手の大きいお嫁さん
![]() 手の大きいお嫁さん―私の韓国語小辞典
韓国で手が大きいお嫁さんというのは、ふんだんな料理で客をもてなすお嫁さんのこと。
料理の重さでテーブルの脚が軋むくらいが望ましいそうです。
この国に嫁いだ著者の悪戦苦闘と、(多分)それを上回る義父母の苦労を想像すると、・・・・・面白いです、すごく。(読者とは酷薄なものなりけり)
うちの嫁が一番きれいだ。うちの嫁はとても賢い。と、自慢する義父母。
もっともっと褒めてください、木でも山でも登って見せますという嫁。
『褒めて育てよ』は、子育てだけにいう言葉じゃなかったんだなと、あらためて思います。
そして、おだてるのと褒めるのは違う、とも思いました。豚はおだてれば木にも登りますが、人間は褒めなければいけません。
心から相手の存在を喜び肯定していなければ、異文化を背負った大人が「木でも山でも」という気持ちになりはしなかったと思います。
もちろん、韓国の親は親ばかが標準。みんなが「うちの子は賢い」「うちの子は親孝行」「うちの子は・・・・」と信じてそれを口にします。
肯定と信頼だけでは子どもは育たないかもしれませんが、少なくとも「角を矯めて牛を殺す」ということは起こらないと思います。
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始めまして。 一見似ているようだけれど、日本人と韓国人の体質はだいぶ異なるようですね。 日本の親も親ばかだと思いますが、やっぱり謙遜が美徳で口には出さないのでしょうか。ここは、ほめておいて悪いことはないと私も思います。 |
手の大きいお嫁さん―私の韓国語小辞典アートンこのアイテムの詳細を見る著者は韓国人と結婚して15年以上。この本は、著者が見た韓国と韓国人について韓国語を中心に描いたものです。言葉を中心にして、こんなふうに的確にその国のことを描写できるものなのですねー。お隣 たもとのあれこれ日記【2006/09/22 09:43】
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