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ヒカルの碁:佐為のハーレム
2006 / 08 / 16 ( Wed ) 23:21:31
ピアスをした佐為ですから、時代考証を四の五のいうまでもないのですが。 作為の装束は平安時代の男性(貴人)というよりは現在の巫女さんに近いと思います。垂髪を元結(もとゆい)で結んでいるところが特に。ジャンプの編集者たちに「彼女」と呼ばれてもしかたないですね。 (平安時代の貴族は足袋でなく襪【しとうず:指先の分かれていない靴下式で足首で紐を結んだもの】をはいていたはずです。詳しく知らないけど) ピアスは美しいからよしとしよう、あの髪型も無念のあまり成仏できない幽霊にはむしろふさわしいと納得。 しかし、生前のシーンではそういうおまけがききません。 帝(みかど)に碁の指南をする際に、立烏帽子(たてえぼし)を被りながら髷(まげ)を結わない垂髪なんて、まずあり得ないと思います。 それに、御簾一つ立てずに、佐為が女御やら女房やら女童(めのわらわ)やらの中で碁を打つ場面! 当時「あひみてののち」といえばすなわち「深い中になってのち」の意味。 親ではない男性に顔を見せることには深い深ーい意味がありました。 御簾も几帳も隔てず、扇で顔を隠さない沢山の女性と見(まみ)えるなんて、一種のハーレムと言っていいかも。 佐為のように美貌で、帝のおぼえもめでたい貴人ならばこそ、あり得たかも知れないです。こんな情景。 髪型も装束も型に嵌らぬ藤原佐為。 きっと帝も許してしまったのですね。 見目麗しく才気と情熱にあふれた若者に、心を。
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