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三浦しをん「極め道」
2008/01/31(Thu)
初出は1998年。ってことは著者の学生時代ですね。もう筆が走って奔って、どっかに行っちゃって帰って来ないってくらい勢いがあります。

三浦 しをん / 光文社(2000/10)
Amazonランキング:153950位
Amazonおすすめ度:
こまやかな視線

若書きだけどそこはやっぱり三浦しをん。 「大草原の小さな家」、とくにチャールズ父さんについて語られたとき 「ハイハイハイッ しをんさんに一票!」 となけなしの一票を投じたくなりました。
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たかぎなおこ「ひとりたび2年生」
2008/01/29(Tue)
なおこちゃん、随分と大人になりなすったものです。 日帰り一人旅から初めて、2年生の今は一人で飛行機に乗り、コンドミニアムを借りる滞在型の旅に出るようになったのですから。 ひとりたび2年生
たかぎなおこ / メディアファクトリー (2007/11/28) 大方の女性より引っ込み思案な方(小心者?)だと思ったなおこさんが、だんだん活動範囲を広げていく「ドキドキ」感がよくわかります。 次はひとりたび海外編かな。 「一人旅」を楽しむには才能がいると思っていたけれど、なおこさんが「特殊な才能はいらない」と言ってくれているようで、世界の広がりを感じます。
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三浦しをん「夢のような幸福」
2008/01/29(Tue)
子どもも介護が必要な親もいない友人が、いきなりパンパース(紙おむつ)を1万円分も買い込んだという話が、激しく漫画的で面白かったです。 夢のような幸福
三浦 しをん / 大和書房 (2003/12) 類は友を呼ぶのか朱に交わって赤くなったのか知りませんが、そしてどっちが朱でどっちが赤くなったのかわかりませんが、しをんさんの友達って面白いです。 すごい友人が多い・・・で、どくとるマンボウ青春記 を思い出してしまいました。 そう。しをんさんの回りには旧制高校の寮みたいに個性派が生息しているのです。
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三浦しをん「乙女なげやり」
2008/01/28(Mon)
このタイトル(乙女なげやり)に、このカバー絵(二ノ宮知子)、著者三浦しをんと来たら、どうして手に取らずにいられるでしょう。 乙女なげやり
三浦 しをん / 太田出版 (2004/06) どうしようもないことみもふたもないことためにならないことを、読む楽しみに変えるのがエッセイスト。 ええ、そうですとも。 なんだか中学生の時を思い出します。初めてどくとるマンボウシリーズに出会ったとき、こんなふうに読みまくったなあ・・・・。 しをんさんのご母堂が骨折する話が可笑しくて可笑しくて、人の不幸をこんなに面白がっていいのかと不安になりました。 そういうわけで自分の人格については自信がありませんが、自信を持ってこの本をお薦めします。
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竹本住大夫「文楽のこころを語る」
2008/01/26(Sat)
義太夫第一人者竹本住大夫さんの一人語り形式の本。 豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記の絲山秋子さんもあやつられ文楽鑑賞の三浦しをんさんも、自分の回りの人の大阪弁を再現できないことを残念がっていたけれど、ここでは存分に味わえます。 文楽のこころを語る
竹本 住大夫 / 文藝春秋 (2003/08/27) なんたって人間国宝なんだからほんとはすごい人なのでしょう。が、全然凄そうじゃない恬(てん)とした語り口で、きれいな大阪言葉を話されます。 通常気の置ける相手と話すとき、方言は使わないような気がするけれど『義太夫節は大阪弁です。浄瑠璃だけは絶対に大阪弁でないとあきまへん。』と語る著者だから、文楽界を代表していつも大阪弁を使っているのかな?
 高円宮はんが「文楽見たことない」と言やはるから、「音楽会ばかり行かんと、たまには文楽に来ておくなはれ」と言うたら、「そうすね」と言うて、(平成十年九月)二十日に来てくれはりました。咲太夫君(豊竹咲太夫)が私に、「『住太夫さんに来いと言われたから行く』と高円宮はんが言うたはりましたでー」と報告にきてくれました。  私天皇皇后両陛下にもお願いしました。「いっぺん来ておくれやす」と。
という具合です。 肝心の芸に接したことがないとこの本の有り難さがよくわかりません。が、「近松つぁん」と三百年来の友のように近松門左衛門を呼び、浄瑠璃の登場人物を「娘はかわいそいやな」「親も気の毒やな」「こんな男は好きおまへん」などと身にひきつけて語っているのは面白いです。 最終章近くになって
長右衛門が浮気を詫びて[おりゃモ面が被りたい。堪忍してたも、堪えてたも]とことわりを言うている場面は、私が嫁はんに言わんとしてるせりふといっしょでしたわ。私もなんべんもお面があったら被りたかったことがあり、[これ迄のことは、誤った誤った]と長右衛門と同じシーンを繰り広げていました。
とさらりと言うあたり、さすが人間国宝。 なんやかんや諸行無常の人間模様のあとでするっとこのエピソードをもってくるのは憎いですねえ(笑)
