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野村三郎「ウィーン・フィルハーモニー」
2007 / 02 / 23 ( Fri ) 00:00:34
どうしてこうも私は、本の主題と関係ないところに惹きつけられるのか・・・・ ウィーン・フィルハーモニー―その栄光と激動の日々
 野村 三郎 / 中央公論新社 著者は昔、ウィーンで社交ダンススクールに入ったんだそうです。 そこでまず買わされたのが白い手袋。そしてダンスの前に数時間に渡って礼儀作法のレッスンがあったのだとか。 女性をダンスパーティーに誘う電話をかけるときどういうか、女性と腕を組むとき(ホールドするときではなくエスコートするときのこと)腕を差し出す仕方、ダンスを申し込むときの方法など。 こういうことをダンス教室で教えてくれるんですね、ウィーンでは。 本全体に通底するのは『音楽の都ウィーン』への愛であり、ウィーンフィルはその中でもっとも重要な登場人物(団体)という感じです。 この本の主題はウィーンであって、ウィーンフィルではありません。ちょっと「題名に偽りあり」ですが面白い本でした。 (特に長文が引用されている「バリリ日記」は貴重な史料だと思います)
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