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罪悪/フェルディナント・フォン・シーラッハ
2012/07/31(Tue)
ちょっと魔がさしたり、ちょっと間が悪かったり、そんなことのせいで思いがけない結末を迎える物語が15編。
冒頭の物語が凄絶で後味が悪く、読み進める目が竦みそうになりました。後味が悪くても、作品としては是非読んでほしいものなので、冒頭作は最後に読むことをお勧めします。


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災害ユートピア/レベッカ・ソルニット
2012/07/30(Mon)
東日本大震災の前(2010年12月)にこの本は発売されていました。
そしてはからずも、発売3カ月後の大震災に、本の内容を試されることになりました。
歴史による検証に耐えた1冊。著者が、東日本大震災に触れた新刊を出してくれるなら、すぐに読みたいと思います。
http://diamond.jp/articles/-/12839

500人の避難民に対し100枚の毛布しかなかった時、不平等になるからと1枚も配らないのと、とりあえず100枚を端から配るのとどちらがいいか?
毛布を争って殺人や暴動が起きるなら配らない方がいいし、5人で1枚を使うとか、より弱いもの(体温調節力に乏しい幼児や年寄り)に毛布を譲るとかして助け合えるなら後者の方がいい。
どちらがいいか、答えはもう出ています。東日本が経験した過酷な試練が残したものを忘れず、いつでも100枚の毛布を共有できる民でありたいと思います。

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時ならぬ?強剪定作業中
2012/07/29(Sun)
ベティコーニング20120729今3輪以上咲いているクレマチスはベティ・コーニングとレディバード・ジョンソン。穂高もですが、穂高はつるがあっちやこっちに伸びていて、3輪がそれぞれ別のオベリスクに咲いています。逸れ(はぐれ)咲きですね。
ニオベや柿生、白馬には枯葉が目立ち、プリバルチカは葉っぱの色が全体に薄くなったような気がします。

穂高20120729葉が枯れてくるってことは現在の葉っぱが今はいらないってこと? これはもしかして大輪系の剪定時??
この猛暑で大きな体を維持するのは大変なこと。コンパクトにして気候が良くなってから伸びてもらえば、いいのでは???
と思い立ちまして、弱剪定や任意剪定の大輪系をバサバサ剪定しています。さてこの剪定時の読みは当たっているか、秋からの動きが楽しみ(でちょっと恐い)・・・・。


フェアリー・ブルー、白馬、プリバルチカ、ニオベは地上に3節ほど残して剪定。穂高、フラウミキコは地上50cmくらいで剪定。枝数の少ないジリアン・ブレイズとザ・ファーストレディは(枯らしたら大変!)、とりあえずつるの全長の半分の長さにして様子をみようと思います。
しかし暑くて、あまりにも暑くて、15分作業しては45分部屋に戻って涼んでいます。

暑中お見舞い申し上げます。


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氷ランチ
2012/07/29(Sun)
穂高20120726ドン・イタ○アーノという店で、冷製ジュノベーゼを頼みました。お皿の上にお皿が載って出てきたのですが、内側のお皿(料理に接している方)は氷でできていました。厚さ2cmもありそうな氷の器!

ランチセットなので、ジュノベーゼにサラダバーフリードリンクとピザ食べ放題がついて1280円。たまの贅沢の、高級ディナーコースの話ではないのです。

穂高20120727氷製のお皿は十分に厚いので、一食食べ終わってもほとんど形の変化がありません。最後の頃は氷の器の中でジュノベーゼが冷えに冷え、味が良くわからなくなるくらいでした。

ありふれたランチにこの氷の使用量。
製氷にどれだけの電力が使われているかと思うと、勿体なくて罰が当たりそうです・・・・。




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遠雷
2012/07/28(Sat)
ウィルグッドウィン20120722かはたれに蜩聞こえ鳴る前の目覚ましベルの設定解除

