霜月晦日のクレマチス |
2013/11/30(Sat)
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キウイの収穫をしていて、カクパーがまだ咲いているのに気付きました。本来赤紫の花なのですが、花色がほとんど風に溶けてしまって、夢うつつの風情です。 ピンクの花はマトカ・シェドリスカ。22日に咲きかけていた花の今日の様子。これで咲いたと言えるのなら、やっぱりこれが最後の花。 明日から師走。霜月晦日のクレマチスです。 スポンサーサイト
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ようこそ授賞式の夕べに /大崎梢 |
2013/11/30(Sat)
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冬虫夏草/梨木香歩 |
2013/11/29(Fri)
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なんだか散文詩を読んでいるような気がしてくる文体。 図書館で借りて読んだけど、これは。買おうかな。 龍や天狗や河童にムジナ、はてはイワナまで、人に混じって暮らしている世界。これはまるで、波津彬子さんにまんが化を頼みに行きたくなるような・・・・。 |
ことばはいらない/ジョンソン祥子 |
2013/11/28(Thu)
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マルくん(柴犬)と一茶君(2歳の男の子)の写真集。 マルくんと一茶君のどちらがかわいいか決めるのはとても難しいですが、どっちがりりしいかは明らかです。 もしかして、どっちも、お互いを兄弟と思っているんじゃないかな。マルくんが兄ちゃんで一茶くんが弟。 本当に同胞(はらから)って感じです。 |
女性の曲線美はなぜ生まれたか/D.P.バラシュ |
2013/11/27(Wed)
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サブタイトルを読まずに借りてきた私が悪かった。 曲線美がいつから美となったのか、どうしてボンキュッボンが美とされたのか、そんな話が読みたかったのに、「なぜ月経があるのだろう」なんて謎を進化論的に考える本でした。それで、結局結論は出ない。説を立てて検証すること自体を楽しもうという本でした。 「なぜ月経があるのだろう」の検証だけでもうおなかいっぱいでした。 |
背表紙は歌う/大崎梢 |
2013/11/26(Tue)
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既読だったのに気付くのに100ページくらいかかっちゃった。 でも残りも全部読んだ。面白かった。 最後の書き下ろし部分、心の機微のない純粋な言葉遊びクイズはつまらないな。 |
僕はガンと共に生きるために医者になった/稲月明 |
2013/11/26(Tue)
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稲月明さんは医者でした。自分の勤務先で肺がんの診断を受け、医師の目と患者の目の両方で見た闘病記を書かれました。 読んでみたら、主張の仕方は違うけれど、稲月医師も近藤誠医師も進行性がんに対しては同じことを言っている気がします。すなわち「根治を目指す闘いはしないでおけ」と。痛みを除いてQOLを上げたり、進行を遅らせて少しでも長く家族といられるようにしたりすることをこそ目指そうと。昭和天皇の最後の闘病に対する意見もほぼ同じ。 医師並みの知識があれば稲月医師のように治療を選べるけれど、一般の人が治療方針を選択するのは難しそうです。 |
写真集「書店男子」 |
2013/11/25(Mon)
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この本の副署名「全国のイケメン書店員の写真&書店員についてのコミックエッセイ」はウソだと思います。コミック部分は挿絵程度しかありません。私の期待の星、久世番子さんはたった1ページしか描いてないし。 アスリートさながらだった佐川男子に比べ、書店男子はどーも線が細そうな人が多く選ばれています。 「肉体労働と頭脳労働の融合」が書店員ならではの見どころ見せどころだと思うんですが、知性も筋肉もよくわからない。インタビューではもっと本人の好きな本について語らせて欲しかった・・・・。 |
わが家の母はビョーキです 2/中村ユキ |
2013/11/23(Sat)
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(人格高潔イケメンお金持ちという意味ではなく、そこんちにぴったりという意味で)理想的なお婿さんがやって来て、統合失調症のお母さんは義理の息子と同居することになりました。 ビョーキの母と暮らすのに、やっといいペースをつかんできた娘でしたが、母親のビョーキのことを夫に話せぬまま、自分一人で何とかしようとキリキリ舞いに・・・・。 結局一家は協力して、一家のペースを作ることが出来るのですが、家族は困難を分かち合うもの(=迷惑をかけあうもの)という認識に光明があるような気がします。 介護福祉士は「こころとからだのしくみ」を300時間の講義と演習で勉強しています。机上の勉強を現実に応用できるタケさんの機転は褒められてもいいですが、「(家族が)教えていないのに」という感慨を余分でしょう。ここは「さすが」と褒めるべきです。 |
勤労感謝の日イブのクレマチス |
2013/11/22(Fri)
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![]() ![]() ただし、最後のつぼみは花になれないかも。→ 17日に写真を撮った後、開き具合がほとんど変わっていません。 |
竹宮惠子先生学長に |
2013/11/22(Fri)
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![]() ![]() マンガ学部の学部長まではわかるけど、学長はすごい。どんな大学なんだここ、とHPを調べてしまいました。 なるほどここなら「マンガなんか」とバカにされることはないでしょう。がんばれ次期学長。 |
