栞子さんの本棚/三上延解説 |
2013/07/09(Tue)
|
梶山季之に関する解説に『1962年「黒の試走車」を上梓し、その後ベストセラーを続々刊行』とありました。 続々刊行したものが続々ベストセラーになることはあるでしょうが、ベストセラーを続々刊行するのは不可能でしょう。 太宰治に関する解説に『1948年に山崎富栄と共に玉川上水で入水自殺を完遂させた』とありました。 男と女が一緒に死ぬのは自殺じゃなくて心中。自殺も心中も、完遂させるような営為でないのは明らかです。 個々の作者に対する解説を書いているのは、角川書店編集部員なのかな。著者解説で悲しくなるアンソロジーです。 発売前の予約だけでベストセラーになるのが分かっている現代の村上春樹なら、ベストセラーを続々刊行することが可能かもしれません。 スポンサーサイト
|
コメント |
- -
トラックバックさせていただきました。 トラックバックお待ちしていますね。 |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
トラックバックURL
→http://shishono.blog92.fc2.com/tb.php/3568-6c4c36e7 - 「栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック」三上延 -
「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ(アスキー・メディアワークス刊)のオフィシャルブック。作品中で紹介されている12本の古今東西の名作タイトル(長編は一部、短編は全篇)を収録。「ビブリア古書堂」店主・栞子さんが触れている世界を体感できる、ビブリアファン必携の1冊。今では手に入りにくい作品や、冒頭を読んでみたいという欲張りな方にオススメです。巻末には、三上延氏の書き下ろしエッセイを掲載。 ... … 2015/06/12 13:41 粋な提案 |
| メイン |