N響アワー「忘れられないタクト」
![]() 以前から音楽が好きで、ずーっと音楽をかけていたい夫と、大概のBGMを雑音と感じていた私。
その夫婦が昨日、「今日はN響アワー『忘れられないタクト』を見よう」という意見で完璧な合意をしました。のだめ以前にはありえないことでした。
しかし、会話が微妙にずれるんですね。
「ああ、これ、いい曲だねえ」
「ああこれ、みんなブラックタイだね。ヴィオリンの人、もっとトラウザーズを長くした方がいいよ。靴下見えすぎだよ」
「この指揮者の振り方、面白いね」
「そう? 背広の肩回りが窮屈そうでイヤだな。N響がショールカラーのタキシードで揃えてるんだから、せめてタキシードを着ればいいのに」
「ああ、この指揮者、歌いながら振ってるね」
「太った指揮者って燕尾服の後姿がドラム缶みたい」
<ゲスト:茂木大輔(N響主席オーボエ奏者)>に引かれて番組を見たのはのだめの副産物ですが、著しく偏った鑑賞で夫にあきれられたのは、直前に読んでいたハーディ・エイミスのイギリスの紳士服の副作用です。
夫婦の会話は増えたけれど、それがかみ合う日はいつになるのか、・・・・・見当もつきません。
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