夜明け前のかなかなかなに耳澄まし声の湧く方確かめてみる

原発の周りにも蝉鳴くだろか怨嗟も込めず鳴くだろか

ここまでの暑さを知らずに死んだ祖父孫は長じて暑き日を生く

遠雷の向こうから夫帰り来る雨上がりの道選んで帰れ




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サーロモン二番花 ~クレマチス夏の花~
2012/07/28(Sat)
サーロモン20120726フラウミキコ20120727晴山20120726 (2)ミス東京20120728

上段左から、サーロモン二番花、フラウミキコ、晴山、ミス東京三番花。
真夏の花は花首が短くなりがちで、結果としてこのようなギュギュッと双子状態のお花が良く見られます。

エルサスパス20120726ブルーエンジェル20120727エルサスパス多分三番花は、花びらの一部に緑が残っています。夏特有のことではありませんが「緑さす」ところに、少しでも葉っぱを増やして生き抜こうという植物の意思を感じます。

最後はブルーエンジェル。
これが本来の花なのでしょう。透明感のある、涼しげな花です。




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まんかいのさくらがみれてうれしいな /黛まどか編
2012/07/27(Fri)
『まんかいのさくらがみれてうれしいな』

ら抜き言葉を定型詩に使うなんて、普段だったら「許せない」ことなのですが、避難所暮らしの子どもが作った俳句と来ては、許すも許さないもないです。この子のために、「うれしいな」という言葉が出てきたことを祝福したいと思います。

『避難所へ抜ける近道花万朶』

という大人の作品もあります。大人になるというのはこういうことかと思います。身の内の海を傾けて、泣きたくなるような一句です。


震災から1か月、自分は本が読めませんでした。「本なんか何になる?」という思いでした。
避難所で本をむさぼり読む人がおり、句会を楽しみにする人がいたということにこちらが励まされる思いです。
私たちは人の表現に共感し、自らも表現し、別の誰かから共感され、言葉を持った、言葉で連鎖する生き物だったのです。

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生き残ってました。/ひが栞
2012/07/26(Thu)
絵も文章も特に優れているとは思いません(失礼!)が、普通の主婦である普通のまんが家の記録だから、それこそが貴重。
普通の主婦が、まさしく想定外の事態の中で、考えたことと当時は考えつけなかったことを、まんがと文章で記録し、表現した本。
心の痛みを抱えながらこれを描いた人も偉かったけど、出版という形に持って行った人も偉かった。なるべく多角的に震災を記録し、風化させないことが大事。この本は(デフォルメされたまんがであってもなお)生々しい記録だから、正直な心を描いた本だから、きっと誰かの心に残るだろうと思います。
 


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共通点
2012/07/25(Wed)
フルディーン20120627息子は勉強「するときはする」のですが、あまりにも「するとき」がまれなので困っています。

息子は集中力はあるんだが切り替えが下手すぎるというのが、両親(われわれ夫婦)の統一見解です。が、夫は「自分と違って」切り替えが下手な息子にいらつき、私は「自分と同じかそれ以上に」切り替えが下手な息子にいらついています。 

自分の血統だからしょうがないや、と思えれば楽なんですが、どうしても『同じ轍を踏んでくれるな』と願っちゃうんですね・・・・。




写真は6/27。フルディーンの下にリスがいます。
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おっぱいをつくる! 乳がん転じて美乳になる方法/田中ひろみ
2012/07/24(Tue)
乳がん手術にともなって乳房再建術に悩む話が文章とまんがで綴られます。
まんがは文章を要約しているだけなので、文章を読んだらもう読み飛ばしていいですし、忙しい人はまんがだけ読めば文章必要なし。文章とマンガが対訳で描かれている感じです。文章を直訳しただけって感じ? これをまんがで描く意味あるのだろうかと思います。
いろいろ有益な情報がつまっており、当事者に必要なことを丹念に語ってくれているいい本ですが、電車の中では読みづらい装丁です。もうちょっと女性が手に取りやすい絵にして欲しかったと思います。


さて内容ですが、術後のだんなさんの想像力のなさにあきれました。
そして患者会の情報交換で、こんなだんなさんが少なくなくなかったという話にうすら寒さを感じます。
コミュニケーションの基本は伝えることで、何も言わなければ始まらないというのもわかりますが、手術直後の人に思い物をもたせてはいけないないなんて常識では??
著者が大バクハツしてやっと、退院=完治ではないと分かったようでよかったです。

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鉢植えブルー・エンジェル
2012/07/24(Tue)

やっと直径5cmを越える大きさの花が咲いた、ブルー・エンジェル鉢植え。
この株に関して言えば一番花です。
涼しげな佇まいだし、他の花は一時休止中だし、気をはいてほしいけれど、体力的に無理そう。
地植えに比べてずっと節間が短く、現在の身長はざっと1m。肥料不足かなあ?

