快読『赤毛のアン』/菱田信彦
![]() 赤毛のアンの登場人物の中で、マリラが一番好きなので、マリラの変化を細かく追ってくれてうれしい。 本当にマリラを縛っていたのは何だったのか、言われてみると目からうろこでした。 マリラのことを「堅物ゆえに行かず後家になった人」と思っている人はぜひご一読を。 アンが進学をあきらめてグリン・ゲイブルズに残ったのは、「自己犠牲」ではなく「家長」への道だったというのもびっくり。 マシュウの死が道を分けたのは確かだが、次善の策を選んだように見えて、実は家も教育(学歴)も獲得する道に進むアン。マシュウが死ななければその道はあり得なかったというのが、《時代》です。 スポンサーサイト
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