紙の本は、滅びない /福嶋聡
![]() 紙の本は、道具がなくても読める! 自分には当たり前すぎて、今までその強みに気が付きませんでしたが、確かにそうです。 電池も充電もいらないし、紙がボロボロになるまで読めます。多分、今日私が買う本は、私が死ぬまで大丈夫。 でも、今使っているウィンドウズ7は、あとどれだけ命を永らえるでしょう。もはやフロッピーが使えるパソコンは絶滅危惧種だし、果たして10年後に、今ある電子ブックは読めるのでしょうか?? 読み捨てられる情報なら、紙に印刷する必要はありません。でも、いつまでも持っていて、いつでも戻って来たい世界がそこにつまっているなら、紙の本という器はどうしても必要です。紙の本は滅びるという人は、心の宝物たる著作に出会って来なかったのだろうと思います。気の毒なことです。 ほかにも、紙の本には典拠性があるが、いつでも書き換え可能なweb情報にそれはないとか、もっともな滅びない理由が書かれています。 しかし、紙の本のよいコンテンツが増えない限り、書店の返本の山は減らないでしょう。滅びないけど栄えないという、右肩下がりが続く予想も成り立つのがつらいところの、「紙の本は滅びない」でした。 スポンサーサイト
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