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いのちの乳房/荒木経惟
2012/07/23(Mon)
モデルさんたちの、明るい表情に勝るものはありません。
この表情をもたらしたのが乳房再建なら、「からだ」と「自我」はなんと直通なものであることか。
新たに胸の出っ張りを作るのではなく、乳房を再建すること。その大事さを何よりも強く訴える本です。

以下、中城ふみ子の歌集『乳房喪失』の中の歌です。この時代(昭和20年代)にはハルステッド手術しかなかったのでしょう。

冷ややかにメスが葬りゆく乳房とほく愛執のこゑが嘲(わら)へり
枯れ花の花輪を編みて胸にかけむ乳房還らざるわれのために
葉桜の清く悲しむうつぶせのわれの背中はまだ無傷なり


医学の進歩が、多くの女性を救ってくれるよう、願ってやみません。


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ももこのまんねん日記 2011/さくらももこ
2012/07/23(Mon)
ほんとはこれ、日記であってエッセイじゃないんだよね。「そろそろエッセイを書きたいな」という文章を見て、あ、エッセイじゃなかったんだと思いだします。
ももこ日記の例にもれず、30分かからずに読了。
おいしいキュウリを食べて、「ああ、スズムシがキュウリを好きなわけがわかったよ」というあたり、ももこ節炸裂です。


山口ミルコさんが「さくらももこさんと飲んだ」という話を書いていたのでこの本を読んでみたけど、ミルコさんは出て来ませんでした。「ももこのまんねん日記 2011」に書いてある内容は2010年のことが多いから、ミルコさんの登場は「ももこのまんねん日記 2012」の方かも。
 
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高校生野球
2012/07/22(Sun)
カクパー20120722先日PTAの集まりで、私は野球部員のお母さんに、2回戦で見たことをるる語ってしましました。
相手は応援中は校歌を一度も演奏しなかったけど、こちらは打者が一巡するごとに校歌を歌った。試合途中のグラウンド整備で、相手方は晴れの舞台を楽しむようにのびのびとトンボかけをしていた。こちらは訓練された無駄のない動きでテキパキと素早く整備していた。
とかなんとかいろいろ。

ベティコーニング20120721聞いていたそのお母さんは
「よく見ていらっしゃいますねえ。でも、お母さんがこんなに野球が好きなのにお子さんは野球部に入ってくれなかったんですね」
と私をいたわるようにやさしく言うのです。
誤解です! 私は野球好きじゃありません。
高校野球の見どころは高校生であって、野球じゃないんです。
そう思いましたが口には出さず、あいまいに笑ってごまかしました。

サンセット20120722私は動体視力が悪くて、すぐボールを見失ってしまいます。大体、こんだけしゃべるうちに1回も戦術面の話が出ない私が野球好きなんて、ちゃんちゃらおかしい。 

でも、高校野球のすべてを愛している人に、それを言ってはおしまいです。普段は「だー、なんでここでエンドランをかけとかねえんだ?!」といきり立つ夫を、「そんなことは監督に任せておきなさい!!」と一喝していますが。内剛外柔政策です(*゚ー゚)>゛



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毛のない生活/山口ミルコ
2012/07/21(Sat)
乳がんの闘病記。
著者の名に見おぼえがある、さくらももこファンは読んでみよう。あの、ミルコさんです。 
最近話題のミシマ社刊。

