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東京大衆歌謡楽団のスタイルについて
2022 / 02 / 01 ( Tue ) 00:16:37
アネモネ20210502一番目立つのは長兄。ロイド眼鏡とぴっちり六・四分けに固めた髪型で、三つ揃いのスーツは浅草のテーラー仕立ての身体にピッタリ合ったもの。細いネクタイきっちり締めて、アイコンとしての、ボーカル高島孝太郎が完成します。

ボーカルを支えて楽器を受け持つ弟たちは、白いワイシャツにベストスーツで一体感を出しています。

ヒヤシンス20210317いでたちの次に目を引くのが孝太郎さんのしぐさ。
膝を緩めながらの、低い深いお辞儀です。

街頭や神社の境内で、お客さんと地続きの場所同じ高さで歌っている東京大衆歌謡楽団。
長身の孝太郎さんが目の前に投げ銭にやってくるお年寄りを見降ろさないように辞儀をするとこうなるのでしょうか。

カサブランカ20210720 (1)そして一番印象に残るのは、孝太郎さんがとても大きく口を開けて歌うこと。
口の開け方はカンツォーネの師匠(戸山英二さん)にいわれたとおりにやろうとして、まだまだできていないと何年か前のラジオで言ってました。
聞きやすい、作詞家が届けたかった言葉を確実に、作曲が届けたかったメロディーを着実に届ける技術が、ここにあるのでしょう。

にこやかに、楽しげに歌っているのを見ると、作詞家作曲家の思いはまず孝太郎さんに届き、それを誰かに伝えられるのがうれしいのだろうなと思います。



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テーマ:昭和の流行歌 - ジャンル:音楽


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