11月は・・・ |
2012/10/31(Wed)
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感染宣告/石井光太 |
2012/10/31(Wed)
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HIVはもう致死の病ではなくなったのに、なぜこうまで人に恐れられるのか。 それは感染症だから。性感染症だから。 職業に貴賤がないように病気にだって貴賤はないはず。 「はず」が「はず」じゃなくなるまでの道のりはまだ長いと感じます。 血友病の薬害でHAVウイルスに感染した人が婚約者の親の結婚を猛反対されたのは、不運で病気になったのだとしても、それが致死的な病気でないにしても、「障害者年金で暮らしている男に娘はやれん」という理由でした。 薬があれば生きられるけれど、飲み続けなければ生きられない。治療なしに生きられない病気の大変さつきつけるエピソードでした。 愛する娘に「しなくても済む苦労をさせたくない」と願う心を、親のエゴとは言い切れないところに難しさがあります。 |
わたしは働く うつ ウーマン/安部結貴 |
2012/10/30(Tue)
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クレマチス最終花シリーズ |
2012/10/30(Tue)
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![]() ![]() さー明るい写真とるぞ!と思ったんだけど、天気イマイチ。 左は昨日紹介した柿生。右は10/23に紹介したシロマンエ。 シロマンエは3mくらい伸びたつるが下から半分ほど咲き上がったところで立ち枯れしまして、これはもう一本の短い枝に咲いた最後の一花です。 ![]() ![]() ![]() 今年も御苦労さまと言って見送りたいです。 ![]() ![]() ![]() 右はおまけ。(ヒデさんの記事を見てから探してみた)フェアリー・ブルーの来年の花芽です。 |
ノープロブレム |
2012/10/30(Tue)
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![]() 小道具の本は先日のままでした。私がゲネプロ後「大富豪が図書館で借りた本で仕事をしているのは貧乏くさくないか?」と意見したのは、冗談とみなされたようです。 今度こそ元司書の僻みは見当違いであったと悟りました。 本は本でさえあればよかったんです。 ![]() ウォーバックさんがどんな本を持っているかに興味を持つ人なんていないんです。書痴以外には。 かくなる上は書痴として、ウォーバックさんに「昭和万葉集」全20巻(講談社1979 年刊)をお勧めしたいです。全冊天金ですから。 |
柿生最終花 |
2012/10/29(Mon)
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![]() 写真は出勤直前に取りました。車で駅まで送ってもらえる日の乗車直前でこれだから、そろそろ朝写真をとるのはあきらめる頃あいです。今残っている蕾たちが私の休みの日に咲いてくれるといいのですが。 |
だれが産むか/橋口いくよ |
2012/10/29(Mon)
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子どもを産むことを巡って、さまざまなスタンスを持つ女たちが交錯します。 子どもを産むとスタイル(体のライン)が崩れるから、子どもを生みたくないという登場人物いました。これを言った女性は世人の顰蹙を買い、ブログが炎上、仕事も干されてしまいました。 人には間違える権利も、別の意見を持つ人から見れば愚かでいる権利もあると思います。他の人に○○しろと言ったならまだしも、自分はこうしたいという表明をして社会的制裁を受けるなんて、嫌な世界だと思いました。 本当は夫の方が子どもが欲しくて仕方がないのに、妻に協力するという口実がなければ不妊治療を始められなかった夫婦の話もありました。不妊で妻以上に苦悩する夫の例をあまり見ないので新鮮でした。 不倫する女性には共感したり反発したりしながら読みましたが、不倫する男には、呆れること大でした。 |
おやじダイエット部の奇跡/桐山秀樹 |
2012/10/28(Sun)
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読みものとしては面白いけど・・・。 いいなあ自分もやってみようかなと思い始めたあたりで、女性には効果が出づらいと書いてあってがっかり。糖質ダイエットが特に男性に向いているなら、そのわけを早い時点で書いてほしいと思いました。 ここに出て来る太ったおじさんたちは、クラブ活動をホテルでやっちゃうような、可処分所得が高い人たち。やっぱりダイエット本というより、縁のない社会を覗く読みものでした。 糖質制限って不健康なダイエット方じゃないんですか?と保健師さんに聞いたら、「あれは糖尿病患者向けよ。あなたはそんな極端なことをする必要ないわ」といわれました。 |
出版屋(ほんや)の考え休むににたり/福元満治 |
2012/10/27(Sat)
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石風社 発売日:2012-07 地方の出版社が元気なのってうれしいじゃないですか。 ペシャワールの会とこの出版社の関係を知りたくて読んだけど、九州所縁の本の書評(西日本新聞初出)もおもしろかったです。 |
ひしめいて咲くマトカ・シェドリスカ |
2012/10/27(Sat)
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女性のいない世界/マーラ・ヴィステンドール |
2012/10/26(Fri)
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前半はどうして男が増え、女が減ってきたのか、中国・インド・韓国などの事情を読み解いて行きます。 そして後半男女比バランスが崩れたゆえに何が起きたか、これからますます女性の少ない状態が続いたらどうなるかが書かれています。 女性が少なければ、女性がモテテ大事にされるのかと思っていました。ところが・・・・。 女性の地位が低いまま、女性の価値が上がったところで、その対価は女性の周りの男性、親や兄に流れるだけでした。 貧しい国から富める国に嫁に行った娘が里帰りしても、親は娘が婿に大事にされているかどうかを気にしたりしない。気にするのは婿がどれだけの金を嫁の実家に持ってくるかだけ。 売るために育てられる貧民層の娘でなくても、誘拐や拉致の危険がつきまとうのが「女性のいない世界」。 お腹の子が女の子だからと中絶するのは女性、男の子を生めと強制する姑も女性、高いお金を出して買った息子の嫁が逃げ出さないようにと見張るのも、女性。 女子教育を行きわたらせ、女子の経済的自立を可能ならしめない限り、女が女を貶める連鎖は止まない・・・・。 |
