息子の宿題 |
2007/11/30(Fri)
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来週月曜日提出期限の息子(小五)の宿題。
「家の中にある外国製品を10種類みつけてメモしてくること」
家にある衣料品の多くが中国製だからすぐに10種くらい見つけられるけれど、箪笥だけ見てすんでしまったのではつまらないから、他にはないかな?
という話になりました。
すかさず夫が
「ワインのヌーヴォーとウィスキーのバランタイン12年ならあるぞ。岳志のためなら老酒も買ってくるぞ」
といいます。何が『岳志のためなら』じゃ。
「あなたには見栄というものがないの? あたしゃ図書館で
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大田垣晴子「わたくし的読書」 |
2007/11/30(Fri)
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この手の本(書評や読書録)は、それを読んで新たに自分が読みたくなる本や、人に紹介したくなる本を見つけられればアタリ、そういう出会いがなければハズレと分けているのですが、これはハズレでした。
わたくし的読書 (ダ・ヴィンチ・ブックス)
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大石圭「出生率0」 |
2007/11/29(Thu)
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アレックス シアラーの「世界でたったひとりの子」を先に読んでいたので、どうしても比べてしまいます。
出生率0(ゼロ)
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島田雅彦「佳人の奇遇」 |
2007/11/28(Wed)
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島田雅彦という小説家の本はまだ読んだことがありませんでした。初めて読んで、面白かったです。
出版社 / 著者からの内容紹介
今夜、コンサートホールに奇跡が起こる
ある日、コンサートホールに集まった人々 超問題児のオペラ歌手と即席マネージャー、マエストロと過去の女たち、大学講師とOL……それぞれの恋の行方は!?島田雅彦による最新恋愛小説
死んでいくためだけに表れたもの静かな登場人物がいたり、おとなしいキャラクターだと思っていたら最後にどんでん返しをしてくれる登場人物がいたり、荒業も小技も見せてくれる作家さん。
イッツ エンターテイメント です。
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天野彰「六十歳から家を建てる 」 |
2007/11/27(Tue)
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元気な六十代が家を建てたからといって、なに驚くほどのことがありましょう。
六十歳から家を建てる (新潮選書)
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酒井順子「ひとくちの甘能」 |
2007/11/26(Mon)
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おいしそう! 文章も写真も甘能的です!!
ひとくちの甘能
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柳沢有紀夫「日本語でどづぞ」 |
2007/11/25(Sun)
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海外で集めた、外国人による日本語いいまつがい集。ささ、「エしぺ-タ-で-階へどラざ」
日本語でどづぞ―世界で見つけた爆笑「ニホン」誤集 (中経の文庫 や 2-1)
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西原理恵子「サイバラ茸7」 |
2007/11/25(Sun)
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初出から単行本化までに時間がかかるので、亡き鴨志田さんの活躍?暗躍?が見られます。ここで再会できてうれしいです。
サイバラ茸7
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養老孟司「バカにならない読書術」 |
2007/11/21(Wed)
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子どもに本の読み聞かせをするより、外で遊ばせた方が脳の発達に有効令
バカにならない読書術 (朝日新書 72)
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富坂聰「中国という大難」 |
2007/11/20(Tue)
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水不足、環境汚染、汚職蔓延、受け皿のない退役軍人。
このうち対岸の火事として遠く見ていられるものはどれでしょう。
中国という大難
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夏目漱石「直筆で読む「坊っちやん」」 |
2007/11/20(Tue)
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「坊ちゃん」を最初から最後まで全部直筆で読めて、それでいて1200円?! これはスゴイ企画。当たるかも!
