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トットひとり/黒柳徹子
2016/01/31(Sun)
友達がみな先に世を去って行く寂しさは、瀬戸内寂聴の「奇縁まんだら」でも感じたけれど、「トットひとり」はもっと悲しい。
トットちゃんが母と慕った沢村貞子、兄と親しんだ渥美清、その他の幾たりの縁深い人たちに対し、懐かしさだけではない愛情を持って書いている。
死を以って別れなければならなかったが、死しか引き離せないような繋がりを持てたことを喜ぶべきなのだろう。
それにしたって、こんな粋な人たちが世を去ったなんて、悲しいものだと思う。

俳優以外でも気概のある人の話がいっぱい出て来ます。テレビ創生期の様子が生き生きと伝わってきます。


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ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し/小栗左多里
2016/01/30(Sat)
「ダーリンは外国人」の一家がベルリンに引っ越した。
タイトルを「ダーリンも外国人」に改めればいいのに(笑)

今回の巻を読んで思ったのは、私は日本が一番いい。絶対外国に住みたくないということです。
で、自分が経験することがないだろう外国住まいのエピソードをますます楽しんで読んでいます。
自分が経験できないことを教えてもらうのが読書の醍醐味です。

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音楽の在りて/萩尾望都
2016/01/29(Fri)
著者 : 萩尾望都
イースト・プレス
発売日 : 2011-04-23
中編「美しの神の伝え」がおもしろかったけど、よくわからない。よくわからないのにおもしろいというのが、不思議ですが。
この話に出てきた『つなぎめ』はどんなものか全然イメージできませんでした。ところどころ挿絵を入れてあったらいいのにな・・・。
巻末の漫画「左利きのイザン」は、収録短編小説「ヘルマロッド殺し」の後日談。「左利きのイザン」は発表当時地味過ぎて面白くないと思ったが、「ヘルマロッド殺し」は文句なしだった。「ヘルマロッド殺し」を読んでから「左利きのイザン」を読むと、イザンがずっと深く見えます。



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ほむほむ
2016/01/28(Thu)
波久礼茶屋20130223 (9)<ほむほむ>とは、穂村弘さんのニックネーム。ご本人の周りの人、面識のある人が、穂村氏と同じ業界の人が<ほむほむ>というならいいんです。本人がそう呼ばれたくない場合、相手にそうと伝えられますから。
でも、只の読者が<ほむほむ>呼ばわりするのはどうかと思います。
相手が市井の読者では、本人がその呼称を嫌でも止めることができないから・・・・ではなく、先に<ほむほむ>呼びした人が穂村弘占有権を主張している気がするからです。



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愛しの座敷わらし 下 /荻原浩
2016/01/28(Thu)
映画と原作で一番違うのは、おばあちゃんのボケ具合。
原作では、夢見がちだったおばあちゃんが、座敷わらしのおかげで結構シャンとして、孫息子と座敷わらしを守ろうとします。
常識人からは夢のように思われるだろう座敷わらしが、おばあちゃんを現(うつつ)の世界に繋ぎとめている。そこが面白いと思います。



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ほぼほぼ
2016/01/27(Wed)
鋸南町水仙20130128 (5)たましいのふたりごと (単行本)」に、<あわわわわ>と言う(書く?打つ?)人は嫌いだという話が出て来て、この感じわかるなと、と思いました。
「こういう言葉づかいをする人が嫌い」という感覚が、すごくよくわかってしまいます。
私の場合<ほぼほぼ>と言ってはばからない人の神経が嫌です。
<ほぼ>よりもっと決定に近く、でも決定じゃないという状態を言いたいらしいけど。

鋸南町水仙20130128 (4)<ほぼ>状態なのか<決定>状態なのかの判断を避けて、自分の発語に責任を負いたくないという態度が見え見え。
<ほぼ>だってかなりファジーな、便宜性の高い表現なのに、<ほぼ>を選択する勇気も、<・・・・・に決まっている>と決めつける勇気もない。本当は決めつけているのに、決めつけていないふりをするための<ほぼほぼ>。
<ほぼほぼ>を連発するような人は、責任ある仕事をしたがらない人に決まっています。