ミルコさんの名もミシマ社も聞いたことがない人が読んだら、タイトルにだまされたような気がするかも。


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特急ベティ・コーニング二番花
2012/07/20(Fri)
ワルシャワニキ20120610ついこの間剪定したベティ・コーニングが咲き出しました。あんまり株の下部から咲き出したので、既にかなりの虫食い状態。気付かぬうちに散った形跡まであります。
梅雨明け頃から咲いていたのかも知れません。観察を抜かったわ・・・・(^o^;


マダムジュリアコレボン20120610<追記>
今朝、花かゴミかわからなかった鉢植えブルー・エンジェルの花。
帰って来てよくみたら、花でした。
地植えのブルー・エンジェルの花よりずっと小さくて、確かに、家の中から窓越しに見たのでは花とは分かりづらいほど。でも、この株の一番花です。

晴山20120520 (2)なんでこんな小さい花なんだろ。エトワールバイオレットとエンテルを直径30cmの大鉢に植えた時も、こんなふうに本来よりずっと小さい花でした。ブルー・エンジェルは2年生苗を5号深鉢に植えていて極小花。
鉢植えって難しいです。特に遅咲き系は。



(本日記事文章中の花と写真の花は無関係です)

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計画的?
2012/07/19(Thu)
フェアリーブルー20120711実は! 結婚記念日に結果的に画期的なプレゼントがありました。
それは物干し台の後退。
クレマチス花壇の草むしりをして立ちあがる度に物干し竿に頭をぶつけていたのですが、重い物干し台を長年の定位置から動かしてもらったため、花壇縁の真上に竿があるという状態が改善されたのです。

穂高20120711「嫌なんだよなあー、一度これをやると、際限なく花壇が浸食して来るんじゃないのかなあ」と夫は言っていました。が、「そんなことないよー」と答え、「多分ないんじゃないかな」と小さい声でつけ足し、『ま、ちょっと覚悟はしておいてもらってもいい』と心に思いました。


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3回戦敗退
2012/07/19(Thu)
マトカシェドリスカ20120506 (5)卓球部とサッカー部による応援の甲斐なく、野球部は負け、全校応援の出番はありませんでした。昨夜地区PTAの文化祭出店の打ち合わせがありましたが、みんなが挨拶がわりに甲子園の地区予選話。
3年の夏も、ベンチ入りすることが出来なかったA君は。応援部隊の大太鼓を任され、団長の横でバットではなく撥を振るって闘いました。家では吹奏楽部OGの姉がつきっきりで、スタンドでは吹奏楽部副顧問がつきっきりでA君専任の指揮(手拍子)をしていたのだとか。

ニオベ20120513 (2)慣れないかつ大人数の応援団の歌が、ブラスバンドの演奏に遅れっ放しで、応援用大太鼓はその間(はざま)で大いに苦労したのだそうです。
せめてもう一試合、太鼓を叩かせてやりたかったと、A君のお母さんは目頭を押さえていました。

スタンドに三年(みとせ)の夏の終りけり



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全校応援
2012/07/18(Wed)
ウィルグッドウィン20120715 (2)息子が甲子園地区予選の応援に行きました。今回は卓球部とサッカー部が応援に行く「番」なんだとか。
準決勝からは「全校応援」になるそうで、先日高校で全校応援の練習日があったそうです。
私はこの全校応援を見てみたい。吹奏楽の大会と日程が重なったときは吹奏楽部OBが来て演奏してくれるというから、全校応援以上の「内外全力応援」です。




写真は7/15のウィル・グッド・ウィン。
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宮古 浄土ヶ浜
2012/07/17(Tue)
三陸20120629 (1)東北旅行記最終回は、岩手県宮古市浄土ヶ浜。

変化に富んだ美しい海岸線を海から眺められる。「浄土ヶ浜周遊コース」は蛸ノ浜、ローソク岩、潮吹穴、姉ヶ崎、日出島をしっかり視野におさめて帰ってくる40分ほどの航路。

みやこ遊覧船乗船記です。

三陸20120629 (44)出航するとすぐ海猫が寄って来ます。ウミネコパンを売るガイドさんが売り物のパンで撒き餌をして呼んでいるのです。
いっしょに乗船した3姉妹、推定5歳、3歳半、2歳の一番下の子が、買ってもらったウミネコパンにかぶりついているのが懐かしかったな。
うちの子も保育園の遠足で、鴨用の古パンを自分で食べて帰って来てました。

