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2006 / 08 / 30 ( Wed ) 17:28:52
俳句を勉強していたのは、ごく短い期間。 字が大きくて見やすいと師に褒められたことがある。 歳のわりに(当時私は25歳だった)文法上の間違いが少ないとも。 他に、他に何があっただろう。思い出せない。 結婚し、句会をサボり、投句すら怠るようになり、いつか結社をすっかり離れてしまった。 不肖の不肖のまったく不肖の弟子。 今日ネット検索をしていて、師が亡くなっていたのを知った。訃報は4月2日。 動揺した。 もはや師が、自分の何を褒め、何を矯めてくれたのかものわからない。これでは弟子ともいえないかも知れない。 当時の排誌は人に貸したときに失くされてしまった。 信用していた人だったのに。 もうだれも結社の人とはつながりが無く、師のことは新聞でなければネットで知ることになるだろうと解かっていたけれど。解かっていたけれど動揺した。 検索しなければよかった・・・・。 多分、自分はこの動揺も予想していた。 この師を離れ、怠学することの損失を、知っていたのだ。 はじめは主婦業と勤務両立の忙しさを、やがては介護の問題を理由に、自分に言い訳して、俳句に遠ざかっていた。 きっと「もう師のもとにどうしても戻ることができない」ことがわかったときに後悔すると思っていた。 だから滅多に、師の名を検索ワードに入れることが無かったのだ。 自分に言い訳して、俳句から遠ざかったのは自分。 今日は思い切って後悔しよう。 そして「評価」されない俳句を作り続けていこう。
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