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日の丸写真
2008/04/30(Wed)

なんだろう.bmp初めて持った携帯電話であり、暫くぶりで持ったカメラでもあるこのツール。

「撮る」「メールで投稿する」という手順を踏むのが精一杯で、構図を考えるなんてまだまだ。

当面は手ブレせずに目標を中心にすえるのが目標、という日の丸写真家(?)です。
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春紫苑(ハルジオン)
2008/04/29(Tue)

20080427ハルジョオン.jpgははそはのははにささげるはるしおん

(4月27日峠の湯)

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あやとりの橋
2008/04/28(Mon)

2008=04=27山の桜.jpgあやとりの橋架けるがに尾根ごとに高圧線の鉄塔立ちぬ


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躑躅
2008/04/27(Sun)
20080427躑躅.jpgたらちねの庭にもありし躑躅咲く

(4月27日峠の湯)
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藤色
2008/04/26(Sat)

080427我が家の春垂乳根の好きな色なり藤の花


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書店員検定
2008/04/25(Fri)

咲いた咲いたミス東京.JPG『本屋のほんね 別館』さんで挑戦した書店員検定

2級は・・・・、挑戦したのが無謀でした。
3級は・・・・、「番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS)」を読んで出直します。


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朝からカレー
2008/04/24(Thu)
2008=04=27今年の牡丹は.JPG今日は朝からカレーライス。
うちのカレーにはジャガイモのかわりに里芋が入っていて、なぜか油揚げも入っている・・・・。

どうしてこんな和風カレーができたかというと、このカレーの前身が豚汁だから。

昨日の晩は大鍋で作った豚汁でしたけど、これが日本酒を多く入れ過ぎ、かつアルコール分が飛びきっていないという失敗作。
苦し紛れにカレールゥを投入してもう一度煮込んだという次第。

だから、和風スープカレーで朝ごはん。
息子は夕べの晩御飯よりたくさん食べていたから、カバーは成功だったということかな・・・・。
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朝から感激
2008/04/24(Thu)
ミス東京が咲きました!

ミス東京一番花青と紫のクレマチスに固執するようになった私ですが、ピンクのミス東京を、里子に出さずに育てています。なぜってこの花が、私の持っているクレマチスの中で一番開花が早いんです。

昨秋に根元近くまで枯れてしまい、どうなることかと思っていたら、今年は地中から4本の芽がでて、それぞれに蕾がついていたのでした。

昨年買ったときは半分に折った割り箸くらいの苗だったし、一番勢いがよかったときでも花が3輪咲いただけでしたから、4本の芽の全部に蕾が付いているのを発見したときは嬉しかったものです。

我が家のさきがけ、ミス東京。
二番手は穂高ではないかと思います。
楽しみです。


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朝からショック
2008/04/24(Thu)

2008=04=27よい牡丹.JPG昨日は息子の授業参観だったけど、私は行けませんでした(夫が参観しました)。
授業は「学級会」だったそうです。

今朝、息子(11歳)に聞いてみました。
「昨日の学級会はどんな議題だったの?」と。
息子の答えは「それを聞いて何になるの?」
でした



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永田紅「ぼんやりしているうちに」
2008/04/23(Wed)
岡村孝子に似たると言われ菱沼聖子のような生活をながく続ける
という著者の歌集

ぼんやりしているうちに―永田紅歌集 (21世紀歌人シリーズ)
角川書店(角川グル-プパブリッ) 2007/12出版

中でも
われはただ謙虚たらむとありしのみに何も出来ぬと見なされにけり

夢見がちなどともはや言い得ざる年齢なれば妄想という

俺という言葉うれしく聞きいたり食事のときに一度言いける
といった歌が好きでした。
505首の中からこの歌を選ぶ、今日の自分が悲しいような哀れなような。

でも、一言で言って「しっくりくる」、二言で言えば「すんなり入ってくる」歌集でした。
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小栗左多里「ダーリンは外国人 with BABY」
2008/04/22(Tue)
この二人に子どもができたら、並みの妊娠・出産本ではあり得ない。どんな面白い本になるだろうか?

ダーリンは外国人 with BABY
小栗左多里/トニ-・ラズロ /メディアファクトリ- 2008/03出版

と期待が膨らみ、どうも膨らませすぎてしまったようです。
二人とも想定内の新米親で、ダーリンが外国人であるがゆえの育児ポリシーは、トニーが息子にできるだけ英語を聞かせようとすることくらいです。

つまりこれは、ダーリンが外国人であることよりダーリンがトニー・ラズロさんだということのほうが重要で、ダーリンが外国人であるかということよりwith BABYであることの方がずっとディープインパクトな事実だということでしょう。

想定内といいつつも、トニーの親業はやはり面白いです。トニーニョ(小さいトニー)の行く末が楽しみです。
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遠藤誉「中国動漫新人類 : 日本のアニメと漫画が中国を動かす」
2008/04/21(Mon)
ネットでカバー絵を見て即リクエストした本。
これをジャケ借りというのでしょうか?