三陸20120629 (46)このウミネコパン、大地震の後たった7分でこの遊覧船を外海に避難させた船長が、海上で2日間食いつなぐ食料になったそうです。
経験したことのない揺れだったからかつてない早さで避難した。何を持ちこむ暇もなかったその時、船にパンとカップめんがあったのは僥倖と言えるでしょう。

三陸20120629 (43)2日後には自衛隊のヘリが、水とお握りを届けてくれたそうですが、浜近くの海が瓦礫でいっぱいで、船を岸まで戻せたのは40日後だったのだとか。
浄土ヶ浜が「風光明媚」を取り戻し、遊覧船が再開去年の7月。その日まで、地元の人やボランティアダイバーによって水中の瓦礫除去が続いていたそうです。

三陸20120629 (38)三陸20120629 (36)三陸20120629 (35)左2枚は津波によって草木がさらわれ、地層が良く見えるようになった岩。
右は津波に洗われずに岸壁の草木が比較的残っている岩。

三陸20120629 (4)北山崎が見えずにやませが見える地点で、ガイドさんが海風を伴奏に「喜びも悲しみも幾年月」の1番と5番を歌ってくれました。喜び悲しめることの幸せが胸に迫る、とてもいい歌でした。

船を降りてから、『あのガイドさんも、震災で大事なものを失くされたのかもしれない』と思いました。自分の命があるから歌えるのだと、知っている人の歌だったのかもしれません。



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暑さと赤み
2012/07/17(Tue)
紫のはずの穂高の、赤みが強いなぁと感じるこの頃。青紫が身上のフラウ・ミキコが、こんな色に咲きました(左写真)。
フェアリー・ブルーもフェアリー・ピンクと改名しそうな色になっているし、暑さと赤みの強さは比例するのか???
一方で、白馬は本来の涼しげな佇まい。(右写真)

炎暑にも我(われ)通したる白馬岳



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陸中海岸 青の洞窟
2012/07/16(Mon)
三陸20120629 (25)

陸中海岸の「青の洞窟」と異名をとる八戸穴をさっぱ船(小型船)でご案内いたします。 遊覧は洞窟だけでなく浄土ヶ浜内湾にある名所、剣ノ山・賽の河原・血の池などを目の 前でお見せできます。

という企画。

三陸20120629 (24)三陸20120629 (23)あまりにいい天気で、待ち時間もなく、こんな機会はめったにないかもと、「乗った!」。料金は20分で1500円。二人の客に対し一人の船頭さんがついてくれるので、適正価格だと思います。一人一袋、乗船する時かっぱえびせんの小袋が渡されます。「自分で食べても海猫にやってもいいですよ」と。

三陸20120629 (10)三陸20120629 (11)洞窟に入ったとたん、水が青いよ!

三陸20120629 (19)青い水が岩に映って岩を青くしてる。

三陸20120629 (15)奥に進むと紫がかった岩があります。
すわアメジスト?と思う私も俗人だけど、「あの岩何か塗ったんですか?」と聞くお客さんもいるというから、それよりはロマンある勘違いといってもいい。かな?

三陸20120629 (21)三陸20120629 (22)三陸20120629 (20)海の色を見るべきか岩の色をみるべきか迷っちゃう・・・・

三陸20120629 (13)三陸20120629 (14)洞窟の奥から入り口の方を振り返っています。入口近くはこの時間日が射して水がエメラルドグリーンです。

三陸20120629 (18)この日は透明度が高く、水の中の岩もよく見えました。

「土地の古老は、この洞窟が八戸まで続いていると言います。言うことがでかいでしょう?」と船頭さんは言ったけど、海無し県奥地の我が家のそばの川には「この釜(深い穴)は竜宮まで続いている」という言い伝えがあるので、それほど大きい話とは思いませんでした。

