理系の人々 : うっとうしいけど、憎めない / よしたに著
![]() これなら公共図書館にあっても、「なんで税金でこんな本を買うんだ。プンプン」とは思わないなあ。
「ぼく、オタリーマン。3」より断然面白いです。 理系の人々 -うっとうしいけど、憎めない- ![]() 例1:青く咲く紫陽花を見て「ああ、ここは酸性土壌なんだな」と思い、ピンクの紫陽花が咲いていれば「ここはアルカリ性の土だな」と見てとるのが理系の人。 例2:「彼女が最近冷たいんだ」とこぼす友人に「じゃ、分かれれば」と応じ、友人が「でも僕はまだ彼女が好きなんだ」と訴えると「なら我慢すれば」と答え、『相談相手に向かない』と断じられる理系の人。 例1のような人ならよくいるかも。理系の人は自然を観察し、文系の人は鑑賞するってことでしょうか。文系が極まると感傷しちゃいそうですが。 例2の人は、理系というよりただの唐変木(江戸の遊郭言葉で、色恋の分からない野暮の意味)ではないかと思います。 自分の回りの理系の人とかぶると言えてるなあと思うし、かぶらなければ「それはキミ、よしたに君だけなんじゃないの」とツッコミたくなるし、役には立たないけどとても楽しく読めました。 血液型で人を分類する本は大嫌いなのに、なんでこれは面白いんだろう。我ながら変だなあ。 ![]() ![]() |
* HOME *
|