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エントランス
2015 / 10 / 13 ( Tue ) 07:37:35
白馬20150510 (6)通ってみると、出入口付近は、エントランスというにはちょっと狭いけど、玄関というのはちょっと違うなという、微妙な広さ。エレベータの箱が素通しなので奥行き感があるのがミソなんだと思う。1日券の販売機があるところ以外、東側の壁いっぱいに、帆布で作ったウォールポケットがかかっている。ポケットのサイズはA4で、そこにフリーペーパーが入っている。
外から見ると生活感がないのに、妙な生活感が出たものだ。多分このウォールポケット、図書館の専門用品じゃなくて、汎用なんだろうと思う。
ポケット(クリアビニール部分)にはテープライター製のシールテープが貼ってあった。緑のテープには「ご自由にお持ちください」、黄色のテープには「見本品:注文は(090-000-0000)へ」と印字がある。見本品は和装本で、綴じ方や表紙の和紙がいろいろだ。本を売るのではなく、製本技術を売っているらしい。

白馬20150505 (2)帰る前にもう一度カウンターに向かって礼すると、黒岩さんが見るともなくこちらを見ていたのだろう、すぐに目が合って、会釈を返してくれた。

なんだか面白いことになってきた。ここは知る人ぞ知る施設なのかもしれない。家に帰って高3の娘と中2の息子に話をするのが楽しみだ。
門を出るとき、先刻看板を見たのは門柱。帰りにはもう一本の門柱の脇に、招き猫が置かれている認めた。台座に製作:石川石材店とある。
招き猫の手(前足)の甲には穴が空いていて、そこに小さい幟の柄が通してある。招き猫の持っている幟には< 「和紙葉書」館内販売中 >と書いてあった。


そしてこの黒御影石の招き猫、首にリボンを巻いてネームプレートをつけている。
名札に書いてある名前は、・・・<ミー>だった。



写真はクレマチス`白馬’
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