直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ビジュアル版 6V)
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野火迅「使ってみたい武士の日本語」 |
2007/11/18(Sun)
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しぶい! 今度使ってみたいことばがいっぱいです。
使ってみたい武士の日本語
![]() ところで関西から江戸への物流は、京都の権威を重んじて「下り」と呼ばれた。上方の物産は、どんなものでも江戸へ下っていったので、江戸へ下らない商品は、よほどツマラナイ商品とみなされた。「下らない」という言葉は、そこからきている。のだとか。 かにかくに江戸の言の葉面白しいざ尋常に続き読むべし というわけで、これにてご無礼つかまつります。 |
藤森照信野蛮ギャルド建築 |
2007/11/18(Sun)
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建築家本人が書いた「タンポポ・ハウスのできるまで」とニラハウスの施主が書いた「我輩は施主である」を読んでいたので、大体の見当はついていたのですが、大きい写真で見るとますます面白い家です。
藤森照信野蛮ギャルド建築 (ギャラリー・間叢書)
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荻上チキ 「ウェブ炎上」 |
2007/11/16(Fri)
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新書だけど内容は濃いです。読みでがあります。
ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)
![]() ブログやミクシィで、ある人物への非難が燃え上がり、収拾不能になることがある。 こうした現象を「炎上」と言う。 時に何千もの批判が押し寄せ、個人のプライバシーすら容赦なく暴かれる。有名無名を問わず「炎上」の餌食となるケースが頻発する今、そのメカニズムを明らかにし、そうした集団行動(サイバーカスケード)にはポジティブな側面もあることを指摘する。 ウェブという「怪物」の可能性を見据えた、現代の「教養」書。インターネットの危険性を知った上でこれを使いこなすために、一読をお薦めします。 |
尾崎左永子「短歌カンタービレ」2 |
2007/11/16(Fri)
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この本の凄さを、私は隠していました。
本当は凄いんです。実作している人が読んだら即効性があると思います。
短歌カンタービレ―はじめての短歌レッスン
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よしたに「ぼく、オタリーマン。2」 |
2007/11/16(Fri)
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2巻が出たのか、と思ったらもう巻頭マンガで3巻の宣伝をする編集者。
編集者も(それを描く著者も)・・・強気だなあ。
ぼく、オタリーマン。2
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のだめカンタービレ #19:敗者の涙 |
2007/11/13(Tue)
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コンクールは優劣をつけるのが目的だから、敗者だって出る。敗者の涙が描かれる19巻。
のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)
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尾崎左永子「短歌カンタービレ」 |
2007/11/13(Tue)
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歌うように短歌を作ろうという尾崎さん。ある程度語彙の豊富な人なら誰でも短歌を作れそうなレッスンです。
短歌カンタービレ―はじめての短歌レッスン
![]() はい。と答えていました。 「できれば」とか「努力します」をつけずに、ここで「はい」だけを答える胆力。「はい」以外の全てをそぎ落としているところが美しいです。 |
阿曽山大噴火「被告人、前へ。」 |
2007/11/13(Tue)
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痺れるタイトルです。盛り上がる期待感!
被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある
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気弱ず |
2007/11/10(Sat)
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GGR見ていたら、選手インタビューの字幕に何回も「気弱ず」が出てきました。
これは、文脈からして「気負わず」でしょう・・・・。
しっかりしてくれ。テレビS玉。
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山粧ふ |
2007/11/10(Sat)
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紅葉の山よ絵の中分け入りぬ
長き夜がいただきますで始まれり
秋灯を低く掲げて爪を塗る
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田村裕「ホームレス中学生」 |
2007/11/10(Sat)
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衒いも捻りもない文章。事実の重さだけで押してきます。一生に一冊しか書けない本だと思います。
<以下ネタバレ>
ホームレス中学生
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「霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記」 |
2007/11/10(Sat)
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ミーハーな4人の女性の傍聴記。キャッキャラキャッキャラ。こちらも軽ーく読んでいきます。
裁判所の見取り図から隣の建物である農水省の食堂メニューまで、傍聴初心者にいたれりつくせりの本です。
霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記
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谷崎光「北京大学てなもんや留学記」 |
2007/11/09(Fri)
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中国がこんなにも弱肉強食の世界になっていたとは・・・・とビックリします。
北京大学てなもんや留学記
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読書週間の過ごし方 |
2007/11/08(Thu)
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読書週間の恩恵なのか呪いなのか、二つの公共図書館にリクエストしていた本が一時に届きました。年に2・3回こういうことがおきます。
通常10冊を超える時点で、取り置き本を受け取りにいくタイミングを遅らせるようにします。
本の取り置き本期間が一週間あるので、連絡を受けてから5日くらい放っておき、5日間で既に借りている本をガーっと読んで、読んだ本を返却しがてら取り置き本を借りに行きます。
驪マンガ、麗写真や絵の多い本(見るための料理本を含む)、黎頭を使わないで読める軽い本を先に読むと効率的です。
今回なら
というところ。二日で三冊読めます。
次に優先するのが自分の後に予約が入っているのが分かる本。また、予約が入りそうだと思う本。今回は「ホームレス中学生」に予約が入っています。これから予約が入るかもしれない予感(当たるも八卦?)がするのが「使ってみたい武士の日本語」。この2冊は早めに読んでしまおうと思います。
あとはまあ好きな本から読みます。自分の後に予約が入らない限り、読み終わらなければ貸出を更新すればいいのですから。
買えば積読(つんどく)借りれば濫読。
(12月の図書館標語にしよう。ちなみに11月の標語は「燈火親しむべし」です)
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柿 |
2007/11/08(Thu)
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友垣が来たときにのみ柿取る子
他家の柿ばかに美味しと子等のいふ
柿を剥く子にピーラーを置いていく
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なんしか |
2007/11/08(Thu)
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山本文緒の「再婚生活」を読んでいたとき『なんしか』という言葉が出てきて、あれ?と思いました。
最初は「『なにがしか』の誤植か」と思ったのですが、その後何回も出てきたので誤植説は放擲。
方言か、私の知らない流行語かと思い、ネット検索してみました。
どうやら京都を中心にした関西地区の方言だったようです。
意味は「とりあえず、なにはともあれ」かな?