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)


日本製アニメや漫画の中国席巻ぶりについては、その過程その理由その今後の展望について、あとがきで素晴らしくタイトにまとめられていて、一瞬「ああ、これならあとがきだけ読んでいればよかった」と思ってしまいました。

もちろん、いくら要領よく著者の意見がまとめられているにしても、その意見の裏づけを知るためには本文を読む必要があるわけで、本文が無駄ってことはありえないのですが。

アニメや漫画以外に、中国において、親露や親英は志向として認められるけれど、親日だけが売国奴と呼ばれる、その理由とは? について語られたところが私には有益でした。
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天野慶「ウタノタネ」
2008/04/20(Sun)
こういう本を読むと、呼吸が57577のリズムになるような気がします秊

ウタノタネ―だれでも歌人、どこでも短歌
/ 天野慶著. -- ポプラ社, 2008

けふもまたヘブンリーブルーのクレマチス探しあぐねてたたずみにけり

紫の混じらぬ青の花ありや露草以外につゆ見当たらず


うーん。定型に収めればいいってものではないことがよくわかります。
本を読んでも歌は上手くならないということも。

それにしても、活きのいい歌人が出てきたものと感心します。
自分は著者の歌をあまり好きじゃないけれど、現代の歌人として「伝統に縛られない発信法」を模索し、試行する活動力に○です。
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忙中閑?
2008/04/19(Sat)
20080406神ミの李.jpg電車を待つ間に買ったパンの袋だけ提げ、定期も財布も持たず、制服のベストの浅いポケットに千円札とジャラ銭を突っ込んで、足元はナースサンダルといういでたちでした。

室内履きのサンダルで、駅のホームにぼんやりと立つ真昼間。

自分は忙しいのかな、暇なのかな、よくわかんない。と思った一時でした。

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佐藤明子「沢田研二という生き方」
2008/04/18(Fri)
昔好きだったんですよ、ジュリー。このタイトルに今でも素通りできないくらい・・・・。

沢田研二という生き方
佐藤明子 /青弓社 2008/01出版

著者の論に云々できるほど熱心さが続きはしなかったけれど、懐かしく読みました。
好きなスターが世間に悪く言われるとき、また困った羽目に落ち込んだとき、締め付けられた胸の痛みが蘇って、苦しい気持ちにさえなりながら、読みました。
14歳から16歳くらいまでの青かった自分が、沢田研二という生き方に何を感じていたのかと考えつつ、読みました。

見世物に徹する潔さと、何かを欲しいといい、執着することを恥じない強さに私は惹かれました。(賞が欲しいと言い切るとき、得られなかった場合は「失敗」したとみなされます。「欲しい」という宣言は「勝負に出る」という布告です)


20080406山桜.jpgそして「追憶」「時の過ぎ行くままに」「さよならをいう気もない」といった歌が好きでした。

さまざまのこと思い出す桜かな (芭蕉)

じゃないけど、いろんなことを思い出すから、昔、ちょっとでもジュリーを好きだった人は、この本を開いてみてください・・・・。
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本田透「なぜケータイ小説は売れるのか」
2008/04/17(Thu)
ケータイ小説って読んだことなかったのですが、この本によれば、ケータイ小説は例外なく売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、真実の愛で出来ているのだそうです。

なぜケータイ小説は売れるのか (ソフトバンク新書 63)
/ 本田透著. -- ソフトバンククリエイティブ, 2008.

内容の他、センテンスが短い・会話主体・空行多用というという文体の特徴もあるらしい。

問題は、これがなぜ受けるのか。

著者の説が全部正しいかどうかはわからないけど、たいへん面白うございました。パソコンとケータイ、このデバイスの違いが嗜好の違いを生むという話や、真実の愛による救済を信じる者は幸福だとか、いろいろ考えさせられました。
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岡崎武志「ベストセラーだって面白い」
2008/04/16(Wed)
任意の一店のベストセラーをとりあげ、売れ筋からその本屋の特色を分析する第一章が面白かったです。

ベストセラーだって面白い
/ 岡崎武志著. -- 中央公論新社, 2008

個々の本屋の持ち味を分析した後の章には、新味がありませんでした。
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舌禍3
2008/04/14(Mon)
20080413スタジアム.jpg過日は私の誕生日。
夫が某ラジオ番組に「妻の誕生日」メールを出して、それが番組で読まれました。
パーソナリティも結構長いコメントをくれ、結構なことでございます。



