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今咲く木犀銀木犀
2008 / 08 / 31 ( Sun ) 22:32:06
魁(さきがけ)の木犀は銀殿(しんがり)は金 葉月に咲くは銀の木犀

2008=08=24レフワレサ剪定後


<後記>
写真はクレマチスのレフ・ワレサです。9月になってからギンモクセイの写真を撮りに行ったら、花が枝についたまま枯れていて、撮れませんでした。
木犀は花が散り敷くものと決まっていたのに、今年のギンモクセイは散らずに枯れていてビックリ。
この夏この神社では蜩もなかなかったし、ここだけの天変地異かしら??

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テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用


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イラスト図解古事記 : 神がみの物語 / 三浦佑之現代語訳 ; PHP研究所編
2008 / 08 / 31 ( Sun ) 10:53:18
絵本かな、と思うとそれは甘い。結構読みでがあります。
もちろん「絵で見る世界の名作」ですから、原作からしたら簡略も簡略。私にぴったりです(笑)

イラスト図解 古事記 (絵でみる世界の名作)
PHP研究所, 2008. -- (絵でみる世界の名作)

著者はしをんさんのお父君。娘の文体を真似たのか?という擬古老人文。「そうさのう」「だったのじゃ」「お楽しみにしておこうかの」で話が進みます。はるかな大昔の神話だから、これでいいのじゃ。

しかし古事記という物語は、腹の立つことの多い物語です。
子をなしておきながら、望んでいたような子でなかったので「これは私たちの子ではない」と川に流すイザナギとイザナミ。奇形の子どもが生まれたことの原因は、女であるイザナミが男のイザナギに先に声をかけたからだという古事記。
バッカモーン。こんなもんが神と呼ばれる国に住んで悲しいわ。

他にも「いくらなんでもそりゃないでしょう」というつっこみどころ満載。
神話だから整合性や科学性が無視されるのはいいけど、倫理感覚のぶっ飛び方に、度肝を抜かれることたびたび。

ワニという本文に鮫の絵がついていることへの解説はないし、イラストレーションに対して「鎌倉時代には写真のような神殿が建ち」と解説しちゃうし、解説もイマイチです。

でも、敬して遠ざけていた古典のあらましを知るのには充分。これだけ長く遠ざけていた古典。門口に立っただけでも大躍進です(笑)

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猫を償うに猫をもってせよ / 小谷野敦著
2008 / 08 / 31 ( Sun ) 08:53:47
素晴らしいタイトル!に惚れてタイトルリクエスト。
著者の小谷野さんは東京大学非常勤講師。他の大学の講師もしているのに、プロフィールの真っ先に非常勤である東京大学を持ってくる・・・・・。当然ですか、東大の博士課程(院)を出ていれば。

猫を償うに猫をもってせよ
. -- 白水社, 2008

小谷野さんは対人期待値が高いらしく、ものを知らない人やものを考えない人をこきおろすこきおろす。(さすがに相手にするのは一般人ではなく著述業もしくは研究者であることが多いけど)。

アンデルセンの同性愛とそれに関する日本の文学者の反応など、へえ、そうでしたかという話が満載。面白く読みました。

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