ターシャ・テューダーのクックブック
![]() 料理の写真は載ってないし、料理の絵だってあまり載っていない料理絵本。
ターシャ・テューダーのクックブック コ-ギ-・コテ-ジの料理と思い出 ![]() ジャンクなところのない、土に一番近いところで出来る素朴な料理のはずなのに、今では、一番現実的でない料理になりつつあるターシャ・テューダーのクックブック。 眺めていると安心する、材料が何か分かる料理。 だけどその材料が、新鮮なチキン(ブロイラーではない)が、どんなにご馳走であることか。 鶏は飼っていないけれど、大家さんにもらった大根、庭先の蕗の薹。大根とフキノトウでクックブックのレシピはできない。でも、気分はターシャ・テューダー。 この世で最上の贅沢が三里四方の材を食って生きることとは隣のばあちゃんとターシャばあちゃんの意見の一致するところです?? |
ロ-ラン・グラフ「ハッピーデイズ」
![]() 35歳で老人ホームハッピーデイズに入居した男の話。
金にも体にも不自由のない若い者が、生活の拠点として老人ホームを選ぶなんて、凄い設定だと思います。きっと○冬舎の見城何某さんだって思いつかない、凄い設定です。 ハッピーデイズ ![]() 生活の「拠点」というには語弊があるかもしれません。この男性、ホームがお膳立てしたバス遠足のほかは、歩いて自分の墓(20代のとき買ったもの。自分の名と生年が彫ってあるが、没年は空欄)を訪ねるだけ。その彼が、友人の車に乗って出かけるのはまさに事件です。 老人ホームでどんな事件が起きるかって? それは読んでのお楽しみ。 いろいろな老人施設で、一室だけ若者に貸し出すようにしたらどうかしら。老人のためじゃなく、若者の将来のためだから、契約は15歳以上40歳以下の人のみ。1年以上5年以内で間借り人を回転させて。 どうだろう、日本では相場より安くしないと入る人はいないかな? この小説では主人公が、規定より割高にしてもいいから自分を入れてくれとホームに頼み込んでいましたが・・・・。 |
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