夫は「4月○日は妻桃子の『××歳』の誕生日です」というところの××を間違えていました。私の歳を、事実より1歳多く、世間に公表しやがったのです。

何歳になったか分からないほど老いさらばえた夫婦か、我々は說
そしてなぜ。どうせ間違えるなら、なぜ若く間違えないのか、この男は廉

いや、誕生日を覚えていることを評価すべきか。
歳の数など問題ではなく、誕生日を言祝ぐ気持ちを汲むべきなのか。
To be, or not to be, that is the question
結構なコメントもほとんど耳に入りませんでした。

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舌禍2
2008/04/13(Sun)
20080413埼スタ.jpgやっと美容院に行けました。

さっぱりした(当社比)髪型で帰宅。玄関を開けた私を見た夫は言いました。

「うん。それだけ切れば分かる」

分かる?! それだけ? それだけですかい。

(記事と写真は直截関係ありません)



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花水木
2008/04/12(Sat)
2008=04=27ライラック.jpgハナミズキのまだ小さな花は
皿と鉢のちょうど中間くらいの受け咲き

この小さい深皿のまん中に
緑のつぶつぶが乗っている

これはカラスのキャビア?
あるいはスズメのおまんじゅう?

いずれにしても旨そうで
来世は鳥に生まれたい・・・。


(写真は「ライラック」です。ハナミズキは撮りそこねました)

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ボービー「潜水服は蝶の夢を見る」
2008/04/10(Thu)
脳溢血のため、左目の瞼以外の全ての運動機能を失った男の物語。

潜水服は蝶の夢を見る
/ ジャン=ドミニック・ボービー著 ; 河野万里子訳. -- 講談社, 1998

著者の発病前の仕事は雑誌編集長。
ボランティアが順番にアルファベットを読み上げ、自分がほしい文字を言った時に瞬きして知らせる。ボランティアはその一字を書きとめ、また順番にアルファベットを読み上げる。これを繰り返すこと20万回で、この本を著したそうです。

読み上げと書き取りをした人も偉かったけど、校正することができないこの方法で本を書いた著者を、超人だと思います。
一章分の文章を完璧に頭の中で組み上げ、暗記して、正確に綴れる人が世界にどれだけいるでしょう。増して著者の場合、綴る行為を自分の耳と瞼でなすので、手で書くのとは比較にならない時間がかかるのです。

文章の構築力と暗記力と根気。その三拍子が揃っただけでも奇跡的なのに、著者はユーモアまで備えており、このユーモアを解する読み上げ書き取り人に恵まれるという幸運を有しました。
まさに奇跡の本だと思います。

著者は本が出てから二日後に感染症で亡くなりました。「海を飛ぶ夢 (翔年たちへ)」を著者がこの本を読むことがあったら、いったいどんな感想を持ったことでしょう。

尊厳死より尊厳生が難しい。自分は最後まで、尊厳をもって生きられるのか、考えてしまいます・・・・。
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阿川佐和子「婚約のあとで」
2008/04/08(Tue)
前作「スープ・オペラ」がとても楽しく読めたので、小説家阿川佐和子にすべてお任せ。安心して小説を楽しんでいたのですが。

婚約のあとで
阿川佐和子 /新潮社 2008/02出版

村松家の姉妹波(なみ)と碧(あお)、そして二人を巡る女性たちが章ごとヒロインになって進む短編連作小説集。各章ともヒロインにリアリティがあるのですが、ついつい第一章の主人公波に肩入れして読んでしまいました。

しかし波、一筋縄ではいきません。許せないのはある種の無神経さ。
日頃専業主婦という生き方をどう思っていてもいいけど、当の主婦である人の前で不用意に開陳してはいけない意見というのもあります。波はその種の意見をまったく無神経に披露してのけていました。
悪意無しにこんなことが出来るのは育ちの良さゆえか? それにしたって仕事の出来る女なら、もそっと空気をお読みなさいよ、と思いました。

いやはや、器量よしで妹思いの魅力的な女性も、別の人の目から見れば「おっとりした苦労知らずのお嬢さん」また別の人の目で見れば「自分勝手な無神経女」とどんどん姿を変えていきます。

人間って多面性を持つ生き物だなあ、と面白いような恐いような気がします。
自分もきっと、場面によっていい人だったりエゴイストだったりすることでしょう。

うーん、自分を主人公にした三人称小説は読みたくないな。自分はそんな小説のネタになりそうもない小市民でよかったです。

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片栗の郷
2008/04/06(Sun)
20080406サクラサク.jpg桜の花が開くのは
カタクリの花が咲いたという
合図でもあって

