葉っぱで2億円稼ぐおばあちゃんたち : 田舎で生まれた「元気ビジネス」成功
![]() 「ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇」を読んで情なくなったのは、並行してこの本を読んでいたから。
葉っぱで2億円稼ぐおばあちゃんたち―田舎で生まれた「元気ビジネス」成功法則25 ![]() 何が必要とされているかを見抜き、手と頭をフル稼働するおばあちゃんたち。 潜在する需要を掘り起こすため、奔走する男たち。 料理の質を維持するために、営業日数を増やさないという決定をするおばちゃん。 みんなよく働くし、自分に何が出来るかを常に考えています。 私も、目を凝らし耳を澄ませ考え続けていれば、いつか見つかるかも。事業の素。 ![]() ![]() |
問題は、躁なんです : 正常と異常のあいだ / 春日武彦著、 「私はうつ」と言いたがる人たち / 香山リカ著
![]() どちらも非定型ウツの問題を扱っています。
問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ (光文社新書) ![]() 躁の問題の最たるは、病気が人間の尊厳を損なうこと。 有吉佐和子さんの奇行の数数も躁状態だったゆえとか。 躁は、直截の死因にならない病気だから、放置されがちなのだそうです。 だけど、人格の死もまた酷いものだと思います。 「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書 534) ![]() 病気ですといえばすべてが許されるような世の中だから、うつ病という診断名を欲しがる人も出る。 うつ病の回復期リハビリプログラムのある企業は少なく、リハビリが個人に委ねられる例が多い。 リハビリに(病休を使って)語学留学、リゾート地でのマリンスポーツ、転職活動(!)をする人たちもいて、病休者の仕事をカバーしている人がまた心を病むような状況が出来。 雅子妃が「私的な外出はしても公務はしない」と非難される問題も根っこは同じだと著者は言います。 ![]() ![]() |
塩原備忘録 2
![]() 明けて29日。チェックアウトが11時なので、荷物を宿に置いたまま(朝食の)腹ごなしの散歩に行きました。
![]() 大まかに言って、福渡橋地点から帚川を上流に向かって歩いています。 まずは福渡橋から上流を望む写真。 ![]() これからはひたすら帚川の風景。 行く川の流れは絶えずしてしかも元の水に非ず・・・ということで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 足湯からつり橋を渡って宿に帰ります。30分くらい歩いたと思いますが、つり橋のおかげで周遊できちゃうんですね。足湯から5分弱で、かもしか荘です。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩原備忘録 1
![]() ![]() そして息子は・・・28日から一泊二日の修学旅行で日光へ。 息子より後に出かけて先に帰れる。息子の引率の先生から連絡があったとき駆けつけられる場所、ということで私たちは塩原へ。 写真は戦場ヶ原の三本松。息子たちが1時間前にお弁当を食べた場所です。 続く写真はもみじラインで見た白滝。 ![]() ![]() ![]() ![]() 整骨院で肩のマッサージを受けてから出かけたので、初日の観光はほとんど出来ない状況。 焦ってへっぽこ写真をトリマクッテいます。 ![]() ![]() 館内いたるところにベンチがあり、年寄りに優しい宿です。 写真は部屋からの眺め。 ![]() |
蛍の夜
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山の星月夜―菊池哲男写真集 眠らない日本アルプス、 PORTRAIT 被写体 福山雅治を捉えた写真家たち
![]() 山の星月夜―菊池哲男写真集 眠らない日本アルプス
![]() 日本アルプスに表れた低緯度オーロラは貴重なショット。 同年北海道では3日間オーロラが観測されたけれど、日本アルプスではたった一晩だけ見られたのだそうです。 PORTRAIT 被写体 福山雅治を捉えた写真家たち ![]() 写真家福山雅治の写真集と区別するために「被写体福山雅治」と銘打つんですね。 私は被写体であるときの方が好きです。写真家福山雅治さん、すいません。 ![]() ![]() |
