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近江哲史「図書館でこんにちは」
2008 / 02 / 27 ( Wed ) 14:04:34
図書館のヘビーユーザーが高じて、ついに図書館運営を受託するNPOを作っちゃった?!

図書館でこんにちは―本に出会い、人に出会える楽しい場所へ (日外選書Fontana)
近江哲史著
. 日外アソシエーツ, 2007.

概ね面白い本で、ときどき膝を打ちながら読んだのですが、あとがきに引っかかってしまいました。それまできれいな風景に見とれながら歩いてきたのに、最後に犬の糞を踏んで散歩が台無しに終わったときのような気持ちです。
「君は図書館を使うばかりか、今度は運営に関わりたいとまで言っているようだな」と彼は驚き顔で言った。
「君だって美味しい料理を味わえば、こんな料理を作ってみたいという気持ちにならないかね。(ご婦人ならなおさらだ。)図書館をいろいろ使ってみると、ああ、さらにここをこうしたらもっといいはずだ、とか、いっそのこと市民で、利用者で、われわれの手でもっと使いやすい図書館をやってみたい、という気になるんだよ」

このやり取りの中で、なんでわざわざ括弧に入れてまで(ご婦人ならなおさらだ。)と書かなきゃならないんでしょう。

私は美味しいものをたべたら「また食べたい」と思うのみ、ついぞ自分で作りたいとは思ったことがない女です。著者にとって、こんな女はご婦人ではないということなんでしょう。不愉快です。

著者はフェミコードに鈍感な男ですが、いいことも言っています。参考になる本です。
でも著者は嫌いです。
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テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌


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