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槇村君子「エラいところに嫁いでしまった!2 」
2007 / 02 / 25 ( Sun ) 08:39:05
土地の風習や家風について、不合理な部分だけをあげつらって書かれた前作に、婚家側はどんな反撃を試みるのか。出版、ドラマ化を経て、事態は急転?!
エラいところに嫁いでしまった!2 夫婦激闘編
槇村 君子 / 新潮社 (2007/01/17) ・・・・かと思ったら何のことはない。時制を遡り、『そもそも二人の馴れ初めは』を語る巻でした。 でもね、なんか、ずるいんですよ。 「なんでこんな男と一緒になったのか」と繰り返しつつ、最後まで「なんで」かを語らないんです。結局、この二人は類は友を呼ぶってことですかね? 類友でも朱赤でも、両性の合意さえあれば社会的にはなんら問題ありません。 婚家との関係についても、本の中では言い放題の嫁だけれど、実生活では素直な嫁なのでしょう。長男の嫁が逃げ出すような面倒な仕事を、次男の嫁が遠路はるばる出向いてまでこなし続けているのですから。 前作を婚家と自分の異文化衝突体験物語だと思って読んだから、その一方的な言い分に腹が立ったのですが、衝突できない外面良子さんの、鬱憤日記公開だと解かっていればよかったんですね。 「エラい回り道をしてしまった!」ものです・・・・。
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つまり愚痴本だったのですか~。
しかし、愚痴は陰でブツブツ言うから愚痴であって、世の中に大々的に公表してしまってはもはや愚痴ではない、という気もします。
by: ビアンカ * 2007/02/25 19:11 * URL [ *編集] * page top↑
 

身内に向けたペンの暴力・・・・かも。
もう読むまいと思います。
by: わくわくふわく * 2007/02/26 20:32 * URL [ *編集] * page top↑
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