金色のゆりかご / 佐川光晴著、 ピンクの神様 / 魚住直子著
![]() 今回はネタバレがあります。注意。
金色のゆりかご ![]() うつ病でドロップアウト中の研修医が、女子高生の望まない妊娠と生まれたこどもの養子縁組に関わっていく話。 ストーリーを辿るうちに国際養子の問題点(子どもを食いものにする業者が野放しの日本)がよくわかってきます。 しかし小説としては壮大なプロローグという感じです。事件が起きただけで終わってしまった・・・・。 「子どもの居場所も生死も、杳として知れない」というのが一番恐い終わり方だから、問題提起としてはこれでいいのかもしれません。 ピンクの神様 ![]() 10代から50代までの女心を書いてどれにも遜色ないなんて、達人です。 綾なす女心の妖しさ優しさ妬ましさを淡々と書いて、お見事です。 共感、反発、自己憐憫、近親憎悪、同情、親近感など感じながら、最後は、「それでも、生きていこう。生きるに足る人生だ」って気になる小説でした。 ![]() ![]() |
ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇/久慈六郎著
![]() くじで3億2千万円当てた男が、1千万円を複数の女に貢いで、株で2億円損したとしたって、悲劇とは言えないと思います。
ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇 ![]() 結婚したいということ以外に望みのない男は、お金を持ったからって結婚できるわけじゃないんですね。 著者は結婚を目標にしながら、大金を手にしてから1年経ってもまだ結婚の当てもありません。 だけど、金目当ての女性とは結婚したくないなんて言わなければ早晩結婚できると思います。 お金が好きな女性はたくさんいますから。 愛ある結婚が難しいのは、資金があったらこんなことをしたいという「夢」や「志」がない男には、魅力がないからだと思います。 本当の悲劇は、お金を自分以外の人のために使えない人に大金が当たったということかもしれません。 (だって他に悲劇らしいことは書かれていないんです。無駄遣いした話ばかり) ![]() ![]() |
遺品整理屋は見た!! : 天国へのお引越しのお手伝い / 吉田太一著、定本納棺夫日記 / 青木新門著
![]() 遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い
![]() 前作「遺品整理屋は見た! : 孤独死、自殺、殺人…あなたの隣の「現実にある出来事」 / 吉田太一著. -- 扶桑社, 2006」から後の、遺品整理業のエピソード。納棺師は遺体を収容する仕事だけれど、遺品整理業は遺体以外に残されたすべてを片付けます。つまり、流れ出した血液と体液、臭気、虫。そして故人の遺品とゴミ。 著者は遺品整理業と考古学者は似ているといいます。遺された物から、それを遺していった人の生前の様子を想像するから。 「死体は語る」著者・上野正彦氏との対談も収録されて、もう孤独死警鐘は万全です。ここまで書き尽くせば、第三弾「遺品整理屋は見た!!!」は出ないでしょう・・・・・。 (と思ったら「おひとりさまでもだいじょうぶ。 吉田 太一【著】 ポプラ社 (2008/10/20 出版) 」が出ました。「おひとりさまの老後」の著者上野千鶴子さんとの対談も収録されているそうです。まったくもって、出版界というのは、至れり尽くせりです) 次は映画『おくりびと』原案となった納棺夫日記 (文春文庫)に同著者の死や短編小説を併収録した 定本納棺夫日記です。 ![]() 一度は作家を志した人が納棺夫になり、その経験を小説化した作品で、「日記」ではありません。 映画と同じこと(妻に転職先を明かせなかったこと、その妻に『穢らわしい』といわれたこと等)もありますが、映画と関係ないと思われることも多々あり、まさしく『原案』なんだなあと思います。 映画の方が面白いし、面白くしたことで主題が薄まっていないのが分かりました。 「原案の本があるならそれを読めばいいや」と思っている人がもしいたら、「本はいつでも読めるから、映画がかかっている間に劇場で『おくりびと』を見てください」と言いたいです。 (アマゾンに表紙写真がないので代用写真です) ![]() ![]() |
残るは食欲/阿川佐和子著
![]() かわいいおばさんぶりで私に人気のアガワさん。正直率直素直に潔く生きておられます。