自分のセンスが憎い |
2012/10/26(Fri)
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古典の範囲 |
2012/10/25(Thu)
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歌に私は泣くだらう/永田和宏 |
2012/10/25(Thu)
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「家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日」を読んでいたので、既知の部分もあったけれど、薬害に正気を失った妻と夫、母と子の相克はここで初めて明かされるものでした。 自分も夫も子もみな歌人。夫と子どもは歌に仕事に邁進するのに、自分だけが術後の不調に耐え、再発の不安におびえる日々。だとしたら、「おいてけぼり」恐怖はどんなにつらいものだったかと思います。 表現者ならばこそ、死を前にした不安も詠まねばならず、作品が残ればこそ、その作品を読むごとに詠われた時点に呼び返されて泣かねばならない。 表現者ならばこそ、かつては伝わらなかった思いが詠われた作品によって伝わることもある。 魂の交歓に時差がある夫婦。歌詠み同士の夫婦ならではの回顧録。 泣けました。 |
目と鼻の先 |
2012/10/24(Wed)
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![]() 国語の長文読解は芥川龍之介の「羅生門」から出題されたそうですが、 「芥川龍之介が日本の古典を下敷きにして書いた短編小説の名を、『羅生門』以外に一つあげなさい」 という設問があったそうです。 先生が 「ああ、惜しかった。本当に惜しかった。限りなく近くまで行っていたのに」 と笑いながら紹介した誤答例は、 ・・・・『耳』。 |
死刑囚弁護人/デイヴィッド・ダウ |
2012/10/24(Wed)
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(もともと死刑に値するような罪人はいないから)警察・検事・弁護人・判事・陪審員に、真実を知ろうとする意思と怠慢を憎む心があれば死刑はありえない」という信念のもと、他者の怠慢と戦う弁護士。他者の見落としを責めるのではなく、新たな視野、新たな視角を示すことで闘うところがカッコイイ。 でも、成功率は低いらしい。報われないことが多いけれど、できることをしつくさなくてはいられないんですね。誰にも敬意を払われない命があってはならないから。 死刑囚弁護人は何度現実に裏切られても「希望を捨てない」という勇気が必要な職業です。自分がを簡単にあきらめようとしている多くのことについて、本当はもっと努力するべきことがないか、立ち止まって考えたくなる本でした。 自分は死刑制度はあった方がいいと思いますが、
という意見には、誠にもっともだと思います。 |
ハーモニーらしいハーモニー |
2012/10/24(Wed)
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![]() ![]() これがいっぱい咲いたら、さぞ華やかなことでしょう。ついつい来年の皮算用をしてしまいます。 右はジェニー。朝日は上がっているんだけど、直接陽が射していないと暗いですね・・・・。 |
サエズリ図書館のワルツさん /紅玉いづき |
2012/10/23(Tue)
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デビュー作「ミミズクと夜の王 (電撃文庫)」がとってもよかったし、図書館が舞台では読まないわけにはいきません。 でもこれ、未来の話で、そこでは出版点数がものすごく少なくなっていて、紙の本は1冊がサラリーマンの平均月収を越える値段。つまり嗜好品です。 ほとんどの人が端末でテキストを読み、本は金持ちの贅沢と認識している。 物語の静かな進行はリアリティが感じられません。 本に飢えた市民がアクションを起こさないなんて信じられないから。少なくとも今自分のブクログを持っている人が「新しい本を、今読むための新しい本を」とシュプレヒコールを上げることでしょう。 |
朝のジェニー、光と影 |
2012/10/22(Mon)
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天高く |
2012/10/22(Mon)
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リクエストをためらう本 |
2012/10/21(Sun)
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飛鳥新社 発売日:2012-08-11 読みたいけど、図書館にリクエストはしづらい本。 だって一企業の宣伝になる、公共性の低い本だから。 私は県内図書館の横断検索をして、「県内にある」ことがわかってからリクエストしました。 もともと、新刊本は刊行後3カ月は他館貸出しないので、他館にあるのがわかっても手に入るのは早くて11月。 待つことは最上の前菜です。 |
手話が映える服 |
2012/10/21(Sun)
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ジェニー三番花が咲きました |
2012/10/21(Sun)
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![]() ![]() ![]() ![]() 1枚目と2枚目はジェニー。同じ花の正面顔と横裏顔。 後の2枚はビオラ。散りかけた花が多い中で、朝の順光と逆光で撮った2輪の花です。 ![]() ![]() ![]() いささかさびしい花盛りです。 |
ヒオラが散ってジェニーが咲き出す |
2012/10/20(Sat)
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