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謎解きはディナーのあとで/東川 篤哉
2011 / 03 / 24 ( Thu ) 00:00:00
日頃慇懃な執事(兼運転手)が、高ビーお嬢様をこき下ろすところが毎度の見せ場。
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」だけではなく毎回違う舌鋒で、お嬢様をぎゃふんと言わせる執事。小さな下剋上が面白いです。
最初の三話ばかり読んだ頃、なんだこれくらいの謎なら自分にも解けるかも?!と思ったけど、最終話までお嬢さまと一緒にぎゃふんと言わされました。完敗です。(推理小説を読みなれた人には謎の底が浅いかもしれません。私には十分な深さですが)
ただしこのお嬢様、言葉遣いがお悪うございます。警察ではしかたがないにしても、ただの(?)お嬢様に戻る自宅では、「御機嫌よう」とかなんとかいかにもやんごとなく構えていて頂きたいものと存じます。


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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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