映画「女たちの都」
![]() ![]() 不妊に悩む夫婦が養子をもらったとき、すんなり「かわいい子やね」と受け入れる地域のコミュニティは理想的でした。生んだ子でも、もらった子でも、夫婦が我が子というなら、その子は夫婦の子であり地域の子だという割り切りのすばらしさ。 医者が本人以外の家族に診察結果をどんどんしゃべってしまうシーンは、「そんなのあり?」と思ったけど。父親が50歳では、赤ン坊の養子をもらうのが難しいという現実は踏まえています。 しかし不妊診断を受けるか受けないか、養子をもらうかもらわないか、それをみんな妻が責任を負って、夫は容認するだけって、不甲斐ないですね。この男。 この映画は地域再興を目指した女たちの物語。不妊夫婦が主人公ではありません。不妊夫婦は群像劇の一翼です。 |
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