残るは食欲 ![]() 阿川さんのエッセイというのは等身大の本音を曝す爽快さがあります。見栄を張ったときも、見栄を張っていたと後から申告してしまうような小心さがカワイイ。 これが本音(現実)でなくて嘘(虚構)だったなら、それはそれで素晴らしい芸です。嘘でこんなストレートな話が書けるなら大したもの。私は「そうなんだよねー」とか「さもあろうさもあろう」とかいちいち共感して読んでいます。 ちなみに『残るは食欲』というタイトルは、「物欲も愛欲も枯れ果ててもう食欲しか残っていない」という状態を表しているそうです。 今回の食欲本の中ですぐには信じがたいと思ったのがカレーライスと苺ジャムの組み合わせ。 阿川家では福神漬けの変わりに苺ジャムを用いる?御大阿川弘之先生も、法学の阿川尚之先生もカレーと苺ジャムを交互に召し上がるんですか?? 面白いけど自分が試してみる勇気は・・・・・・・・・・ありません。 |
晩嬢 (バンジョー) という生き方 : 晩婚・晩産の30代以上女性 / 山本貴代著、おばさん未満 / 酒井順子著、
![]() 昔ならオールドミスと言ったんでしょうが、カタカナより漢字が好まれるあたり、負け犬の和風好み?
晩嬢という生き方 ![]() 以前『「できちゃった婚」というのは生まれる子どもに対して失礼だ。「でかした婚」と言え!』と主張した私ですが、賛同者はいませんでした。しかしこの本にすばらしい対案が載っていました! 晩嬢は「さずかり婚」と言うんですって。 すべての子どもが「出来ちゃった」などといわれず、「授かった」といわれてこの世に迎えられるといいのですが。 おばさん未満 ![]() 晩嬢代表?の酒井順子さん。相変わらず人目を気にしています。 ジーンズはいつまで履いていいのか、木綿の服はまだ許されるか、ナチュラルピンクの口紅は痛くないか。 そんなふうに、自分の化粧や衣装に他人の目に許容を求めていたら疲れるだろうと、読むほうも疲れます。 きっと『自分にとって』楽なものキレイなものかわいい物を選び取れるようになったらおばさんなのでしょう。世間が何をいおうがかまわず、私は私の好きなものが好きと言えるのがおばさんなのです。 これを言ったらどう思われるだろう?と考えて「私はこれが好き」と言い切れないのがおばさん未満。 はてさて、酒井さんがいつ、どんなおばさんになるかが楽しみで、きっと酒井さんの次回作も読んじゃうだろうな、私・・・・。 ![]() ![]() |
クリアカバーの限界
![]() 先日みつけて喜んでいたクリアカバーですが・・・・。
![]() それに「それを言ったらおしまいよ (F×comics)」の場合、新書サイズじゃだめでその上のB6サイズを求める必要があります。私が今買っているコミックスで、新書サイズなのはのだめカンタービレだけでした。あとはみなB6版です。 「新書」サイズは一定だけど、「コミック」サイズは不定なのが現実のようです。 ![]() |
レッズ連敗
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映画「容疑者Xの献身」
![]() ![]() テレビでお馴染みのフレミングの左手の法則を模した左手を顔に当てるポーズを取ることもなく、憑かれたように方程式を書き散らすシーンもありません。 全体に暗く、小学生の息子が笑えるシーンは皆無でした。 映画が明るくなりえないのは、湯川の天才が誰の幸せのためにも役だたないから。 むしろ、謎を解くことが友の献身を無にすることになると知っていながら、謎の解が分かってしまう湯川は、自分の能力を疎みはしなかったか? 湯川がガリレオと呼ばれる天才でなかったら、つまり湯川が湯川でなかったら、友は愛を完遂できたかもしれない。この、悲しみ。 しかしどうしたって湯川は湯川。殺人は贖われなければならない。 いかに容疑者が抱いた愛情が深かろうと、そのために他人の命を利用するのは諾えない。 湯川が湯川だったせいではなく、そこに湯川がいたという『めぐり合わせ』が、悲しみの源なのでした。 ![]() ![]() |
四卵性四つ子
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容疑者Xの献身 / 東野圭吾著