裏の神社の桜咲く
頃合いを見て訪う片栗の郷

花より団子というとおり
花見の前に腹ごしらえ
この郷の蕎麦は絶品
蕗の薹の天麩羅殊に美味なれば

親がまだ箸を置いてもいないのに
早食いの子が立ち上がる
もう行っていいかと立ち上がる



20080406片栗の郷の桜.jpg
入れれば出るのは世の道理
しょうがないねと送り出す
なれどなかなか戻らぬゆえに
立って様子を見てみれば

子は店の前の川にいて
川面に石を投げている
かわやかと思えばかわらにや
あきれ果てたる春である

花より団子というけれど
花より何より石投げしたい
我が子は小学六年生


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舌禍
2008/04/05(Sat)
20080406さくら さく.JPG白馬旅行中、ホテルの大浴場では化粧水や美容液が使い放題でした。

湯上がりの私が
「いろいろ試して見ちゃったよ。綺麗になってる?」
ときいたら、夫は
「ああ、きれいきれい」
と答えました。
演技する意志もないことが明らかな棒読みで。

こういうときは夫と喧嘩などしている暇はありません。すぐにホテルの売店に行き、旅行予算で化粧水や美容液を買い放題でした。

(写真と記事は無関係の関係です)


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ついに携帯デビュー
2008/04/04(Fri)
携帯電話を買いました。
「操作不慣れのため、急がない要件のみ携帯電話にお願いします」
というていたらくです。

これは初めて自分の携帯電話のカメラ機能で撮った写真(職場の庭)です。

20080403ファーストピクチャー.jpg20080403職場の庭.jpg


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益田ミリ「すーちゃん」
2008/04/03(Thu)
登場人物は少なく、セリフも少なく、線も少ない漫画。静かに始まり、静かに終わる・・・・。
なのにインパクトは、直球まん真ん中。

すーちゃん
益田ミリ /幻冬舎 2006/04出版

いい大人が自分探しか?
と思ったけれど、丁寧に、自分を大事に過ごしているんですね。
女友達のまいちゃんも芯の強い素敵な人で、すーちゃんがその素敵な友達と適当な距離を保ちながら、互いに認め合って暮らしているのを、いいなあと思います。

生活の澱、職場での相応の責任を負いながら、年を重ねることの豊かさと厳しさを、あっさり淡々と描いて倦ませないのは、鋭い感受性と深い洞察力があるからでしょう。

負け犬の遠吠え」を読んで負け犬道(?)を研究すべく歌舞伎を見る。でもそれが歌舞伎座に行くのではなくテレビの中継録画をみることだったりする。そして負け犬の遠吠えが富裕独身女性のボヤキであって、貧乏な自分は同じ負け犬とはいえないと自覚するだけの、客観性も持っているすーちゃん。

大人になるということは強くなるということ。
大人っていいなあ、と思わせてくれるすーちゃんでした。

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城山三郎「そうか、もう君はいないのか」
2008/04/02(Wed)
お熱い夫婦愛の物語なのに、著者は照れず、読者も照れさせない、こんな本が他にあったかしら。

そうか、もう君はいないのか
城山三郎著. -- 新潮社, 2008

この本を読み終わった日に、友人の訃報を聞きました。彼女の夫からの電話でした。「妻は2月に卵巣の病気で亡くなり、遺志によってごく内輪で見送りをしました」と。
看護師だった彼女。享年四十四歳は早すぎます。

「そうか、もう君はいないのか」

とは、なんとなんと深いタイトルであることか。
私はまだ友人の死に

「なぜ、なぜ○ちゃんがいなくなったの]

としか言えません。
友人の家族の時空を、友人の思い出が満たしてくれますように。父母の絆が、子を癒してくれますように。城山家でそうであったように・・・・・。
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石野伸子「女50歳からの東京ぐらし」
2008/04/01(Tue)
素敵だなあ。シャカリキにならない積極さ。
女50歳からの東京ぐらし
 石野伸子著 : 佃二葉絵. -- 産経新聞出版, 2008
単身赴任の東京だから、東京ならではの楽しみを味わおう。だけど疲れるほどには頑張らないで、身近なこと、足元から始めよう。・・・という話。

あるときは一つの料理(たとえば「くぎ煮」)から、またあるときは一語の言葉(たとえば「転合」)から
、大阪と東京の違いを感知する著者。

ちいさなとっかりから、五感とカンを働かせて多くの楽しみを見出すのって、目立たないけど貴重な才能だと思います。
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