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一瞬で人は憎める
2014 / 02 / 27 ( Thu ) 23:53:32
雪景色20140215 (2)埼玉県の集落孤立がすべて解消したのは今日の今日です。朝から雨が降り出し、私がまず思ったのは「よかった。雪じゃない」ということでした。

半日出張で、午後になって職場に来た人が「今、川越まで行って来たんだけど、あそこ、まだ雪があるのよ。もうビックリ」と言ってました。嘲るように。「雪」と発音するときは眉を顰め、やれやれというふうに両手を広げて見せていました。

雪景色20140215 (16)カッとしました。田舎をバカにしているのか(私から見れば川越は全然田舎じゃないけれど、都民から見れば田舎?)、雪害に遭った人を蔑んでいるのか、どっちか分からないけど、何しろ同情や労わりは微塵も感じられない言動でした。
川越に残雪があった。その川越に出張した自分は災難だった。みたいな発言をしたこの都民を、私は一瞬で憎みました。我ながら狭量、または短絡的と思いますが、この女の首を絞めたいと本気で思いました。



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本当はひどかった昔の日本/大塚ひかり
2014 / 02 / 27 ( Thu ) 23:28:30
過去の日本。弱者に対する差別や虐待の残虐さは凄まじいものがあったなと、著者とともに古典を振りかえりながら思いました。

そしてこの「弱者」に子ども、妊婦、老人、障害者、容貌の残念な人が含まれるんです。この中のどれにも該当せずに人生を終えられる人はいません。
そう思うと、差別がないとは言えないけど、弱者が迫害されたり、直接的に危害を加えられたりせずに済む現代は、確かに幸せだと思います。
特に驚いたのは、捨て子は野犬に食われるのが当たり前であったということ。
悪評高い生類憐みの令だが、その中には捨て子を禁じる命令もあり、その点では画期的だった。お上が厳しく禁じるまで、捨て子はありふれた必要悪だったのだということ。
少しずつだが確かに、日本人は社会をよいものにしてきました。同時に、ほんの少しずつしかよくなっていません。古典の描いた社会と現代の差異を考えるのは、日本人の現実と希望を見据えることだと思います。


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