ゴミ清掃員の日常/滝沢秀一
![]() 著者にとってゴミ清掃員は、漫才で売れるようになるまでの「つなぎ」の仕事ではなく、漫才がゴミ清掃員をする傍ら続けている「副業」なんですね。 ポジティブに取り組んでいるゴミ清掃員は、ごみ問題から町の治安まで考察していて、説得力がありました。 桜満開の今、桜はただの花だと言った清掃員の話を読むと、身に染みます。この凄まじき桜さえ、取るに足りないものになるような、我が子への思いの強さは、死の直前まで働く力になるんですね。 来年の桜が咲くときにも、今日読んだ清掃員の話を思い出したいと思いました。 同じ本を読んで、「マシンガンズというお笑いコンビのかたわれが、漫才の副業にゴミ清掃員をしている」という読みをする人もいます。 |
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