三陸20120629 (9)洞窟を出て浄土ヶ浜へ。

夫はかっぱえびせんで海猫を呼び、私は撮影。
船頭さんが「お客さんの座っている席はCM撮影で吉永小百合さんが座った小百合シートなんですよ」と話してくれるが、遠くの吉永小百合より目の前の海猫に夢中だ。にゃあにゃあ。

三陸20120629 (5)三陸20120629 (6)三陸20120629 (8)

浄土ヶ浜の浄土のような風景に対し、この岩山には地獄由来の名前(「針地獄」など)がつけられているのだとか。
この岩山をすべて乗り越えて津波は襲ってきた。だから岩山に生えていた松は皆枯れた。
と船頭さんが教えてくれました。



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レディバード・ジョンソン初開花
2012/07/16(Mon)
レディバードジョンソン20120716カクパー20120716←レディバード・ジョンソン初開花です。あまり口を開かない品種と聞くので、多分この辺で開花と言っていいかと思います。

カクパーは三番花が咲いています。二番花も三番花も1輪だけですが、大きいし花持ちいいし、押しも押されもしない帝王咲き。

フェアリーブルー20120716ニオベ20120715 (2)左の花は穂高。そう、きのうニオベの二番花として紹介してしまった花です。今朝開いているしべを見たら、穂高でした。すみません。

右のフェアリー・ブルーは蕾もたくさんついています。いやー、株の充実が早い品種です。



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ニオベ二番花開花
2012/07/15(Sun)
ニオベ20120715ワルシャワニキ20120715ニオベ(左写真)の二番花とワルシャワ・ニキ(右写真)の二番花もしくは三番花が咲きました。
ワルシャワ・ニキは1輪だけなので、これを切り花にしてつるは強剪定。昨日他のつるをみな切ってあったので、これを以って車庫壁前の遅咲き系は全部強剪定終わり。
(ニオベではありませんでした。7/16訂正記事あり) 

ウィルグッドウィン20120715アーチ20120715クレマチスのつるだけでなく、フラワーベースのすべてをどかし、大きなアーチ一組の搬入に備えます。写真はまだ杭なんかが残ってますね。これも全部撤去です。
新アーチの組み立ては弟がやってくれることになっています。アーチ部材が13000円強、弟の手間賃が2000円弱で、しめて15000円。手間賃はいいよと弟は言いますが、それでは姉ちゃんがすたりますから。って、この手間賃じゃやっぱりすたってるか?

最後の写真はウィル・グッドウィン。涼しげなので採用しました。


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白馬とドーンの二番花(2012/7/14)
2012/07/15(Sun)
北九州の大雨はもう止んだでしょうか。被害の広がらないことを祈ります。

白馬20120714 (3)ドーン20120714白馬(左写真)とドーン(右写真)の、共に二番花が咲きました。
昨日は暑かったけど、残っていた剪定をバリバリやり、草むしりもバリバリやり、アーチ(壊れかけているアーチは2台、壊れたのが1台)買い替え構想デザインもバリバリ考えました。

レディバードジョンソン20120714穂高20120714暑かったけど、雨は降ってないし、カンカン照りではないし、今日やらないとまた剪定が一週間遅れてしまうし、がんばるしかありません。

(左はレディバード・ジョンソン、たった1日でこんなに色づきました。右は穂高、このシベの広がりのダイナミックなこと!)

アーチ20120714アーチ20120714 (2)剪定が済んだアーチとオベリスク。
花が無くなると、オベリスクが曲がっているのが目立ちますな(( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄))ンーン

右写真のアーチは、故障個所を「だましだまし」・「見て見ぬふり」で使っている2台。手の施しようがなくなったアーチは引っこ抜いて見えないところに寝かせてあります。

「今度は丈夫なのを買うから」と、買い替え予算は全部で15000円確保してあります。どうせアーチを並べて使用するなら、出来る限りでかいのを一組買おうと思っています。



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ご近所貢献
2012/07/14(Sat)
エトワールバイオレット20120609道路を隔てて隣の家のおばさんがいいました。
「朝玄関を開けるとすぐ、お宅の花がきれいに見えて、毎朝玄関を開けるのが楽しみなの」。

