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ロ-ラン・グラフ「ハッピーデイズ」
2008 / 03 / 11 ( Tue ) 13:16:10
35歳で老人ホームハッピーデイズに入居した男の話。
金にも体にも不自由のない若い者が、生活の拠点として老人ホームを選ぶなんて、凄い設定だと思います。きっと○冬舎の見城何某さんだって思いつかない、凄い設定です。

ハッピーデイズ
ロ-ラン・グラフ/工藤妙子 /角川書店(角川グル-プパブリッ) 2008/01出版 ISBN:9784047916005 \1,575(税込)

生活の「拠点」というには語弊があるかもしれません。この男性、ホームがお膳立てしたバス遠足のほかは、歩いて自分の墓(20代のとき買ったもの。自分の名と生年が彫ってあるが、没年は空欄)を訪ねるだけ。その彼が、友人の車に乗って出かけるのはまさに事件です。

老人ホームでどんな事件が起きるかって?
それは読んでのお楽しみ。

いろいろな老人施設で、一室だけ若者に貸し出すようにしたらどうかしら。老人のためじゃなく、若者の将来のためだから、契約は15歳以上40歳以下の人のみ。1年以上5年以内で間借り人を回転させて。
どうだろう、日本では相場より安くしないと入る人はいないかな? この小説では主人公が、規定より割高にしてもいいから自分を入れてくれとホームに頼み込んでいましたが・・・・。


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テーマ:老人ホーム - ジャンル:福祉・ボランティア


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