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♯34:燕尾服(スワローテールコート)研究Ⅲ
2007 / 02 / 12 ( Mon ) 21:49:48
ありました! 1本尾に見える燕尾服(スワローテールコート)。 「ウィーン・フィルハーモニーと名指揮者たちヴィヴィアン・プルドム, 名雲 淳子 / アルファベータ」76ページ。 アルフレート・プランヤフスキーの後姿が(頭部以外)千秋の後姿にそっくりです。 そして本日午後「BS2名演ふたたび:N響80周年」を見ていたら、指揮者の燕尾服の後姿は、テールが1本に見えるときも2本に見えるときもありました。 2本のテールに重なり合う部分があるので、そこが重なっているときはテールが1本に見えるようです。 やはり動いている映像で、動きや角度によって見え方が違うのを見ると、納得です。燕尾服のテールは2本。ただし写真や絵では1本に見えるときもあると。 「名演ふたたび:N響80周年」でありがたかったのは、ミッドナイトブルーの燕尾服が見られたこと。ひとりコンサートマスターだけが、音に聞くミッドナイトブルーの燕尾服を身につけている! (私にとっては)めずらしいものが見られてとてもラッキーでした。    
 現代の礼装の色は黒が原則だが、ミッドナイトブルーと呼ばれる濃紺でもよい。ミッドナイトブルーは、 「夜間照明下で黒に見える深い紺」であり、「真夜中のように濃い紺」では決してない。ディナージャケットにふさわしい究極の色は黒ではなく、ミッドナイトブルーである。人工的な照明のもとでは黒は緑がかって見える。ミッドナイトブルーこそが黒よりも黒らしく見える
テーラーヨシダさんのサイト「フォーマルウェア用語」のページ、タキシードの項より引用させていただきました) 本で調べないで始めから映像(生で見ることを含む)に情報源を求めればよかったのかもしれませんが、そこはそれ、読むのが趣味だから。 本で調べようとしたからこそ紳士礼装の「かたち」と「こころ」にもハーディ・エイミスのイギリスの紳士服にも出会えたわけです。 自分の調べものに関しては「遠回りこそ面白けれ」です。 <追記> もし職務として「テールが1本に見える燕尾服の絵があるのだが、テールが1本の燕尾服は存在するか?」と問われたら「礼服全書 製作技術から着装法まで 松田義明 /洋装社 1981/11出版」あたりを紹介すると思います。 取り寄せるのは困難そうですが・・・・。 (自館所蔵の資料でどうやって調べるか、そのうち演習をしておかないとマズイな)
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