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西加奈子「ミッキーかしまし」
2008/01/26(Sat)
著者初のエッセイ集。 エッセイって易しくて難しいですよね。自由によしなしごとを書けばいいけれど、読む人の好みに合致するかどうかはわからない。 ミッキーかしまし
西 加奈子 / 筑摩書房 (2007/10) どうしようもないことみもふたもないことためにならないことを、読む楽しみに変えるのがエッセイスト。 余人の知らない(気づかない)事実を読者に知らせ「知る楽しみ」をくれるエッセイストもいますが。 著者は小説家。エッセイは余技、かな。
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島村英紀「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。」
2008/01/25(Fri)
国際的に有名な地震学者が、「業務上横領」で告訴され、二〇〇六年二月一日「詐欺」容疑で逮捕。 七月二一日保釈。 本書は、この不可解な逮捕劇を描いた本ではない。 一七一日間という長期の拘束期間、科学者は何を経験したのか。 逮捕・勾留されると「どうなるか」を科学者の目で解析する。
という版元の謳い文句は本当に上手いです。読んでみたらその通りで、私には(大抵の人には)できない(したくない)経験を、卓越した観察眼で記録した得がたいリポートでした。 私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 (講談社文庫 し 82-1)
島村 英紀 / 講談社 (2007/10) まったく思いがけない逮捕劇だったにも関わらず、学者先生は実に緻密な記憶と記録とをもって、時間軸に沿って拘留中の様子を語ってくれます。 地球物理学の大人(うし)って、本当にすごいです。制限された人権と奪われた尊厳を嘆くより、滅多にない経験を正確に記録することで、自分の心の健康を守り抜くのです。 拘留中の食事について綿密に記録した上、グリコのポッキーについて「グリコポッキーはチョコレート菓子で、細いスティック一六本にチョコレートがまぶしてあるものだ」なんて真面目に解説してくれるあたり、学者先生の面目躍如。生真面目と言うか、ポッキーに解説が必要だと思うくらい世事に疎いというか・・・・。 しかし人心に疎いかというとそんなことは全然無く、正鵠を射た人間観察のあとで「検事だってつらいのだ」とか「看守は責任が重い割りに低賃金でたいへんだ」といった感想が綴られています。 悪事を働いていないのに拘束されて、それでなお周囲の人の立場について考えてみることができるなんて、大人(たいじん)だと思います。 著者にはたくまざるユーモアがあり何度も笑いそうになりました。この一冊を世に問うた編集者に感謝します。
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佐藤万作子「虐待の家―義母は十五歳を餓死寸前まで追いつめた」
2008/01/24(Thu)
餓死寸前だった少年は、幼児並の知能にしか回復せず、一生自力歩行は出来ないそうです・・・。 虐待の家―義母は十五歳を餓死寸前まで追いつめた
佐藤 万作子 / 中央公論新社 (2007/11) 被害少年は長男で、同居していた兄弟がいました。義弟(継母の連れ子)は同い年、実弟も中学生でした。 実弟はひもじいときはコンビニでパンや菓子を万引きして露命をつなぎ、はじめは祖父母宅に逃げ、最終的には実母のもとに身を寄せています。 なぜ長男は飢えても盗まなかったのか。一旦は弟と共に帰った祖父母の元から、なぜ長男だけ実父と継母の家に立ち戻ったのか。弟を引き取った実母から「兄も引き取りたい」といわれたのに、なぜ長男は「行かない」と言い続けたのか。 監禁されていたわけではないのに、歩けるうちに逃げなかったのはなぜ。 電話だってかけられたのに、祖父母に助けを求めなかったのは、なぜ。 長男はどうしても両親に愛されたかったの?? 父が振り向いてくれること、継母が救いに来てくれることを信じたかった?? 考えれば考えるほど・・・・・哀れです。
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首都圏の雪
2008/01/23(Wed)
通勤電車(○武鉄道)の運転見合わせというニュースが入り、天気もどんより重苦しかった今朝。 玄関を出るとついにちらついて来たものがありました。家の中の息子に「雪が降って来たよ」と声をかけました。 息子は電光石火で窓を開け、身を乗り出して「やったー」と叫びました。 五年男子すぱんと窓を開け放ち雪だ雪だと大声に告ぐ 幸せなそうな子どもの声を聞きながら、私はとぼとぼ駅に向かいました。運転見合わせから動き始めたばかりの電車、混んでいるだろうな・・・・。 せめて子は庭駆け回って遊べよと通勤電車に雪見つつ行く
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谷川俊太郎「おばあちゃん ひとり せんそうごっこ」
2008/01/22(Tue)
読了直後の印象は「凄惨」。 子どもにこんな本を読ませていいのか、と思いました。 おばあちゃん ひとり せんそうごっこ
谷川 俊太郎, 三輪 滋 / プラネットジアース (2006/04)
おばあちゃんなんか しんじゃえばいい
とつぶやく子どもが、 
ぼくも いまにうちゅうじんに なります