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愛しの座敷わらし 上 /荻原浩
2016/01/27(Wed)
お父さんの晃一中心に話が始まる序章は、いちいち映画の水谷豊が思い出されて、なかなか入り込めませんでした。
が、妻の目線、子どもの目線、おばあちゃんの目線でと、話をひっぱる人がどんどん変わるので、そのうちにぐっと話に引き込まれ、いつの間にか自分も座敷わらしのいる家の家族になったように、一喜一憂していました。
特に座敷わらしがかわいらしく思えたのは、家族で一番年少の子どもが座敷わらしを慈しんだのと、おばあちゃんが座敷わらしと孫を一緒に見守っていたせいでしょうか。



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残念
2016/01/26(Tue)
あしかがフラワーパーク20160110 (72)あしかがフラワーパーク20160110 (20)銀座で人と待ち合わせ。
宝石店のウィンドウを覘いていたら、夫が
「こんなネックレスを買ってやりたいんだが、残念だなあ」
といいました。
「残念だねえ。私が金属アレルギーだからねえ」
と私は言いました。
ネックレスの値段は四百万円。残念というより、無縁?


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スプーンで作るおやつ/小堀紀代美
2016/01/26(Tue)
「めんつゆで作る料理」のような調味料系、「フライパンで作るケーキ」のような道具系、「ジャガイモでおかずからスイーツまで」のような材料系と、料理本のジャンルは数々あれど、「スプーンでつくる」というのは思い切った切り口です。
スプーンで作ると、簡単にできて汚れものも少ないと著者は言います。怪我も少なくなると私は思います。
スプーンはものすごく身近なので、とっても気軽にお菓子を作れそうな気がして来ます。



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フランスの子どもはなんでも食べる/カレン・ル・ビロン
2016/01/25(Mon)
育児の指南書のようなふりをして、実はフランスの食文化と国民性を語る本。
面白いですよ。特別の人じゃなく、そのへんのおばあちゃんが、ありふれた運転手が、みなみな持っているフードポリシー。
それをポリシーと意識すらせずに、フランス人は、本物の食べ物を、どこでどう食べるかを決めています。本物の食べ物を、どこでどう食べるかを決めているのがフランス人だと言ってもよさそう。
二人の幼児を連れて、夫の故郷ブルターニュ地方で1年間暮らした著者(北アメリカ育ち)が、フランス人の食に関するルールのブレのなさ、階層年齢男女の差のなさに驚く様子は、日本人の自分にもよく分かります。



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私はいただけないけど
2016/01/25(Mon)
あしかがフラワーパーク20160110 (18)あしかがフラワーパーク20160110 (73)みたらし団子はおいしいし、ざらめ砂糖つきせんべいもイケる。お餅を焼いたら定番は砂糖醤油で。
そんな私ですが、一平ちゃんチョコレートソース焼きそばはいただけませんでした。
柿の種のチョコレートがけは定着したんだから、これだって好きな人は好きなんだろうな・・・・。


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アーマンディーの支柱問題
2016/01/24(Sun)
インテグリフォリアアルバ土日は出勤だったし、月曜に雪が降ったし、すっかり園芸活動から遠ざかってしまいました。
今日はやっと寒風をついて庭に出てみました。
相変わらずみじめな冬の庭です。アーマンディーを支えきれずに折れたトレリスが、雪の重みでますます折れ曲がり、支柱の意味は無になりました。今年はアーマンディー導入以来初の、「眼下に咲く花」を見られるかも。去年の花後に導入以来初の大剪定を行ったため、どれだけ咲くかは未知数ですが。
今年はアーマンディーに、なんちゃってオベリスク(実は高さ120cmの鉢スタンド)をあてがってみようか??


左写真はインテグリフォリア・アルバ(手前のボケた白い花)を見る為でも、クリスマ・クリスパニ(後方の3つ並んだ花)を見る為でもなく、ハイスタンドの足の太さ(強度)を考える為に引っ張り出したもの。
アーマンディーをを支えるには、・・・・細いかなぁ。


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あの家に暮らす四人の女/三浦しをん
2016/01/22(Fri)
なんて自由な小説なんでしょ。
語り口がエッセイのしをん節に近くて、佐知と鶴代の母子がしをんさんとご母堂に重なります。
しかしミイラが出てきた時の、女たちの反応は明らかに現実離れしていました。普通は警察を呼ぶか、警察を呼ぶ呼ばないで懊悩するところでしょう。
その上、烏が語り出した日にゃ、この小説はファンタジー小説だったの??と面食らいます。この烏の話を楽しめるかどうかで、この本の好き嫌いが分かれそうです。

え? 私? なんだ烏なんかお呼びじゃないよと思ったけど、読み始めたら面白い烏でした。

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1月18日に感服したこと
2016/01/21(Thu)
あしかがフラワーパーク20160110 (29)待合室で、看護師さんが予診の聞き取りを行ったときのこと。

看護士/それでは今出ているお薬は、血圧の薬と泌尿器科の薬とで、2か所だけですね?