著者は生まれも育ちも関東圏だったと思うので、ちょっと不思議です。東京山の手育ちの人が「どまん中」というようなものでしょうか。
(「どまん中」は関西方言。東京弁では「まんまん中」)
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ドラマと読書 |
2007/11/07(Wed)
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ドラマ「ガリレオ」を3回目から見て、4回で逃れられなくなりました。ええもうどこへも逃げられません。湯川先生の虜です。
原作を読んで湯川先生を私物化したい(読んでいる間は私のものですから)という欲求がムラムラと起きてくるのですが、もともと人気作家の原作にドラマの影響で、公共図書館の「探偵ガリレオ」予約者は二桁に上ります。どうしよう。
待つか? 文庫を買うか?
この秋はドラマの獲れ秋で、NHKの「ジャッジ」がまた素晴らしいのです。これも3回目から見て4回で心酔。深酔いの泥酔です。
普段は優しい表情なのに、裁判となると被告人の言葉にも被害者の言葉にもにも厳しい表情を崩さない裁判長が、渋い。若いのに渋いでございます。
もうこの法廷から離れられない、と思って「霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記」を借りてきてしまいました。キャピキャピした本だけど仕方ありません。ドラマはオリジナル脚本なので原作がなく、ノベライズ「ジャッジ―島の裁判官奮闘記 (角川文庫 ん 26-1)」はまだ図書館に入ってないのです。
勤務先図書館では「鹿男あをによし」のドラマ化が話題になっていました。
この本は貸出中だけど予約はかかっていません。今から予約をかけておくべきか、否か?
鹿男の主演は玉木宏。「ガリレオ」の轍はもう踏みたくないけれど、現在公共図書館から借りている本がしめて12冊。受取待ちが1冊。一週間のうちに「鹿男あをによし」の順番が回ってきたら、一日一冊ペースで読まないと間に合いません。
さすがにちょっと無理です。
ああああ。読みたい本がたくさんあるとき、テレビドラマを見るのは危険です。
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酒井順子「黒いマナー」 |
2007/11/07(Wed)
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酒井順子の真骨頂。
今まで誰も口にしなかった、黒いマナー。
再婚同士の結婚式で客はどう振舞うべきか、ハゲ始めたことを気に病みながら他人にはハゲと気付かれたくない男にどう声をかけたものか、同性同士で異性の悪口を言い合うときどんなあいづちを打つべきか、etc・・・。
黒いマナー
![]() 「すげえなぁ」 とは言ってもいいけれど、 「いいよなぁ」 とは言わないほうがいいと著者は言います。 「すげえなぁ」という言葉には、無邪気さと敬意とが含まれるものです。相手の才覚とか努力を認める空気が、そこにはある。 しかし「いいよなぁ」の裏にあるのは羨望です。 「すげえなぁ」と言われると、人は「そんなことないよ、俺だってさ・・・・・・」と返すことができるわけですが、「いいよなぁ」と言われても返しようがない。相手が返球可能な球を放ってあげるのが、やはり人付き合いの基本というものでしょう。と言うわけです。 まったくそのとおりですよ。私は、人に答えに窮するようなことを言われたとき「コイツ、喧嘩売ってんのか」と思います。 惜しむらくは、収入の多い人が少ない人にどういう態度をとるといいかが書かれていないことです。極端な貧富の差には、マナーで対処できないということでしょうか・・・・。 |
山本文緒「再婚生活」 |
2007/11/06(Tue)
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再婚後の、うつ病生活の日記。
どうしてこんなものが面白いんだ?と思いつつ、一気読了してしまいました。
再婚生活
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