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わたしはふたつにわれない
2006 / 09 / 27 ( Wed ) 21:23:08
ドイツの司書はどんな生活をしているのだろうかと、珍しく自分のために児童文学の本を借りてきました。 『わたしはふたつにわれない』の舞台はドイツ。主人公ティーナの母は児童図書館の司書です。 父と母の結婚が壊れ、計らずも父に誘拐されることになってしまったティーナ。 父は愛しいし母は恋しい。 弟はかわいいし、ペットの犬も亀も懐かしい。 母と弟が待つ家に帰りたいのに、父の傍を離れられず、ティーナは葛藤します。 私が持ち返ったこの本の表紙を見て、息子はいいました。 「わたしはふたつにわれないなんて、当たり前だよね。ぼくだってふたつになんか割れないよ。 へんな本だねえ」 と。 息子はティーナより少し小さく、ティーナの弟より少し大きい齢回り。 その息子が想像もできない苦しみを、ティーナたちはなめたのです。 無邪気で単細胞なわが子を見ていると、ティーナの涙が、自分の咽にもつかえているような気がしてきます。
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