と結ぶ絵本です。 私たちは死ぬまで生きなければなりません。食事も排泄も人に頼り、わが子の顔を忘れ、うちゅうじんのようになっても、生きていく。 やはり子どもたちにこの本を供しましょう。 生きている人が死ぬまで生きられる社会を、共に作って行きたいと思うから・・・・。
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鈴木まもる「ぼくの鳥の巣絵日記」
2008/01/22(Tue)
静かな里山生活を彩る野鳥の絵本。日本の、身近な鳥たちの、巣作り子育ての様子が四季の流れの中で描かれます。 ぼくの鳥の巣絵日記
鈴木 まもる / 偕成社 (2005/04/28) 児童向けなのでしょうが、内容の守備範囲と難易度が激しく私向きでした。 美しい絵、懐かしさと憧れを足して割ったような風景。 何年か前に畑で拾った小さな卵。 幼児だった息子が、加減というものを知らずに持って握りつぶし、泣きに泣いた、あの空色の小さな卵。 あれはメジロの卵だったのでした。 卵、巣、幼鳥と成鳥がしっかり描き分けられた絵本。 大人にもお薦めです。 (以下同時に借りた本です) ふしぎな鳥の巣    ぼくの鳥の巣コレクション   左は絵本(内容は科学的。世界じゅうの面白い鳥の巣を紹介)、右は児童書(鳥の巣蒐集の苦労談がユーモラス)です。
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あべみちこ「ものがたりレシピ」
2008/01/21(Mon)
出てくるレシピを、作りたいとか食べたいとかは思いませんが、レシピの元になったものがたりとして紹介されている本が読みたくなります。 ものがたりレシピ
あべ みちこ, しぜんの国保育園, 成瀬くりの家保育園 / 幻冬舎 (2007/10) 料理嫌いだし、子ども向け料理は口にあいそうもないし、そんな「絵」を作らないで素直に食べた方が美味しいんじゃないかと思います。 でもきれいな絵、おもしろい絵になった料理を見ると 「原作は何? 読んでみたい!」 と思います。 明日は14ひきのあきまつりを探しに行かなくては!
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新作恵方巻き「かぶりつきコロン」
2008/01/20(Sun)
毎年新しい変わり恵方巻きが発売されるようになりました。 昨年はロールケーキの恵方巻きが出てきてビックリしましたが、今年はコロンがすしコーナー脇に進出してきてビックリ。
おなじみのコロンが驚きのロングサイズに 『かぶりつきコロン』新発売 節分を楽しく演出します
だそうです。 もうちょっと長さが短い方がいい気がしますが。 群雄割拠の恵方巻き商戦。 きっとまだまだ出てきますよ。日本人って、伝統を大事にしてるんだかしてないんだか、よくわかんないです。
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河添恵子「中国人とは愛を語れない!」
2008/01/19(Sat)
ここまでコテンパンなタイトルを付けられると、内容は「私情に走った過激」なものじゃないかと案じられましたが、案の定過激でした。 しかしながら、私的偏見と片付けられない真摯な観察眼を発揮してくれるので一読の価値があります。 中国人とは愛を語れない!―モノマネとニセモノの拝金主義者たち
河添 恵子 / 並木書房 (2007/12) 「中国人という人種は存在しない。中国国内で使われる言葉からして、方言というよりいくつかの外国語のように違うのだから」という理屈をいう人がいますが、著者はその多様性を承知の上で、中国人に共通して言えると思うことを選んで書いています。
「アメリカ人はね、自分がコーヒーを飲みたければ友人に尋ねることなく、自分のために一杯をオーダーする。そして中国人はね、相手がコーヒーを好きか嫌いか、飲みたいか飲みたくないかは関係なく、自分が飲みたければ二杯オーダーする。そして日本人はね、相手がコーヒーを飲みたいのではないかと思ったら、自分のことはさておき、『コーヒーでも飲みましょうか?』と尋ね、相手がYESだと分かったら、自分がそれほど飲みたくなくても二杯買うんですね」 私は思わず吹き出してしまった。「その通り」と思ったからである。
 彼らは自分のお金に直結する場合、加えてチャンスや時間が限定されている(たとえば日本への出稼ぎなどの)場合のみなりふり構わず働くのであり、企業、社会、国家の発展のために働こうといった純真さやお祭り騒ぎ的なノリ、モチベーションは無い!  おまけに、決まった時間での三度のメシと睡眠が、世の中どう変化しようと最優先事項で、アバウトには楽ちんに生活したい快楽主義者といえる。自分が頑張りさえすればといったストイックな粘り、責任感は持たず、その反面、大した仕事をしていなくてもアピールだけは一流だったりするから始末が悪い。「すみません」は口が裂けても言わない上で、自己弁護の言い訳は巧みなのだ。
使用言語が違うことを理由に「中国人とくくるな」という批判をする人は、「北京語を使う人はメシの時間に拘らないで仕事を優先する」とか、「広東人は自己の利害より社会のために働く」というように、具体的に反論してみてほしいと思います。 そして著者は、こんな中国人となぜ20年以上もつきあって来たのかを書いてほしいと思います。 油断するな日本人、舐められるな日本人政治家、守れ地球環境!! 中国はアジアの同胞ではなく、アジアの異邦人と心して、互いに害さず共に生きていく道を探らなければならないと思いました。
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バーバラ・ケイン「うちの親には困ったものだ」
