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かなたの子/角田光代
2012 / 11 / 14 ( Wed ) 22:33:35
ちょっと怖い話を集めた短編集。
今現在自分を脅かす敵がいるのも恐いでしょうが、自分の記憶に脅かされるのは格別の恐さです。
忘れられない「昔恐いことがあった」記憶も嫌ですが、自分の記憶が変容しているかもしれない、何が真実だったのか、自分の記憶を信じられないというのが一番怖いです。


老女の話が一篇ありましたが、誰もみな(長生きすれば)、こんなふうに記憶と現実の境があいまいになって行くのかと恐くなりました。が、だからこそ記憶と現実を融合させて救われることもあって物語が成立するのですが。

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テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌


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