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名のみの春
2012 / 02 / 04 ( Sat ) 23:44:36

柿生20110507 (2)

早春賦

作詩:吉丸一昌

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


春とは名ばかりの風の寒さ 姿を見せない谷の鶯は まだその時ではないと声も立てず 歌を思うだけに止めている。
氷が溶け去り葦の芽は大きくなった さあこの時と思ったがあいにく 昨日も今日も雪空である
聞かなければ知らずにいたものを 春だと知れば胸が逸る 春を思うこの心の 持って行き場のないこの頃

ももこ訳

余寒お見舞い申し上げます。


写真は柿生。早咲き大輪系の中でも早咲きの、春告げクレマチス。

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