アンという名の少女【NHK総合:日曜午後11:00】
![]() ![]() 小学校の高学年で児童向けに訳されたモンゴメリシリーズの赤毛のアンに出会い、中学校で新潮文庫の大人向け村岡花子訳赤毛のアンに会い、就職してから完訳クラシック赤毛のアンを読んで、だんだん情報量が増えていたけれど、ドラマで初めて知ることもあって、興味深いドラマです。 例えば孤児(特に孤児院出身者)への偏見。 村岡花子訳の赤毛のアンシリーズからも、孤児が軽んじられているのは伝わって来たけれど、公共の場であざけられ、囃されるような差別対象だとは思っていませんでした。 ![]() マシューが「その子は私の娘だ」と言った時の、アンの気持ち。アンがマシューを深く愛した理由が分かります。 そしてマリラの不器用さが沁みます。 素直に愛情を表わすことが出来ないけれど、アンと自分を公正に扱わずにいられない良心の人。 始めに読んだ時は「わからずや」としか思えなかったマリラだけれど、自分が大人になり、マリラの実年齢に近づくにつれて、どんどんマリラを好きになる私です。 スポンサーサイト
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