わずかでも淑気のあるうちにこの本を・・・・
めづめづの「めづ」は「めでたい」の語源となった古語だそうで、現代語に直訳すると「めでためでたの和文化研究所」??
めづめづ和文化研究所 京都
情報センター出版局 (2008/12/04 出版)
左多里とトニーが茶道や華道に挑戦。出版社が二人を超一流の先生につけてくれるから、「奥が深いものなんだな」という感じが伝わって来ます。まとめのページでは英語の説明もついてます。
弓道や香道は想定内でしたが、このお二方、寺で枯山水を描いたり、篳篥を演奏したり、投扇興で遊んだりします。一般人で枯山水に挑戦できる人が日本にいったい何人いるでしょうか?! こういう体験談を読むのは実に楽しいです。
さて、この研究所の信用を甚だしく失墜させる企画がひとつ。
それは『曲水の宴を川床で』という一章です。この企画に限って先生はおらず、素人が勝手なことをしているだけ。
曲水以外の場所で詩歌を詠んだって、そんなの曲水の宴とは呼べません。川床で詠むならそれは川床の宴です。
曲水の宴の解説もいい加減。確かに俳句は詩歌だけれど、俳句の成立は近代の正岡子規を待たにゃなりません。俳句の前身は俳諧だけどそれだって近世の文芸。十二単や水干直垂装束で詠むなら当然和歌か漢詩でしょう・・・・・。

theme : コミック
genre : 本・雑誌