2008/01/19(Sat)
親の大切な晩年なのに、向かい合うたびに喧嘩をして、「優しくして上げられなかった」と罪悪感を抱いて過ごす子どもの辛さを軽減してくれる本。 うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法
バーバラ ケイン/グレース レボウ, 江口泰子 / 草思社 (2007/09/29) 著者の二人(バーバラ・ケイン/グレース・レボウ)はカウンセラー。「年取って自立できなくなった親」との関係に悩む子どもを手助けしています。 支配的に振舞う親、何をしても満足しない親、引きこもる親、過食やアルコールに依存する親、そんな困った親たち。 彼らのことを「老人性のわがまま」や「僻み根性」と片付けていると、親子がいたずらに傷つけあうことのなります。そこにあるのは晩年まで癒えることのなかった「傷」。あるいは、伴侶や健康を失うことで覆えなくなった「傷」なのです・・・・。 親の持つ「傷」を理解することで怒りが消え、共感することで新しい関係が始まっていく。 そうそう上手くは行かないにしても、それは充分ありえることだと思います。 理解し、寄り添うことの訓練を専門家が手伝ってくれたらいいと思います。本の中では何度もクライアントとカウンセラーがロールプレイを繰り返す例が紹介されています。気軽にそんな手助けを受けられるといいのですが。 日本では(私では?)カウンセラーという職業の人がどこにいて、どんな手助けをしてくれるのかよくわかりません。風邪を引いたとき病院に行くように、税金の申告を税理士に相談するように、どんなときにどんなカウンセラーを訪ねればいいのか、誰が知っているでしょう? 喪失が人生を作る。 人は少しずつ何かを失い、最後は自分の命を失う。 だから晩年は人生総決算のときであり、この作業に寄り添っていること(同居別居は問題ではない)が子どもの役割だと著者は言います。
  飲 酒     干武陵 勧 君 金 屈 巵 満 酌 不 須 辞 花 発 多 風 雨 人 生 足 別 離
最後は自分ともお別れです。あらゆる事物と別れを重ねる親の姿は、やがての自分の姿なのだと思います。
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文楽への誘い
2008/01/19(Sat)
文楽への誘い」というビデオを見ていたら、文楽人形の床山さんが出ていました。 人形に役柄にあわせた化粧を施したり、役に合う衣装を新しく作る(縫う)人もいて、驚きました。 まるで人間の役者にヘアメイク、メイクアップアーチスト、スタイリストが付いているみたい。 (ちなみに「着付け」にあたる仕事は人形の主遣いをする人が行い、この作業を「人形こしらえ」と呼びます) 文楽は今の時代に生きていて、古典でありながら今も少しずつ新しい工夫を加えているんだなあと思いました。 しかし肝心の義太夫(語り)はテンポが遅くてつまんない。 科白もナレーション部分ももっとシャキシャキしゃべってほしいです。唸ってばかりいては話が進まないじゃないですか。 おじいさん太夫が若い娘の声色を使うのも違和感があります。が、落語家が赤ん坊から老婆まで一人で演じるのを変だと思わないんだから、これは慣れの問題かもしれません。 私が文楽を楽しめる否かのネックは、一にも二にも義太夫のテンポ。これには慣れられるかどうか。。。。 なんだか先行きが暗い感じです。
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三浦しをん「あやつられ文楽鑑賞」
2008/01/18(Fri)
文楽を「知らない」のはちっともはずかしいことじゃないけど、「しらないまま」でいるのあまりにも勿体ない気というがしてきました。 あやつられ文楽鑑賞
三浦 しをん / ポプラ社 (2007/05) 箱根駅伝とドラマ「のだめカンタービレ」に夢中で、正月の邦楽番組はチェックし損ねたので、とりあえず図書館で文楽のビデオテープ借りて来ようと思います。そして忘れずに闘う三味線 人間国宝に挑む ~鶴澤清治~のDVDもリクエストして来なければ。 (二十歳の頃市民会館で能を見て爆睡して以来、こんなふうに古典芸能に興味が湧く日が来ようとは思っても見ませんでした。 我ながらはるばる来ぬる旅をしぞ思っちゃいます・・・・)。 それもこれも小説「仏果を得ず」を読んだから。主人公である文楽に生きる青年が、文楽に生かされているのに気づいたから。 文楽と人形浄瑠璃ってどう違うの? というレベルの私に、「あやつられ文楽鑑賞」は文楽手引書としてぴったり。 上手い太夫の語りを聞いていると、客席で安らかに眠ってしまうというしをんさんの告白には、大いに親近感がわきました。なーんだ、もう「寝ちゃったらどうしよう」って思い悩まなくていいんだわ(笑)。 下手な太夫だと聞いててハラハラしちゃって睡魔が寄ってこない、というのもなんだかすごい。しをんさんって駆け出し太夫のお母さんみたいだわ。 妄想にあふれたしをんさんの一人語りを読んでいると、赤毛のアンを思い出します。 「この浄瑠璃作者、あっちでもこっちでも合作に名を連ねているけれど、よっぽどノミニケーションが盛んなお調子者だったに違いない」などと名前しか知らない300年前に行きていた作者の私生活を妄想するしをんさんと、「きんぽうげは前世で神様のティーカップだったに違いないし、モンキチョウは妖精の手芸箱から逃げ出したパッチワークの端切れだと思うの」なんて途方もない想像をするアン・シャーリー。 ぶっ飛び方と想像の説得力において、いい勝負ではないでしょうか?! 少なくとも自らの想像をかなり本気で信じているところが共通だと思います。 アンもしをんさんも大好きです。
