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富坂聰「中国という大難」
2007 / 11 / 20 ( Tue ) 23:32:03
水不足、環境汚染、汚職蔓延、受け皿のない退役軍人。 このうち対岸の火事として遠く見ていられるものはどれでしょう。 中国という大難
富坂 聰 / 新潮社 (2007/04/27) 中国の国土が乾けば大量の黄砂が日本にやってくる。 汚れに汚れた河川の水が注ぎ込むのは東シナ海。 在日中国人の数は50万人。不法滞在者も含めれば60万人を超えるという。 でもそんなのは後付理由。中国は中国だから、近しい国。 千年単位の昔からのお付き合い。肌の色目の色髪の色骨格の近似。 幸くあれ栄えてあれ。我がはらから。(でも私を脅かさないで) 中国で、貧しさゆえに結核菌を身の内に持ったまま田を打つ農民の話を、他所事とは思えません。権力を持たない、賄賂で潤うことのない人たちに幸せになってほしい。そう願いながら、一冊を読みました。 最後まで、農民が幸せになれそうな希望のある話は出てきませんでした。
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