大奥 7/よしながふみ |
2012/09/30(Sun)
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人品卑しからぬ江島が、その清明さゆえに陥れられる巻で、読んでいてつらい。しかしこの謀略が名君家宣の正室天英院(國熙)が加納久通と組んで家宣の遺志を継ぐためであったというのがまた・・・・。 吉宗登場の意味はいや重く、江島の犠牲の上に成り立つ将軍吉宗が、単純なヒーロー(ヒロイン?)ではいられなくなります。 自分の努力(辛抱を含む)で運命を切り開いてきた吉宗が、努力でどうにもならないお福(世継ぎの娘)を巡って苦労するだろう次巻、目が離せません!! スポンサーサイト
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ブルー・エンジェル三番花と弟の野望 |
2012/09/30(Sun)
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サーロモン三番花と咲き初めしクレマチス |
2012/09/29(Sat)
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地元図書館の憂鬱 2 |
2012/09/29(Sat)
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雪と珊瑚と/梨木香歩 |
2012/09/27(Thu)
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読み終って本を閉じるとき、「おはなしおもしろかったねえ しあわせねえ」、と言いたくなる本。 本当はそんなに単純な{おはなし}ではなく、施しとプライド、ネグレクトした母が子に与える信頼、好意と悪意、相性、虚飾、信仰に翻弄されたり取り組んだりしながら主人公は生きて行きます。でも、それらすべてをひっくるめて「おはなしおもしろかったねえ しあわせねえ」という読後感になるんです。 アパートの隣人が助産師だったり、子どもを預けた(私設無認可保育)相手が西の魔女並みに出来た人だったり、人との出会いについて破格の恵まれ方をしていますが、それで物語の厚みを増すならいいじゃないですか。魅力的な人と出会わない主人公なんか誰も好きにならないよ(笑) |
ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論/小林よしのり |
2012/09/26(Wed)
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この本を読んで「万歳」と「降参」の手の向きの違いを知りました。 まんがだけど情報量はものすごいので、定価1500円は妥当ですね。 |
クレマチス 雨上がりの観察日記 20120924 |
2012/09/25(Tue)
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神様がくれたHIV / 北山翔子 |
2012/09/25(Tue)
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HIV患者が日本では増え続けており、普通に暮らしている身内や知人の中にいてもおかしくないんだと知りました。 「薬害のHIVは保護に値するけど、性的接触による感染は自己責任」という意見の乱暴さも伝わって来ます。 HIV(エイズ)について最近(といっても2年前だけど)の情報が載っているので、ここ10年の動向をチェックしていなかった自分は、いろいろなことが分かってよかったです。 「血液製剤でHIV感染した人は気の毒だけど、性交渉で感染した人は自己責任でしょう」という意見は、交通事故なら病休を認めるけれど、スポーツで怪我をした時はただの欠勤だというようなものかなと思います。 |
結婚つれづれ日記/ふじわらかずえ |
2012/09/24(Mon)
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我ながら、どうしてこうユルイ本を借りてきてしまうのか。毒にも薬にもなりません。 読んでいる間はゆるゆるしたケ・セラ・セラ感で満たされます。 が、血液型で人を括るのは止めてほしいものです。げっそりしちゃう。 |
なけなし紅茶 |
2012/09/24(Mon)
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![]() なけなし紅茶、なけなし麦茶、なけなし緑茶・・・・。 確かに激安 のお弁当屋さんだけど、お茶の名前にわざわざ「なけなし」はないでしょう?! そばに寄ってよく見たら「もてなし紅茶」でした。 確かに。なけなしじゃ売れないよね。ε-(´・`) |
クレマチス 雨昼の品定め |
2012/09/23(Sun)
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![]() ![]() 本日雨の日曜日。利根川上流でもしのつく雨が降っているといいのですが。 傘をさして写真を撮ったら、園芸活動はすることが尽き、あとはクレマチス「雨昼の品定め」でもする他ありません。 ![]() 基本的にまっすぐ上に伸びるので、伸び方が予想でき、誘引計画も(短期なら)立てられます。 ![]() 一筋縄で行かないのがジャックマニー系とビチセラ系です。 ジャックマニー・アルバ(ジャックマニー系)やエンテル(ビチセラ系)は比較的まっすぐに茎が伸びるので、枝同士を絡ませないよう誘引できますが、ビオラ(ジャックマニー系)やロマンチカ(ビチセラ系)は伸びる方向がぐにゃぐにゃなので、1日見ないともうあらぬところをつかんでいたりわが身に絡んでいたりします。 ![]() 私が最も育てづらいと感じているのは、ビチセラ系でたまにジャックマニー系に分類される混血、ロマンチカ。(右写真) すぐに自分に絡み、ほどこうとすると葉っぱがちぎれる。まさに自傷系。そして病気がち(普段はウドンコ病、現在は葉っぱが腐る病気)です。 ![]() ただ、誘引以外の問題、立ち枯れと芯止まりがあります。左写真はシロマンエの挿木後3年目株ですが、「立ち枯れ後の復活そして芯止まり」の図です。 ![]() 花がどっちを向いていても鑑賞に耐える ので、上から見ても下から見ても横から見てもOK。誘引に失敗なし。 つるが混み過ぎないようにだけ注意して、いよいよ込み過ぎちゃったら透かし剪定すればいいんです。 花が小さすぎないから単独でも存在感があり、大き過ぎないから他のどんな花に合わせてもかわいい。プリンセス・ダイアナ、大本命!! ![]() ①失敗なしの「プリンセス・ダイアナ」 ②扱いやすい早咲き大輪系「柿生」 ③扱いやすい遅咲き大輪系「ラプソディ」 ④扱いやすい遅咲き小輪系「ベノサ・バイオレシア」 ⑤イチかバチかのフロリダ系「フォンド・メモリーズ」 左の写真はニオベ、③の次点です。 雨夜の品定めは光源氏や頭の中将たちが好き勝手に自分の好みの女性像を論評する章です。雨昼の品定めももちろん、主観的です。 |