![]() 本おたはち(オタク一歩手前)の友人に借りた本。(言わずと知れた?)ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) ![]() 始めから犯人が分かっているんだから、謎解きも安心して見ていられるわ、ありがたい。 そう思って読んでいたのです。それなのに。 作中の警察と一緒に、見事に一杯食わされてしまいました。 これは、トリックではなく「容疑者X」の人物造型の勝利だと思います。 そこまでする人がいるのか、本当にいるとしたら、なんと凄まじい愛なのだろうと思います。 もとよりこの物語はフィクションですから、容疑者Xは実在しないのですが、「いないよこんな人」と片付けられず、ついつい「こんな人がいたら」と考えてしまうんです。 献身された女性が最終的に幸せになれたかどうか、いつまでも気になります・・・・・。 ![]() ![]() テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
ヒイラギモクセイ
![]() 甘い香りに驚いて、香りの元を探ったらこの木。
![]() ![]() ヒイラギモクセイの木って初めて見ました。きっと今までだってあちこちにあったのに、ヒイラギと思って見過ごしていたのでしょう。 ギンモクセイよりずっと柔らかく甘やかな匂いです。 ![]() ![]() |
俳句脳 : 発想、ひらめき、美意識 / 茂木健一郎, 黛まどか [著]. てのひらに落花 / 冨士眞奈美著
![]() 二冊続けて読むと、アンチアンチエイジングになりそうです。
俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85) (角川oneテーマ21 A 85) ![]() 佳句を得ようとするとき、上五中七が決まった後ぴったり来る下の句を探して三年かかることもあるというのは、気の長い話ではあるけれど、その三年の楽しからずや。 「谺して山ほととぎす」があれば私だって下句が“やってくる”まで三年待てるかもしれない。ただ「谺して山ほととぎす」を作れるかというと全然ダメ(笑) 年をとるうちには、考え続けていれば何か捕まえられるかもしれないと、希望の湧く一冊。 こちらは冨士眞奈美という女優さんが書いた本。 俳句を通じて職業や年齢差を越えて有為な親交を結んでいく様子が手に取るようで、長く生きるというのはより多くの出会いを重ねられるということなんだと思いました。 てのひらに落花―俳句のある人生 ![]() 2冊とも、巻末に引用した俳句の収録されている集の名前を列挙していてくれたなら、さらによかったと覚えしか。 すぐには出来なくてもかまわない。一句を求めて花も実も見て歩いていきましょう。この秋も次の秋も幾十先の秋までも。 ![]() ![]() |
クリアカバー
![]() 写真は夕方の山茶花と翌日昼の山茶花です。この花が咲くと、次に来るのは冬なんだなと思います。
![]() ![]() 希少価値がないのはもちろんだけど、しらばっくれるのは最悪だし、わざわざお詫びの品をというのもことごとしい。 「借りたときと同じ状態で返せなくてごめん」と言って、千代紙かなんかでカバーをつけて返そうと決め、文具売り場を併設している旭屋書店(在庫13万冊。定期券で行ける場所)に行きました。 最近自分が本を買うときは、プリントアウトした書誌データで生協書籍部に発注していたので、リアル書店に出向くのは久しぶりです。 そうしたら、売ってたんですね、文庫本のカバー。商品名はクリアカバー、メーカーはクツワ株式会社。 透明PVC樹脂製カバーで、文庫本サイズ以外にもいろいろなサイズがあります。これはいいと思ってすぐ買いました。 そして自分用にも新書(ノベルズ)サイズというのを買ってきました。 見本で入っている紙をそのままにして、見本紙の内側にコミックを挟み込めば、どんなにカバージャケットに肌色含有率の高い作品でも持ち歩き可になります。 書店でかけてくれるカバーだとかけたり外したりが面倒ですが、クリアカバーは取り外しがすごく楽。人に見せたくないときと自分が見たいときがよく入れ替わる作品(例:それを言ったらおしまいよ)の味方です。 リアル書店に出かけて良かったです。次は本も見てこよう(笑) ![]() ![]() |
いよいよキンモクセイも終わり・・・
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秋風邪
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にゃんこ鉢
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ドラマ「フルスイング」