「そうかあ、ご近所にも貢献しているのか。じゃ、壊れたアーチは新しく買っていいよ」
と夫が言いました。

隣のおばさんの一言が、私の園芸活動を救いました。
おばさん、素晴らしいご近所貢献の言葉を、ありがとうございました。
(写真は6月初旬の風景。アーチ3台並べて使用中) 

アーチ20120711 (2)アーチ20120711アーチ20120711 (3)修理して使っているアーチ、見て見ぬふりで使っているアーチ、手の施しようのないアーチ。
3点とも国○園で一番安いアーチで、買って3年目。


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高清水自然公園
2012/07/13(Fri)
ヒメサユリ20120701 (14)ヒメサユリ20120701 (15)東北旅行の帰りに、「ヒメサユリ」という文字の入った幟をみかけ、出来ごころで高清水自然公園というところに寄りました。
午後4時までという看板を見てから数キロあって、入口に着いたのが午後3時30分。

ヒメサユリ20120701 (8)ヒメサユリ20120701 (9)ヒメサユリ20120701 (10)ヒメサユリ20120701 (12)

ヒメサユリ20120701 (11)ヒメサユリ20120701 (13)ヒメサユリ20120701 (1)ヒメサユリ20120701 (2)

ヒメサユリ20120701 (3)ヒメサユリ20120701 (4)ヒメサユリ20120701 (7)予定外寄り道だったけど、見られてよかった。
なお、入場料は300円。歩ける場所は木道だけです。




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ままよ、のベティ・コーニング
2012/07/13(Fri)
レディバードジョンソン20120713ベティコーニング20120713←やっと、写真でも分かりくらい色づき始めたレディバード・ジョンソン。

わんわん伸び始めたベティ・コーニングのつる。この枝数をいかんせん。→
幸い葉っぱが細いから、枝密度が高くても蒸れる心配は少なそう。ままよこのまま伸ばしちゃえ。



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南会津 2
2012/07/13(Fri)
ヒメサユリ20120701只見、田島を通っている間、日頃見なれたものが見えず、異境だなと思いました。
只見、田島でほとんど見受けられないもの、それは「屋根瓦」。屋根に乗っているのはトタンや自分の知らない素材ばかり。
瓦は、豪雪に耐えないんですね・・・・。



写真は高清水自然公園のヒメサユリ

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南会津
2012/07/12(Thu)
ヒメサユリ20120701 (16)南会津群田島は夫が生まれた場所。すぐ引っ越したので思い出は何もなく、今回もわざわざ行くつもりはなかったのですが、行くしかなくなりました。
それは只見町に行ったから。昨夏豪雨水害があったのは知っていましたが、もう1年経つから道は直っているだろうと、よく考えずに行ったから。
JRが復旧工事の着手を発表してからまだ1か月経っていなかったのですね。鉄道が「着手」を決めるのに10カ月かかるような、ひどい災害だったなんて。
 
ヒメサユリ20120701 (5)国道252号も復旧半ばで、只見から新潟に抜けることはできません。会津田島を通って日光方面へ抜けるほかありませんでした。
只見川に沿って進んでいる時、『何度も、何カ所も』、橋や鉄橋が流された痕があり、川に橋脚の一部や、橋げたらしき鉄骨構造物が鎮座したままになっていました。残されている(片付けられない)大きな災害痕は、津波のそれを思わせる規模でした。
「大放水をしなければダムの決壊が必至だったんだろう」とは思いますが、これだけの大放水で橋や道や人家を押し流す前に、とれる手段はなかったのか? と思います。

ヒメサユリ20120701 (6)確かに豪雨の規模は想定外だったかもしれません。しかし、ここまで甚大な被害を出さない方法が何かなかったのかと、原発事故への思いに通じる疑問がわき上がります。

只見川沿いの観光は夏の渓流釣りが大きな柱。しかし、道が直っても、放射能の問題でここの魚は釣れません。
いつ来るとはわからない次の電車のために、今は立ち入り禁止の駅構内花壇に花を育てている人がいます。ここは福島県、南会津郡只見町。


写真は高清水自然公園のヒメサユリ

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