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書き換えられる記憶
2021 / 10 / 06 ( Wed ) 23:51:05
小鹿野ダリア園20210921 (23)父に昔話を聞いていると、独特のバイアスがかかっていることがあります。

遺伝の話になって高齢期に極端に腰が曲がる人と、そうでもない人がいるけど、うちの身うちの人たちはどうだったの?と聞いてみた時、「●●伯父さんは姿勢が良かったな。年をとってもピンとして自転車に乗っていた」と父は言いました。

小鹿野ダリア園20210921 (10)●●伯父さんは父の母の兄で、私もよく知っており、腰が曲がっていたことを印象深く覚えていたのでびっくりしました。
「●●の伯父さんは腰が曲がって、自転車に乗らない時も杖代わりに自転車を押して歩いていたよ。自転車につかまれば腰が伸びるって言ってた」

私がそう言うと、思い当たるところがあったらしく、そっとふむふむしてる父。

小鹿野ダリア園20210921 (22)●●伯父さんは優しく思慮深い人でした。若い時に姿のいい人だったなら、父の記憶の中でその印象のままなのでしょう。でも人に言われると思い出す、晩年の伯父さん。

父の中の記憶の書き換えは、父をよく理解してくれた伯父への思慕が行ったもの。若い日の●●伯父さんはいい男だったのだろうと思います。


花の写真は2021年9月21日ダリア園での撮影です。
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