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日本に自衛隊がいてよかった/桜林美佐
2012 / 08 / 21 ( Tue ) 22:55:02
一章読むごとに涙がこぼれそうになりました。
東日本大震災は、まさしく有事でした。訓練された部隊が、士気高くたゆまず行動したおかげで、助けられた人心慰められた人がどれだけいたことでしょう。ありがたい、有難い活躍でした。
私的感情を抑え、国民を守るために奮闘した自衛隊員。個々(事務官も軍用犬も)の奮闘ぶりにはどうしても涙を禁じ得ません。

ハイパーレスキュー隊のフクシマ原発での放水はその放水の勢いそのままに日本中にニュース映像が行きわたったけれど、その時またその後その場所で自衛隊が果たした役割は報道されることがほとんどなかったので、この本が伝えてくれてよかったと思います。

また、何でも自衛隊に頼めばいいと、自衛隊を便利屋扱いする自治体や交通事故に遭った鳥獣の始末を軍隊(自衛隊)に期待する国民がいることも書かれ、考えさせられました。

しかし、ただの「災害救助隊」ではなく「軍隊」である自衛隊だからこそあの働きができたのだという著者の主張は、今後吟味されるべき問題だと思います。

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