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4コマ哲学教室
2006 / 11 / 13 ( Mon ) 23:19:15
南部 ヤスヒロ, 相原 コージ / イーストプレス この本を読んで、「世界に一つだけの花」の歌詞をはじめて眼にしてがっかりしたことを、鮮やかに思い出しました。 歌として聞いていたときは「いい歌だなあ」と思っていたのですが、それはこの歌が NO.1になれなくてもいい もっともっと特別なonly1 と聞こえていたから。 一つの価値観の中で一番を目指すより、独自性を磨いて一芸に秀で、結果として社会に多様性をもたらすことをよしとする・・・・『もっともっと』独自性を磨くための応援歌だと思ってたんです。 それが実は
No.1にならなくても いい もともと特別な Only one
だったなんて。 ・・・・『そのまま、ありのまま』でいいっていう肯定歌だったんですね。 「そのままでいい」 と 「その方向でいい」 は大違いです。 ヘーゲルは
「自分のありのままにある」ことに満足するのではなく、「自分がそうなりたいと願うものになる」ために力を尽くすことが大切だと考えました。
といったそうです。 ヘーゲルなんて、今の今まで名前しか知らなかったけれど、今からは同胞。 私が同胞ではヘーゲルの側に不満が生じるかもしれません。が、ここは有名税として私の共感を収めていただこうと思います。
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