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ドラマ「鹿男あをによし」
2008/01/17(Thu)
のだめの後番組として(そんな事実はナイ)期待していたので、始まって30分を過ぎる頃から 「いつ面白くなるの?」 「いつ?」 と思い続けて見てました。 しかしなかなか面白くならない。むしろ「くぉら、しっかりしなさい。小川(玉木宏)君!」とどやしたくなります。 でも超楽天的なかりんとう(役名覚えてないのであだ名の方です)が自分勝手にしゃべってるんじゃなくて、小川を慰めようと孤軍奮闘していたことに気づいたときの小川君はよかった。 やっと小川君に感情移入できるかもと思えました。 が、 その後もなかなか話が進まず、第一話の最後の最後になってやっと鹿がしゃべり始めたのでした。 「何か起きそう」という期待だけで55分引っ張るのは、溜め過ぎだ!と思います。
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「デートDVってなに?」
2008/01/16(Wed)
ドメスティック・バイオレンス(domestic violence, DV)とは、同居関係にある配偶者や内縁関係や両親・兄弟・親戚などの家族から受ける家庭内暴力のこと。 Domesticは本来「家庭の」という意味であるが、近年ではDVの概念は同居の有無を問わず、元夫婦や恋人など近親者間に起こる暴力全般のことを指す場合もある。また、恋愛関係にある者の間に発生する暴力を特にデートDV(dating violence)と呼ぶ場合もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デートDVってなに? Q&A
日本DV防止・情報センター / 解放出版社 (2007/12/05) 結婚も同居もしていない、交際中の男女間で暴力行為があったなら、すぐに分かれればいいじゃないか。交際中に手を上げられて、見切りを付けられない方が変なんじゃないか。・・・・そう思っていた私が愚かでした。 レイプや打擲といった身体的暴力に加えて、「好きだから」「愛しているから」といって他の人との外出や電話やメールに干渉・制限することに端を発し、本人やその家族に危害を加えるという脅しにいたる精神的な暴力が伴うと、人生経験が少なく人的ネットワークも未熟な若い人は正常な判断力を失ってしまいがちです。 意に染まぬ性行為、避妊への非協力、そこにある暴力に男も女も気がつければいいのだけれど。それが難しいときもある・・・・・。 大人として「世の中に『暴力を振るわれていい人間』はいない」といい続けなければいけないと思いました。そしてもしもこれから、本当にもしもだけれど、いつかデートDVの相談を受けるときがあったら 「なんで別れないの」 ではなく 「その関係は変じゃないかしら?」 と言わなくては。 何で別れないのかと言われると、相談者は「別れないお前が悪い」と責められているように感じてしまうとのこと。 確かに、別れられないからデートDVが続いているので、「別れられる」「別れればいいのではないか」という本人の『発想』が大切なのでしょう。 言いかえれば、「別れる」「自由になる」という発想を根こそぎ奪ってしまうのがDVなのです。姪や友人の子どもたちがそんな目に会わないよう、息子が加害者になって他人と自分を傷つけることがないよう、暴力に目を光らせて行きたいと思います。
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藪田夏秋「あなただけの巻物・折り本づくり」
2008/01/15(Tue)
子ども(孫)といっしょにやってみましょう。 本文係りと表装係りに分かれて作れば親子または一家で一冊の本を作ることもできます。 あなただけの巻物・折り本づくり 新装版
藪田 夏秋 / 日貿出版社 (2007/11) 絵の上手な子を持つお父さん。お子さんの絵を巻物に仕立ててみませんか。 手先の器用な子を持つお母さん。夏休みの自由課題で子どもに折り本を作ってもらいませんか。 おじいちゃんの写経で巻物、おばあちゃんの絵手紙で折り本を作ったら敬老の日のプレゼントになりますよ。 私は・・・不器用だからだめだけど、手芸や工作の好きな人なら出来ますよ、これ。 (世の中は広いもので、巻物キットに折り本キットというものも売っているようです)
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矢内由美子「闘莉王―赤き魂のサムライ」
2008/01/14(Mon)
スポーツ大陸「世界と闘うために ~浦和レッズ 闘莉王~」に闘莉王がでていました。よくまとまったいい番組でした。満足。 これを見たら闘莉王―赤き魂のサムライを読む気が失せちゃった。
矢内 由美子 / 徳間書店 (2007/11)
こちらは読まずに図書館に返しましょう。私の後に予約して待っている人が一人います。その人に早く読んでもらった方がいいものね。 我が勤務地図書館では闘莉王―赤き魂のサムライの所蔵数1、貸出数1(私)、予約1。需要に対して適正な品揃えです。 翻ってさいたま市の図書館は、所蔵数5、予約数63。 さすがレッズのお膝元! 11月30日発売のこの本を年内に貸出し始めるという見事な速攻と、需要を予測した購入冊数はまさしく市民の図書館です。 ところで我が居住地図書館はこの本を所蔵していません(2008年1月15日現在)。まあ不思議はないというところかな。
