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ヒカルの碁
2006 / 08 / 16 ( Wed ) 23:20:52
いまさらですが読みました。「ヒカルの碁」。 乱暴にまとめれば、碁の天才である幽霊にとり憑かれた少年が、よきライバルに恵まれて、碁の道を究めていく話 です。(詳細な紹介はウィキペディアで「ヒカルの碁」で) 主人公のヒカルに憑いたのは、平安時代に帝に碁の指南をしていたという藤原佐為。佐為は江戸期にも寄咒を得ましたが、それが碁聖本因坊秀策です。 平安時代の藤原佐為は「実在しなかった」という証明ができない架空の人ですが、江戸時代の棋士本因坊秀策なら棋譜が今も残る歴史上の偉人。 架空の藤原佐為に重みをつけるのに、佐為が本因坊秀策を操って名局を生んだのだという設定にしたのは、素晴らしく成功していると思います。 そしてなんといっても単行本のありがたいところは、原作者が書くおまけのページ。 「原作」「漫画」「編集」の仕事の流れと影響のしあい方がよくわかってほんとに面白うございました。 中でも、原作者が韓国に取材に行ったとき、韓国のプロ棋士たちが二年も前から「ヒカルの碁」を読んでいて 「私にも囲碁の強い幽霊が憑いてくれないかなあ」 と言ったという話は、まことに興味深く、さもあろうと思われたのでした。 しかし、コミックスの巻頭ではなく巻中にカラーページが来るなんて、時代は進化していたのですね・・・・・。
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