サエズリ図書館のワルツさん /紅玉いづき
![]() デビュー作「ミミズクと夜の王 (電撃文庫)」がとってもよかったし、図書館が舞台では読まないわけにはいきません。 でもこれ、未来の話で、そこでは出版点数がものすごく少なくなっていて、紙の本は1冊がサラリーマンの平均月収を越える値段。つまり嗜好品です。 ほとんどの人が端末でテキストを読み、本は金持ちの贅沢と認識している。 物語の静かな進行はリアリティが感じられません。 本に飢えた市民がアクションを起こさないなんて信じられないから。少なくとも今自分のブクログを持っている人が「新しい本を、今読むための新しい本を」とシュプレヒコールを上げることでしょう。 スポンサーサイト
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