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相原茂「中国語の学び方」
2008/01/14(Mon)
randokuさん教えてもらった本。 中国語の学び方
相原 茂 / 東方書店 (1999/10) 「何々したとき中国人の誰々さんはこう言った」という話は個々のエピソードでしかありませんが、「中国ではこんなとき、これこれと挨拶する」とか「中国でこういうときしかじかというのが常套句だ」と語られれば、なるほどそういうお国柄なのかと思います。 言語と文化はあまりにも密接で、分かちがたいものだとあらためて思いました。 「第6話 日中異文化コミュニケーション」だけ読もうと思っていたのですが・・・。ぱらぱら見ているうちにほとんど読んでしまいました。 これは中国語学習参考書ではなく、中国語の学習法の本です。中国語を何も知らなくても興味深く読めます。高校卒業以降に外国語を習い始める人みんなに応用がきくんじゃないでしょうか。
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映画「アース」
2008/01/14(Mon)
2008年最初の1本なのに、途中で寝てしまいました・・・・。 ホッキョクグマの話アフリカゾウの話鳥の話と、いろんな話に飛んでいったり帰ってきたりして、結局始めに出てきたホッキョクグマの母子家庭はどうなったのか分からずじまい。 感情移入しづらい作り方だと思います。
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収納がある
2008/01/14(Mon)
テレビ番組大改造!!劇的ビフォーアフターが大好きでよく見ています。 そこでよく聞くのが「収納がある(ない)」「収納が多い(少ない)」という言葉。 収納力がある(ない) 収納容量が多い(少ない) なら分かるんだけど。 「収納がない」とだけ言われると、収納家具がないのか収納家具を置くスペースがないのか、あるいは収納のための工夫がないのかわかりづらく、あいまいです。 建築番組がそこをあいまいにしていてどうするよ?と思います。
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雨なら雪だね
2008/01/14(Mon)
午後6時、摂氏2度の寒暖計を見ながら私は言いました。 「これから雨が降るなら雪だね」 「そうだね」 と夫は言いました。 これが朝なら、 「今日が雨なら雪だね」 「ああ、きっと」 とかなんとか言っているところです。 二人の間では通じているけれど、字面で見ると「雨なら雪」ってあんまりな表現です。 雨のち雪なのか、霰なのか、時雨なのか。はたまたあめゆじゅとてちてけんじゃなのか。 ここで発言者(私)が言おうとしていたのは『これから雨が降るような気象状況になったなら、そのとき「落ちてくるもの」は雨でなく雪であろう』ということ。 それがどうして【雨なら雪】と化けるのか、発言者にもわかりません・・・・・・。
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いっぱし
2008/01/13(Sun)
本日の得点は、100、98、100。 国語、算数、英語のテスト成績なら大したものだが、テストではなくボウリングの成績です。 一家でテレビの「ボウリング革命 P★League」を見て研究しているので、我々の言うことはいっぱしであります。 「あ~あ。オープンフレーム出しちゃった」 とか。 しかし今日の私は「オープンフレーム出しちゃった」どころではありません。 2ゲーム目なんてほとんどフルオープンでございます。 「私は最後まで勝負を捨てなかった。  勝負が私を見捨てたのだ」 勝負のレベルはさておき、言うことはいっぱしの戌井桃子選手でした。
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「使ってみたい武士の日本語」の運命
2008/01/12(Sat)
野火迅さんの「使ってみたい武士の日本語」が話題になっているらしい。図書館利用者の一人が「この本ありますか」と言いながら、カメラつき携帯電話で撮った新聞広告の写真を見せてくれました。 「はい。発注中ですよ。リクエストカードを書いてもらえば、予約1番として扱います」 と案内しましたが・・・・。 ちゃんと入るか本当は心許ないのです。 インターネットで紀伊国屋に注文を出したのが1月9日午後3時頃。草思社が民事再生法の適用を申請したのが1月9日。 2月も営業は続けるという報道でしたが、現在どうなっているのか。何とか会社に立ち直ってほしいものです。 「使ってみたい武士の日本語」を待っている利用者のためにも、草思社を結構贔屓にしている自分のためにも。 ちなみに過去1年間(2007年)に草思社が出版した主な本は以下の通り。 太字は勤務先図書館が購入した本と、私が図書館に入れたいと思っている本(ただし入るかどうかは上司次第)。 赤字はこれから自分で個人的に読みたい本です。
