たさだけです。再現しようとは思いません(笑)
by: わくわくふわく改めわくわくももこ * 2007/03/18 18:21 * URL [ *編集] * page top↑
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