誰も戦争を教えてくれなかった/古市憲寿 |
2013/11/20(Wed)
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「誰も戦争を教えて『くれなかった』」とはまた、社会学者としてなんたるあまちゃん。教えてもらおうとしないで自分で調べなさいよ!と思って読み始めたけど、書名を考えたのは上野千鶴子先生だし、中身は自分で現地に飛んで調べてきて書いていました。 タイトルはただの惹句だったんですね。 各地の戦争博物館または平和記念館で、誰も戦争を語らなかったのではなく、あまりにも多くの言説があって最大公約数がなにかを、国としての立場はどれかを、しぼりきれない日本なんだなとよくわかりました。つまり、教えようがない戦争だった・・・・・。 なにを学びとり、何を記憶するのか。また何を認識せずに済ませ、何を忘れ去るのか。戦後は我々が作る、または我々が戦後を終わらせるしかないのかと思います。 |
映画「清須会議」 |
2013/11/17(Sun)
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![]() 織田家の跡目を決する会議が清須会議。「この評定(ひょうじょう)は戦じゃ」そんな科白で始まります。 この戦に勝つのは誰か、歴史教科書は教えてくれますが、本当はみんな勝者でみんな敗者だったんですね。評定では対立する意見を言われても、生涯忘れぬ友である、丹羽と柴田。評定で負けて、恋で秀吉に勝利する柴田。前夫と息子の敵である秀吉を滅することが出来ず、我が身でできる最大の仕返しをするお市。夫は殺されたけれど、我が子を後継ぎにできた松。 いや、まあ、みなさん、悲喜こもごも。 あ、敗者の自覚がある人が一人だけいました。織田家が既に滅びていると思う織田三十郎です。 一人の例外を除いて、人はみな、勝者であり敗者である。勝ち負けなんて表層の、または暫定のものでしかないというのが、この評定の結論だと思います。 |
皇帝と将軍 |
2013/11/16(Sat)
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暗きにいでて暗きに入りぬ |
2013/11/15(Fri)
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![]() 暗きより暗き道にぞ入りぬべき遥かに照らせ山の端の月 和泉式部 日の目を忘れてしまいそうで、せめてお月さん、よく照らしてくださいよ、と月を恃みたくなるのです。 |
夜道のふっかちゃん |
2013/11/14(Thu)
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スルーする技術/トキオ・ナレッジ |
2013/11/13(Wed)
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自分がいかに沸点が低く、打たれ弱いかよくわかりました。 他の人にとってはどうかわからないけど、「受け流す」ことが下手な私にはすごーくためになる本でした。 心に刺さることや心を波立たせることの中には、真剣に怒るべきことと、意に介さない方がいいことがある。確かに。 そこのところの見極めと、意に介さないための撤退法は覚えておいた方がいいですね、私。 |
ガンコロリン/海堂尊 |
2013/11/12(Tue)
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気軽に読める短編集。 表題作もいいですが、「健康増進モデル事業」が一番好きです。健康になるためなら死んでもいいというオチかと思ったらさにあらず。権力は正しく使えれば、すごくいいものだと思います。 そして医療は金で買うものになり、貧乏人は医療占いしか買えなくなった未来の日本が舞台の「ランクA病院の愉悦」。これまた予想外の展開。国民が自分の首をしめるような選択をするとこうなるという愚がブラックなユーモアで語られます。 空飛ぶICUの話を書きたかっただけでは?のお話も、空飛ぶICUを知らなかったので楽しく読めました。 ごちそうさま、の気分で読了です。 |
朱に交われば |
2013/11/11(Mon)
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![]() ![]() 結局、私が深谷駅頭PRで課長さん(?)から束でもらってきた「投票おねぎしますカード」は夫が自分の職場と通院先の整骨院で配って来たのでした。 ![]() ![]() 「さあコ―ヒーでも飲もうかな。てちてちてち・・・」とソファから台所に立って行きました。 私の留守にみんな大好き!ふっかちゃん [DVD]を見ていたのがバレバレです。 ねぎにかぶりつくふっかちゃんマスコットは、ふっかちゃんの『ふかや日和』 (ゆるBOOKS)とみんな大好き!ふっかちゃん [DVD]を買った店のお兄さんが「DVDの入荷が遅くてすみませんでした。クレーンゲームでゲットしたものですが、どうぞ」と言ってくれました。 |
熟年婚/黒川祥子 |
2013/11/10(Sun)
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いいんだけど、いい本なんだけど、これを読んでいるところを人に見られるとつらい。アラフィフ以上の人が読んでると、「あら、あの人婚活中?」と目されそうで。 そんな危険を冒しても、読む価値のある本でした。老いに差し掛かろうとする男女に読んでほしいです。年をとるのは素敵なことです。そうじゃないですか?と歌いたくなります。読んでよかった。 若い人にも読んでほしいけど、すでに若くない人にしか、本当のところは分からないかもしれないなあ・・・・。 |
心に小菊が咲いたような |
2013/11/09(Sat)
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今年最後の早咲き大輪系 |
2013/11/09(Sat)
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