ありがとう3組/乙武洋匡
![]() 映画「だいじょうぶ三組」の原作を借りるつもりで間違って「ありがとう三組」を借りてしまいました。 が、「だいじょうぶ三組」よりこっちの方が面白いんじゃないかと思いました。 発達障害が疑われる児童が転校してきて、クラスは揺れ動きます。この子の障害を理解するということは、周りが我慢するということと表裏一体だから。 担任(作中名は白石先生)の五体不満足は目に見えるけれど、発達障害は見えません。それどころか、我がままや怠けに見えてしまうこともありがちです。 何らかの診断が下っているなら『あの子は障害があるので』と線引きをすることができるという副校長に 「その判断をするのに障害名が必要ですか? その判断は他人任せにせず、現場のわれわれが行うべきなのではありませんか?」 と意見する白石先生。 自分が言われているようで、心に刺さりました。 スポンサーサイト
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