父/いいえ薬は1か所です。どっちの薬もあおい薬局でもらいます。

動じなかった看護士さん。

看護士/ごめんなさい。薬じゃなくて、薬の処方箋でした。
今処方箋を出してもらっているのは2か所ですね?

父/はい。

私は天を仰ぎました。すらりと続けた看護士さんに敬服です。



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1月18日に天を仰いだこと
2016/01/20(Wed)
あしかがフラワーパーク20160110 (33)あしかがフラワーパーク20160110 (48)父の付き添いで病院に行ってきました。問診は

・それ、今関係ないから
・それ、さっき聞いたから
・それ、見ればわかるから

な答えの連発で、医者が気の毒になりました・・・・。


私は父が的外れな返事をする間中、天井を見ていました。診察室で病人を叱ってはいけないからです。


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光のバラの花
2016/01/19(Tue)
あしかがフラワーパーク20160110 (52)あしかがフラワーパーク20160110 (61)成人の日にあしかがフラワーパークに行きました。
バラ園のバラは10秒ごとに色を変えて光ります。

あしかがフラワーパーク20160110 (65)あしかがフラワーパーク20160110 (18)さすが、と思うのは光のバラの茎に、葉っぱがついていること。作りものだけど、この花の一本一本に、葉っぱがつていること。

あしかがフラワーパーク20160110 (66)あしかがフラワーパーク20160110 (20)藤棚には藤のように下がっているイルミネーション。その下にはクロッカスのような光る花。
クレマチス用のオベリスクには、クレマチスといえばいえるかな?のイルミネーション。

あしかがフラワーパーク20160110 (72)あしかがフラワーパーク20160110 (98)池に建つ塔、池に立つピラミッドは、それぞれ自分の影を池の中に映しています。

青いピラミッドの後方に見える黄色は、黄藤のトンネルのイルミネーション。もちろん、白藤の木に下がっているのは白色のイルミネーション。大藤の棚では長い花房の上から下に咲き下る様子を、光の動きで見せています。

ここはまさしく「テーマ」パーク。あしかがフラワーパークです。
 

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みんなで休もう
2016/01/18(Mon)
moblog_5663b075.jpg雪のため電車が一部区間不通になり、電車が動いているところまで車で送ってもらっています。

しかしひどい渋滞。道路に超強力磁石が仕込まれていて、車をくっつけているかのようです。

カーラジオは、天気が午後には回復すると繰り返しています。

病院以外、みんなが午後からの営業にするのが社会貢献だと思います。

出でよ、勇気ある経営者よ!



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センター入試の裏側で
2016/01/17(Sun)
どこの大学も教職員は大童(おおわらわ)だけれど、在学生はセンター試験準備日と本番2日の計3日、まっさらの3連休となる。
この、大学生だけにある連休に、事故は起きた。

15日夜、スキーツアーバス転落事故のTV報道を見た。
それまで「犠牲者は大学生」とだけ聞いていたが、この夜初めて、大学生の死者8名の名前を画面で見た。
年齢を見たところで、涙が噴き出す。息子と同じ年の学生が4人いた。
無念無念無念無念。どんなに、無念だったことだろう。
無念だったろう・・・・。

転落事故の現場に、各大学の職員が駆けつけているという。ゼミの教員である尾木ママも大学職員と一緒に出かけたという。
大学の職員に何ができる。職員だろうが教員だろうが、何ができると言うんだろう。

せいぜい被害者と家族の狼狽に、付き添うだけだろうう。
どうかよく付き添ってほしい。付き添って。

死者の数は14人だと言う。意識の戻っていないけが人もいるという。まだ名前が発表されていない死者が4人。
バスツアー参加者の家族の、心配と不安のいかばかりか。
望んでも無理なことは分かっているが、参加者全員に無事に帰って来てほしい。
無理だと分かっているが、みんな帰ってきて欲しい。

