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文芸誤報 / 斎藤美奈子著
2009 / 01 / 18 ( Sun ) 23:59:39
自分が読んで「いい」と思った本を、斎藤美奈子さんがどう評するか、わくわくドキドキして読みました。結果は結構ガーンと来ましたわ・・・・。

文芸誤報
-- 朝日新聞出版, 2008

だいたい私が「いい」と思った本は子ども向きといわれてしまってます。
まあ「子どもから楽しめる」とか「良質のジュブナイル」という言い方には「大人も楽しめる」が含意されているのでしょうが、

大人には物足りないだろうし、上級の小説読者は白けるだろうが、お子様方には安心しておすすめできる純愛ジュニア小説だ。

とまで言ったら、もうこれ、褒め言葉じゃないよね。

まあいいです。人生には限りがあるんだから、同じものを読んで白ける人と感動する人がいるなら、感動した方がラッキーです。(あたしっておめでたい?)

悪口もいう人が褒めたものは本当に褒めたいから褒めてるって気がする。
今回の本で「よし、斎藤さんがそういうなら読んでみよう」と思ったのがくうねるところすむところ (文春文庫)。これが面白ければ、文芸誤報を読んだ価値が高まるってもんです。期待度「大」です。

くうねるところすむところは建設業界のお話。業界ものって大好きなんですよ。『知ることのない世界を垣間見た』という感じが、読書冥利に尽きるので)

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テーマ:書評 - ジャンル:本・雑誌


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