配達あかずきん 成風堂書店事件メモ (1) / 久世番子 |
2012/09/23(Sun)
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ごめんね、番子ちゃん。多分2巻目以降は買わないわ。 成風堂書店事件メモは原作全部読んでいるし、原作読んだ後でコミカライズを読む趣味はないんだ。 なのになぜこの1巻を買ったかというと、「暴れん坊本屋さん」と「番線」で大活躍したハチさんたちが出演していたから!! ハチさん今回は正社員の木下杏子役。店長はそのまま店長役で出演。新書館の営業かーやまさんも、台詞は「木下さーん」の一言だけでしたが出ていましたね。おお、なつかしい。みんな元気そうでうれしいよ。 そしてギャグの時はすっぴんで今回はお化粧して出てきたくらいの違いがある「少女マンガ味」、堪能しました。ハチさん、「暴本」と「番線」ではエライ描かれようでしたが、接客はきっと木下杏子さんのように素晴らしかったのだろうと思います。 |
ぼくの住まい論/内田樹 |
2012/09/22(Sat)
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グローバル化して国単位で専門の職能を果たすという夢の危険さは、3・11でみんなが分かって来ていると思うのですが、この本の中にある、ありもので何とかする力への信望は、刮目して見るべきだと思います。 左官や瓦職人の技を生かし、家付き道場兼能舞台を作る話は読んでいてわくわくするし、設計者をどうやって選んだかのくだりなんて、小説みたいです。道場作りのドキュメント映画を撮れば良かったのにと惜しまれます。 |
赤とピンクのクレマチス |
2012/09/22(Sat)
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まさかジープで来るとは/せきしろ 又吉直樹 |
2012/09/21(Fri)
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自由律俳句の旗手。 というか、他に現代自由律俳句の作者をしらない。 著者の本業がなんであれ、自由律俳句を作って見せてくれることが肝要と思う。 長くなりますが 松岡正剛の千夜千冊 第六百二十七夜【0627】2002年09月27日から引用します。
正剛さんが「まさかジープで来るとは」を読んだらどんな書評が生まれるだろう?読んでみたい!と思いますが、多分、読まないでしょうね・・・・。 |
ルーテル二番花 |
2012/09/21(Fri)
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![]() ![]() ・・・・と思ったら、ミス東京は四番花でした。毎回花数は多くないけど、回数で勝負? ルーテルは柿生の半分くらいの大きさの花です。 ![]() ![]() ![]() 明日はプリバルチカ二番花が咲きそうです。 |
ジャケ買い |
2012/09/20(Thu)
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ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ/玖保キリコ |
2012/09/20(Thu)
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7/27発売の本。 もうちょっと早く出してくれればロンドンオリンピックを見ながら蘊蓄を披露できたのにと残念です。 漢字変換がない英語でも、携帯メールのときは4U(for you)とかUR(you are)という略語が使われるという話が可笑しかった。少しでも楽をしたいのは、いずこも同じなんですね。 |
いろいろあるさ 生きてっからね/奥野敦士 |
2012/09/19(Wed)
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アフォリズムっていうか箴言集っていうか、ツイート集。 1つぶやきずつ活字体を変えていて、ときどき手書き文字が入ります。 この手書き文字がなかなかステキなのだけれど、誰が書いた字なのか、私が見た限り、載っていませんでした。 著者本人は四肢麻痺のため、携帯のボタンを押すのも器具の力を借りている様子が口絵写真にありました。でも書き文字のページには「あつし」という落款があるのです。 これは落款でなく花押なのかしら。だとしても右筆役の名前をクレジットすべきだと思います。 |
ニオベ二番花開花 |
2012/09/19(Wed)
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お友だちからお願いします/三浦しをん |
2012/09/18(Tue)
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久しぶりのエッセイ集で、楽しみだったらありゃしない。 これまでのエッセイに比べて(よそゆき仕様・自社比)とのことだが、公共性の高い媒体(全国紙など)に発表した文章を編んだせいだな。 私は普段着仕様の方が希望だが、さすがミウラシヲン、各所で地金をだしたり馬脚をあらわしたりしてくれて、普段着が好きな人にもサービスしてくれている。 電車が降車駅に着いたときや、昼休みが終わるとき、読書途中の本を閉じるわけだが、そのたびに「ああ、ここまで読んでしまった。残りが少なくなって残念なことよ」と嘆息させられるエッセイ集。 |