せめて今、意識がないという怪我人が、早く目覚めますように。
目が覚めて、「おかあさん」と呼べますように。



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なぜか、マンガになる日本語/いのうえさきこ
2016/01/15(Fri)
雑学にもならないけど、雑楽にはなります。
それが著者の狙いなのだから、これは純粋な褒め言葉。
「問題な日本語」のイラストレーターに採用されたのは、こんなふうに言の葉マッスルを鍛えていたからなんですね。
納得です。


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光の花
2016/01/15(Fri)
あしかがフラワーパーク20160110 (2)成人の日にあしかがフラワーパークに行きました。
日本一の大藤がある、あのフラワーパークです。

ビオラ、アリッサム、葉牡丹、蝋梅、梅が咲いていたけど、梅も蝋梅も本数は少しだけなので、生花は淋しいです。
まあ、まだ冬だから、しょうがないです。

しかしさすがフラワーパークで、わら囲いをした冬牡丹、ガラスの温室の中に浮く牡丹とプリムラが、要所を締めます。
わら囲いの中の冬ボタンは、根本に小さな光を播かれて、まるで蚊帳の中で蛍に照らされた玉蔓のようです。

あしかがフラワーパーク20160110 (73)水に浮かんだ大きなガラス箱(小さな温室)は、中に三段重ねのケーキのようにデコレーションした生花があって、それが水に映って、水の中にも花が咲いているかのよう。
イルミネーションは確かにきれいだけれど、造園家が見せたいのは花なんだと、感じたことです。


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パンダまん
2016/01/14(Thu)
あしかがフラワーパーク20160110 (63)群馬フラワーパークで、中華まんやフライドポテトを売っているコーナーに並んでいた時、よその親子連れの会話が聞こえました。
子「パンダまんがいい」
父「違うのにしようよ。あれはパンダの肉マンだよ。食べたらかわいそうだよ」
子「ええっ。パンダが入ってるの?」

やさしいお嬢さんはパンダまんをあきらめたようだ。
私はもう大人の女性だから、そう簡単に男の言葉には騙されない。パンダまんを買ったとも。
あのお父さんは、男の言葉を鵜呑みにしていては幸せになれないと、今から娘を鍛えていたのかな。


いや、そんなはずはなかろう。。。。

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親を、どうする? /小林 裕美子
2016/01/13(Wed)
一番ショックだったのは既読だったこと。
かなり読み進めてから、「あらこれ読んだことあるわ」気がついて、なんだ老いているのは自分自身じゃないのさ、と思ったことでした。
そして困ったことに、初読の時よりずっと心に響くのです。
母の義姉、父の妹が亡くなったこの頃、守る守られる関係の逆転の悲しさをしみじみ感じます。

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娘になった妻、のぶ代へ/ 砂川啓介
2016/01/12(Tue)
この本を読んで、3つのことを知りました。
ボケないためのゲームはききめが無いこと、認知症を隠していると著しく交際を制限することになり、結局患者のためにならないこと、役者のマネージャーは(人と場合によるのでしょうが)が介護までするのかということ。
想像した通りですが、一番大変なのは、パートナーのボケを認める(受け入れる)ことですね。ボケて行くというのはだんだん別人になって行くこと。愛した人がだんだん消えて行く感じは、読んでいてもつらいから、著者の苦しみはいかばかりかと思います。
妻としての人格を失った夫人を娘として受け入れる。それは知恵であり愛情であり機制だと思います。
著者と夫人が穏やかに幸せに過ごせるよう祈ります。


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万願寺偉人クリニック 1/細川貂々
2016/01/11(Mon)
駅中どころか駅のホームに開業している心の病院『万願寺クリニック』。そこにはなぜか、古今東西の偉人たちが、悩みを抱えてやって来ます。
いやー、よくこんな設定を考えましたね。設定が面白い。
でも、医者であるトウコ先生があまり精神科医らしいアドバイスをしないので、クリニックじゃなくて駅蕎麦の店でもよかったような。。。。

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梅と杉
2016/01/11(Mon)
梅20140309白梅20130310梅と杉は咲き始める時期が一緒。梅が咲くということは杉の花が咲いているということです。
今年はあまりにも花粉症の始まりが早かったので、風邪だと思っていました。
ただ少し治るのに時間がかかるなと、思っているうちに梅が目につくようになりました。ああ、これは全治3カ月の鼻水なのだと、観念するよりありません。



