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のだめカンタービレ / 二ノ宮知子, 講談社
2008 / 08 / 12 ( Tue ) 07:25:30
初めて、のだめが楽器を持たないカバージャケット。歌っています。
「嘆きの歌」/疲れ果て/心もない

のだめカンタービレ #21 (21) (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子 (2008-08-11)

ネタバレでもかまわない方は追記をごらんください。

千秋とRuiのコンチェルトは、演奏も舞台上の一体感も、のだめの夢見た以上のものでした。
打ちのめされるのだめ。どんなに真剣に音楽に向き合ったとしても、ずっと以前から真剣に向き合ってきた人には伍せないのではないか?

千秋とRuiの公演後、のだめは千秋に(自分でもなぜそう言ったのかわからないという状態で)
「結婚してくだサイ」
と言うのだが、それがのだめの逃避行為だと思った千秋はスルー。

傷ついたのだめの前に現れたのはシュトレーゼマン。泣き出すのだめ。(この表情が頭を離れません)
のだめのピアノを聞いたシュトレーゼマンは、一週間後の公演にのだめとのコンチェルトを入れたいとゴネてマネージャーを泣かす・・・・。

と、これが21巻のあらすじ。

つまり千秋は、のだめが音楽から逃げ出したくなっているという事実から逃げたのです。
音楽の問題はのだめ自身が決めるしかないけれど、のだめの懊悩がわかるなら
「先輩はのだめが好きですか」
とのだめに聞かれたとき、なんで言葉で答えてあげないんだろう。恋人がいのない奴だ。

のだめに必要だったのは
「のだめが好きだ」
「のだめの音楽が好きだ」
という言葉だったと思います。

そのどちらも与えられなかったのだめが、結婚を申し込んだのがあわれです。

学校もピアノももう疲れちゃったから、結婚。などと発想すること自体、男にはできないでしょう。
結婚は逃げ込むための巣穴じゃない。結婚は女だけがかかる罠。

特に千秋と結婚したら、のだめは一生、あきらめたはずの音楽を忘れられないでしょう。手放した夢にうなされるでしょう。のだめ、結婚はあなたの逃げ場にはならないんだよ・・・・・・。


シュトレーゼマンの手をとることが、オクレール先生との関係をどう変えるのか?
シュトレーゼマンは聴力を失いつつあるのか?
千秋はコーチと恋人を全うできるのか?
待たれよ次巻。


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テーマ:のだめカンタービレ - ジャンル:アニメ・コミック


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