「新しい中国」で成功する! : 体当たり中国ビジネス必勝法 / 高橋基人著. 「達人」の英語学習法 : データが語る効果的な外国語習得法とは / 竹内理著. 「伝説の社員」になれ! : 成功する5%になる秘密とセオリー / 土井英司著. いじめをやめさせる! : 現役教師が本音で語る、現実的対処法 / 佐山透著. いつまでも、いつまでもお元気で : 特攻隊員たちが遺した最後の言葉 / 知覧特攻平和会館編. うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法 / バーバラ・ケイン, グレース・レボウ著 ; 江口泰子訳. おいしいハンバーガーのこわい話 / エリック・シュローサー, チャールズ・ウィルソン著 ; 宇丹貴代実訳. おてんばば女将の祗園昔ばなし / 小川智恵子語り ; 鈴木美代子聞き書き. これから世界はどうなるか / ジャン‐クリストフ・ヴィクトル, ヴィルジニー・レッソン, フランク・テタール著 ; フレデリック・レルヌー地図作成 ; 鳥取絹子訳. (地図で読む世界情勢 ; 第2部) これでもけっこう幸せだ。―自閉症の息子とともに / 山岡瑞歩著. なぜ現在の世界はこうなったか / ジャン-クリストフ・ヴィクトル , ヴィルジニー・レッソン, フランク・テタール著 ; フレデリック・レルヌー地図作成 ; 鳥取絹子訳. (地図で読む世界情勢 ; 第1部) なんでこれが交通違反なの!? : 警察は教えない126の基礎知識 / 今井亮一著. -- 改訂新版. もう一度会いたい―思い出の人、さがします / 佐藤あつ子著. よくわかる慰安婦問題 / 西岡力著. わたしの声を聞いて / スザンナ・タマーロ著 ; 泉典子訳. アメリカの日本空襲にモラルはあったか : 戦略爆撃の道義的問題 / ロナルド・シェイファー著 ; 深田民生訳. -- 新装版. イラク戦争の深淵 : 権力が崩壊するとき、2002~2004年 / 国末憲人著. イラン人は神の国イランをどう考えているか / レイラ・アーザム・ザンギャネー編 ; 白須英子訳. クイズで楽しもうビックリ!意外日本地理 / 宇田川勝司著. サラリッチの法則 : 「年収1000万円超の会社員」になる7つのルール / 中村一晴著. ステージなんかこわくない.-- (ロイヤルバレエスクール・ダイアリー / アレクサンドラ・モス著 ; 阪田由美子訳 ; 6) トップシークレット. -- (ロイヤルバレエスクール・ダイアリー / アレクサンドラ・モス著 ; 阪田由美子訳 ; 5) 安藤昌益の世界 : 独創的思想はいかに生れたか / 石渡博明著. 闇市の帝王 : 王長徳と封印された「戦後」 / 七尾和晃著. 映画の中の昭和30年代 : 成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活 / 片岡義男著. 映画録音技師ひとすじに生きて : 大映京都六十年 / 林土太郎著. 英語力よりジョーク力! / スティーブン・ウォルシュ著. 屋久島の山守千年の仕事 / 高田久夫著 ; 塩野米松聞き書き. 加齢に克つ!サビない体のつくりかた / 米井嘉一著. 快視力 : 視力の眼から心身の眼へ / 田村知則著. 海神襲来 : インド洋大津波・生存者たちの証言 / 広瀬公巳著. 海鳴りの響きは遠く : 宮城県第一高女学徒勤労動員の記録 / 宮城県第一高女四十七回生著. 外注される戦争―民間軍事会社の正体 / 菅原出著. 吉本興業の正体 / 増田晶文著. 宮沢賢治 / [宮沢賢治著] ; 齋藤孝編著. (声に出して読みたい日本語音読テキスト ; 2) 近衛文麿「黙」して死す : すりかえられた戦争責任 / 鳥居民著. 後藤新平日本の羅針盤となった男 / 山岡淳一郎著. 高校の現実 : 生徒指導の現場から / 喜入克著. 高校野球が危ない! / 小林信也著. 高松塚への道 / 網干善教著. 国語辞書 誰も知らない出生の秘密 / 石山茂利夫著. 今世紀で人類は終わる? / マーティン・リース著 ; 堀千恵子訳. 再現南京戦 / 東中野修道著. 算数脳がグングン育つ「手づくりパズル」のすすめ!! / 高濱正伸著. 使ってみたい武士の日本語 / 野火迅著. 私のなかのよき日本 : 台湾駐日代表夫人の回想五十年 / 盧千恵著. 手塚治虫とボク / うしおそうじ著. 秋田連続児童殺害事件 : 警察はなぜ事件を隠蔽したのか / 黒木昭雄著. 終わりから二番めの危機 / レモニー・スニケット著 ; 宇佐川晶子訳. (世にも不幸なできごと ; 12) 昭和天皇とラストエンペラー : 溥儀と満州国の真実 / 波多野勝著. 信長は本当に天才だったのか / 工藤健策著. 心の琴線にふれる言葉 / 齋藤孝著.(声に出して読みたい日本語 / 齋藤孝著 ; 5) 新しい出会い. (ロイヤルバレエスクール・ダイアリー / アレクサンドラ・モス著 ; 阪田由美子訳 ; 7) 人生練習帳 : 人生の予習復習はたんねんに / 斎藤孝著. 人類の足跡10万年全史 / スティーヴン・オッペンハイマー著 ; 仲村明子訳. 数で考えるアタマになる! : 数字オンチの治しかた / ジョン・アレン・パウロス著 ; 野本陽代訳. 世界のどこにもない会社を創る! : セコム創業者の痛快な起業人生 / 飯田亮著. みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実 / ジェシカ・ウィリアムズ著 ; 酒井泰介訳 ; 朝倉めぐみ絵. 盛りを過ぎてもへこたれない国イギリスに学べ / マークス寿子著. 孫子もタマげる勝利術 : ヒドイやつほど成功する! / スタンリー・ビング著; 吉田利子訳. 歎異抄 / 齋藤孝編著. (声に出して読みたい日本語音読テキスト ; 3) 地に墜ちた日本航空 : 果たして自主再建できるのか / 杉浦一機著. 中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日 : 一極主義vs多極主義 / 北野幸伯著. 中国の危ない食品―中国食品安全現状調査 / 周勍著 ; 廖建龍訳. 