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鳥?
2016/01/10(Sun)
アークティッククイーン20150523アークティッククイーン20150523(2)今日も草取りとクレマチスの枯れ枝切り。全然終わる見通しが立たなくて嫌になります。
写真はアークティック・クイーン最終記録です。現在あとかたもありません。枯れたのが地上部だけだといいのですが。

先日見つけたフラウミキコの新芽(親指の爪より伸びてた)が無くなっていました。カクパーの花芽もです。

フラウミキコ20160104 (1)カクパー20160111フラウミキコ20160111芽があるところの上で枝を切っておいたのに、その枝に芽がないってことは、芽が落ちたか食われたかです。
今は虫がいないので、食害だとしたら・・・。鳥?


←左は先週のフラウミキコ
右は今日のフラウミキコ(黄矢印)、カクパー(赤矢印)

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文学男子―BUNDAN/いのうえさきこ
2016/01/10(Sun)
いのうえさきこさんが描いた「「問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?」の挿入マンガが大変おもしろかったので、半端なく期待値が高かったです。
しかし、身も蓋もなさが極まって、ちょっと身も蓋もなさ過ぎました。この「文学男子」を読んで、原典の文学作品を読んでみようと思う人はほとんどいないんじゃないかと思います。
冷静で、多角的な視点は著者の強みなのだけれど、登場人物をけなしてばかりだと、そんなに気に入らない文学作品を取り上げないで自分がいいと思う文学作品を取り上げれば?と思ってしまいます。
しかし、文学作品に出て来るダメンズ数多さぶらいける中でも、「舞姫」の豊太郎紹介は非常に説得力がありました。これで豊太郎に肩入れする女性は誰もいないでしょう。「舞姫」を名作と祭り上げたのは男性たちってことですね。
そうか、著者は「名作」と謳われる本にだまされるな、と、それが描きたかったのね。
「文学男子」を読んで原典を読む気を無くさせられれば、著者の狙い通りなのかも・・・・。

類書に「よちよち文藝部」「日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典」があります。ただしこの2冊には原典へのリスペクトがあります。

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文学男子
2016/01/09(Sat)
著者 :
一迅社
発売日 : 2011-07-12
食わず嫌いだった「名作」が、分かりやすく紹介され、のみならずいい男が出て来るかどうかに重点を置いたコメントで「あらそんな話だったら読んでみないと」と思わせてくれます。
主人公がチャラく思われて読む気を無くす恐れもありますが、もともと食わず嫌いだった名作なら損は無し。
自分は十分大人なので、既に読んでいる本も多かったけど、十分中高年なので、かなり読んだ本の内容を忘れており、「あらそんな話だったかしら。もう一度読んでみないと」と思うことが何度かありました。

私はどちらかというと世界(海外)文学の名作というのが苦手です。名前と人間関係が覚えられなくて、相関図を何度となく見ながら読むので疲れてしまいます。
エリザベスをリズと呼んだりベスと呼んだりするのは止めて、統一して欲しいです。それに、どうして親子で同じ名前をつけるんだろうと思います。下手すると代々同じ名前をつけたりする。本当に分かりづらくて、国際法で禁止してほしいところです。

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百姓貴族 (1)/荒川弘
2016/01/08(Fri)
読みたいと思ってからもう5年?6年?でやっと読めました。
北海道の農家の豪快な生活は、関東くんだりの兼業農家から見るとアンビリバボー。物事考えるときの単位がヘクタールとトンなんだもの。
小さいことにとらわれない、大きな心を持ちたい人におススメです。

著者は銀の匙 Silver Spoon コミック 1-13巻セット (少年サンデーコミックス)の作者です。

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0円で空き家をもらって東京脱出! /つるけんたろう
2016/01/07(Thu)
ただアパート代を払い続けて漫然と年月を過ごすことに空しさを感じ、地方での空き家再生プロジェクトに参加した著者。
アパート生活をしていたら絶対しなかったであろう卓球場作りやゲストハウス作り、それをもともとの職業である(マイナーな)漫画家と両立しているのを見ると、東京で生活するということは無駄な消耗をするということなのかもしれないと思います。
しかしなにしろ「心がだだっ広い」妻の存在が気になります。この移住の顛末について、妻の側から書いてくれたら絶対読むのですが・・・。


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