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八百万の神に祈る
2018 / 09 / 07 ( Fri ) 01:26:55
ネリーモーザー20180423 (2)北海道在住または出身の、大好きな作家が3人いて、読めば北海道に親類がいるような気持ちになるところが共通しています。
佐々木倫子、北大路 公子、荒川弘がそのお三方。

佐々木倫子さんは、メディアへの露出が少なく、御自身のことは杳として知れません。しかし、作中人物たちが、今も生きているように感じられます。
きっとハムテルはもうおじさんになっていて、余震におびえる患畜の中で、クールに働いているでしょう。
漆原教授は普段は超絶我がままジジイになったでしょうが、危急の時には智恵と野生の混交で、必ずや周囲を救う働きをすると思います。年をとっても漆原元教授ならやってくれます、きっと。

ネリーモーザー20180423荒川弘さんは北海道の実家(荒川農園)での生活を、「百姓貴族」というエッセイマンガに書いています。荒川農園は今も御両親と弟さんによって経営され、荒川さんは東京在住ながら、荒川農園が台風被害にあえば復旧を手伝うなど、深いつながりを持っています。
今は人的被害の少ないことが第一だけれど、「百姓貴族」を読んだ私は牛のことも心配です。
搾乳に使う機会が停電で動かなかったら、牛が乳房炎になってしまうのではないかと。乳がたくさん出るようにと改良されてきた牛が、乳を搾ってもらえなかったら、どんなに苦しい目に合うか、酷いことだと思います。
しかし、どんな苦境も工夫と度胸で乗り切ってきた、荒川農園のおやじさんが、今回も何とかしてくれるのではないかと、願ったり祈ったりしています。がんばれ、荒川ファミリーと牛たち。

ネリーモーザー20180426_061352北大路公子さんのお宅は人的被害はなかったようで、ポツポツとツイートが流れています。
昼酒が趣味という公子さんが、1時間半しか寝ずに家のために働いた様子は、まさに非常時。
・・・・なんて言ったら不謹慎でしょうか。ツイートの様子では、頻回の余震の中でもだんだん公子さんらしさを発揮されているようです。慌てず騒がず泰然と。
勿論、実際には慌てることも悲鳴をあげることもおありでしょう。でも、それでも泰然を感じる表現を選ぶところに、公子さんの真価があるような気がします。いっぺんに大きなことをやろうとせず、目の前のことを(感情の処理も含めて)、少しずつひとつずつかたずけて行く態度が、見上げたものに思えます。

ネリーモーザー20180426 公子さんの言われる通り、この地震が冬場でなくて本当によかった。

今は1日も早いライフラインの復旧が待たれます。
でも、電気・ガス・水道他の工事担当者が無理をして事故に合うようなことがないようにとも願います。
八百万の神は手分けをして、停電下の生活者を守るチームと、休むことなく復旧工事をする人たちを守るチームと、どちらもがんばって守って欲しいです。


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