中国人に絶対負けない交渉術 / 吉岡健著. 長男が危ない! : 熱心な母親ほど要注意 / 杉山由美子著. 伝統建築と日本人の知恵 / 安井清著. 東京・自然農園物語 / 山田健著. 東京夢譚 / 鬼海弘雄著. 謎とき徳川慶喜 : なぜ大坂城を脱出したのか / 河合重子著. 日本全国都市の通信簿 : 主要35都市を採点する / 岩中祥史著. 脳は意外とおバカである / コーデリア・ファイン著 ; 渡会圭子訳. 俳句がうまくなる100の発想法 / ひらのこぼ著. 悲劇の発動機「誉」 : 天才設計者中川良一の苦闘 / 前間孝則著. 秘伝!中学生のためのスラスラ計算術 : スラ計 / 鍵本聡著. 病をよせつけない心と身体をつくる : 直観医療からのメッセージ / クリステル・ナニ著 ; 菅靖彦訳. 不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意 / 林文子著. 平家物語 / 齋藤孝編著. (声に出して読みたい日本語音読テキスト ; 1) 本当は不気味で怖ろしい自分探し / 春日武彦著. 頼りになる弁護士の見分け方、頼み方 / 荒木和男著. 恋かバレエか. (ロイヤルバレエスクール・ダイアリー / アレクサンドラ・モス著 ; 阪田由美子訳 ; 8) 老けない人は歯がちがう : 歯周病でからだがサビつく! / 宮田隆著. 全国鉄道事情大研究 中国篇 1 川島令三 僕が猪瀬事務所で見たニッポン大転換 ニルス・プラネル/橘明美 めぐみへ 横田早紀江、母の言葉 横田早紀江 自由の国で(V.S.ナイポ-ル・コレクション ) ヴィディアダ-ル・スラシプラサド・ナイポ/安引宏 怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説 ロバ-ト・エ-リック/垂水雄二
【追記】 今日、紀伊国屋のデイリーベストテンで、2007年12月発売の「怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説」が3位に入っていました。商品の動きは止まっていないようです。同じく民事再生法適用となった新風舎の本がみんな入手不可になっているので、心配してしまいました。週明けに届く荷物の中に「使ってみたい武士の日本語」が入っているといいなあ・・・・。 【追記の追記】 1月23日に「使ってみたい武士の日本語」が納品されました。よかったよかった。 現在、各地の書店で草思社応援フェアが開かれているとのこと。草思社の本を好きだった人は多いのです。 がんばれ草思社!
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正月の思い出
2008/01/12(Sat)
本を読んだり感想を書いたりするのが忙しくて、日記ネタが溜まりました。一挙放出します。 《年頭の発見》 年と共に、顔の皺が増えて脳の皺が減る。
・・・・気づきたくなかった事実。
《仕事始めの発見》 制服のウエストがきついと、危機感が増して食欲が抑えられる。
・・・・朝と夜に食欲が増すから効果なし。
《正月に撮った写真を見ての発見》 私は写真を撮るたびに肥えているようだ。写真を撮ると太るので、写さないでください。
・・・・写真を撮ると魂を抜かれるという説もある。
《正月に嬉しかったこと:息子編》 1月7日、早起きした息子が、後から起きた私に言いました。初日の出よりもめでたいオーラを発しながら、 「おかあちゃん、学校、明日からだったよ」。
・・・・「よかったね」とだけ言いました。正月だもんね。
《正月にちょっとだけ悲しかったこと》 市立図書館のリクエスト担当に知人がいることが発覚。守秘義務を守ってくれる人なのは分かっているけれど、彼女自身に知られたくないことだってある。
・・・・もうエロい本はリクエストできない。
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鶏のから揚げと烏の行水
2008/01/12(Sat)
夕食は7時からの予定。鶏のから揚げ以外は全てスタンバイOK。鶏肉も30分前にから揚げ粉をまぶしてあり、あとはこれを揚げるだけの6時45分。 こたつでたらたらとマンガを読んでいる息子に、「から揚げ始めるよ」と声をかけると、彼奴は風呂場に飛んでいきました。 鶏のから揚げと息子の烏の行水。 先にあがったのは、・・・・烏の方でした。
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鈴木まもる「世界の鳥の巣をもとめて」
2008/01/12(Sat)
著者はこの本に紹介されたどんな鳥の巣より、もっとめずらしい、面白い人だと思います。 世界の鳥の巣をもとめて―バサラ山スケッチ通信
鈴木 まもる / 小峰書店 (2007/11) こんなこと(鳥の巣)に興味を持って、世界をかけめぐる人がいるなんて驚きです。それも科学的な研究書にするんじゃなくて、児童向けの絵本にするために、どこでもジャングルでもすっ飛んで行くなんて。 でも、私が知らなかっただけで、世界には何人もこういう人がいるんですね。鳥の巣専門の絵描きさんを見つけるたびに、著者は自著と手紙を送ります。 返事が来て、交流が始まり・・・・巣のあるところに案内してもらったり、手持ちの巣を分けてもらったり、見るも(読むも?)麗しい人の輪が広がります。 好きなものを通じて、(始めは顔も知らない)世界の仲間と繋がっていけることを、子どもに教えてくれる本。総ルビつき。
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