![]() ![]() ![]() が、17人待ちを経てちょうど手元に回ってきていたのも巡り合わせです。 原作は原作というより原案という感じです。ドラマがプロ球団を退団するところから始まるのに対して、原作ではプロ退団後の話は最後の一章だけです。 私の大好きな第4回放送分の「キャッチ」を巡る話を読みたかったのですが、果たせず。 原作は、本ではなく高畠導宏さんの人生そのものだったということでしょうか・・・・・。 ![]() ![]() |
囚人のジレンマ
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息子たちの命名
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おくりびと
![]() ![]() 映画の主人公は、オーケストラが解散になって転職することになったチェロ奏者。 思いがけず納棺師(葬儀の前の湯灌と納棺を専門に行う人)になるに至るドタバタは、観客の笑いを誘っていました。私も紙オムツ一つを身につけて立ち尽くすモックンには眼福を感じました(笑) 茶道の所作を思わせる、納棺師の納棺の儀。 よどみなく無駄なくが極まるところには様式美が生まれるものなんですね。並み居る親族の前で、故人の肌をちらとも見せずに清拭と着替え(死装束の着付け)を済ませる手並みには恐れ入ります。 もともと湯灌納棺は故人の身内が行うものです。他人任せにしたくない人も当然いるでしょう。 また、清拭とエンゼルメイク(死化粧)は看護師の仕事だという人もいます。 納棺師は特に置かず、葬儀屋さんが一貫して行う納棺もあるでしょう。 つまりいろいろなのですが、納棺師を必要とする人もきっといることでしょう。 流れるような美しい動作で、故人が丁寧に丁寧に大事にされることが、遺族には慰めなのだと思います。 チェロを弾く手つきも納棺の手さばきも鮮やかにこなすモックンは超人です。 そして、プロの凄みとおっちゃんのボケを共棲させる山崎努さんには惚れ惚れします。 また「死の穢れ」意識を畳み込むように表現した脚本も秀逸至極。主人公の妻(広末)の「けがらわしい」という科白がよーく効いていました。 ![]() ![]() |
祠ネコ
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散歩
![]() ![]() まずは地域ネコのお見送りを受けて、「行ってきます」。 子ネコは四兄弟でみんな体長20cm位(尻尾含まず)、他の2匹は私より先に散歩に出かけています。 コスモス通りへ向かいます。色とりどりの秋です。勝手に生えて咲きまくっている風情です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 植えている人のおおらかさ、いい加減さそのままに、自由闊達なコスモスです。 コスモス見たら次は朝顔。このお宅は豪快に朝顔を咲かせています。 ![]() ![]() 続けて秋の中の夏風景。 黄花コスモス、ジンジャー(縮砂)、露を置くダリア、そして向日葵。 ![]() ![]() ![]() ![]() ぼんやり歩いていると、景色は秋へと移ろいます。 ![]() 小鳥がたくさん来て花を啄んでいました。 ![]() この辺の刈入れはほとんど済んでいますから、比較的晩生です。 地味な写真が続きます。 ![]() ![]() ![]() 白粉花の散った後はブプレウルムのような趣があって、(私の写真では伝えられないのですが)緑の花に星い宝石がついたような美しさがあるのですよ。 最後はやはり秋らしく。 ![]() ![]() |
ギンモクセイの香り
![]() ![]() わずかに写真の一枝は往年の美貌をしのばせていましたが。 香りはしません。ついこの間まで、この木の下を通ってギンモクセイの香りに包まれないことなどありえなかったのに。 色白の肌が日差しに負けてどっとそばかすが出たときみたいな木の有様(全体には白いけど、無数に散った花の残骸の褐色)だけど、咲いている花の数はまだまだいっぱい。衰えは目立つけどまだまだ咲いている。なのに香らない。 ギンモクセイは咲きかけの蕾こそが香るもので、咲ききった花には大して香気がないのかもしれないと思いました。 ![]() ![]() |
神無月の留守居
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