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センターベンツ
2007 / 02 / 15 ( Thu ) 23:49:39
まずはWikipediaで、背広の裾の切れ込みの説明を見ます。
ベント(vent) 馬乗り用の後裾の切込み。ないのがノーベント、中央に一本がセンターベン、両脇にあるのがサイドベン、また鍵状となっているフックベントもある。
サイドベンツは(右に1本左に1本)あわせて2本あるから複数形なんですね。 「背広の上着やスポーツ・ジャケット、コートなどの裾に入れる割れ目また切り込み」を総称して(単数でも)ベンツと呼ぶのは日本固有の習慣? センターベントの背広は世界中で着られているけれど、センターベンツの背広を着ているのは日本人だけかもしれません。 (参考:テーラーヨシダのHP「フォーマルウェア用語」ベントの項)
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よくありますね、外国語の単数と複数がおかしくなっているもの。「タコス」という食べ物、一つだと「タコ」のはずですが、いくつであっても「タコス」。イタリア風アイス屋さんには複数の種類のアイスクリームが並んでいるけど、「イタリアン ジェラート」と単数で書いてあります。
単数と複数を使い分ける習慣が日本にはもともとないので、どちらか言いやすい方を使っているのかもしれませんね。
by: ビアンカ * 2007/02/16 03:46 * URL [ *編集] * page top↑
 

ビアンカさん、いらっしゃい。
芭蕉の英訳者は「しずかさや岩にしみいる蝉の声」「古池や蛙飛び込む水の音」の蝉や蛙が偶数か単数かで悩んだことでしょう。
単数か偶数かを問わずに暮して行く文化って、翻訳や外来語取り入れの時を除けば、存外便利なものかもしれません。
by: わくわくふわく * 2007/02/17 06:29 * URL [ *編集] * page top↑
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