菊月俊之:世界のミリメシを実食する |
2006/10/30(Mon)
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面白かった!世界のミリメシを実食する―兵士の給食・レーション
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飲兵衛 |
2006/10/28(Sat)
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昨日某保育園で会議がありました。夜も8時過ぎると結構冷えて
ああ 酒が飲めればなあ
と思いました。
火(暖房)より先に酒を思いついた自分は、もうすっかり飲兵衛。
夫にこのときの話をしますと
「で、何の酒で暖をとろうと思ったの?」
と反問されました。
「そりゃあ、グリューヴァイン(ホットワイン)かホットカルーアミルクでしょう」
「・・・・・・・・」
家に二人の飲兵衛がいるのに、酒の話で盛り上がったことのない我が家です。
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仙北谷茅戸:畑の向こうのヴェネツィア |
2006/10/27(Fri)
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留学先のイタリアで結婚し、イタリア人の夫と、子ども二人とイタリアに住む日本人の手記。
母子の間では必ず母の母国語で対話すべきだという著者。
自分はわが子に外国語で話しかけたことがないのでよくわからないけれど、愛する人とは愛する言語で話したいと思います。
「しかしわからない」と思ったのが、親しい友人が修道院に入ったときの対応です。
会いたければ修道院で会えるのに、著者は3年も会いにいきません。友だちが神に祈る生活を選んだことについて「ずっと小骨が咽に刺さったような」気がしていたと述べています。
自由に好きな場所で会うことは出来なくなるけれど、友だちは死んだわけじゃないし、著者を見捨てたわけでもないのに。
簡単に会えないことが寂しいのはわかるけど、友の選択でありそれが友の幸福なら、そしてそれが社会悪でないなら、どうして小骨が咽に刺さるのでしょう。
当人にしかわからないことだと思います。
余人に窺い知れないここまで個人的な心の問題を、なぜ著したのだろうかとも思います。
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「歌」の精神史 |
2006/10/26(Thu)
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著者は碩学、私は浅学。
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医者が教える!1分ダイエット |
2006/10/24(Tue)
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1分で出来るダイエットなんて甘い話がホントにあるの? その甘い話を国家試験を通った本物の医者が??
と思って手に取った。
どうもこのタイトルは「1分間で分かるダイエット」って意味だったらしいです。
たしかに、見開き一章1分で読めますよ。字が大きくて行間たっぷりだから。
私のように甘い話を期待した読者から公正取引委員会に訴えられないように考えたのか、一つだけ、1分で出来るダイエット法が載っています。
それは「食前に水かウーロン茶を一杯飲む」というもの。
食欲抑制の効果があるそうです(お茶はタンニンの少ないウーロン茶に限ります。日本茶や紅茶では食事に含まれる鉄分の吸収を妨げてしまいます)。
自分には思い切り期待はずれな本でしたが、「こういうダイエットは健康を損なう」という話は有益だし、国家資格にかけて嘘はないでしょう。
サプリメントやダイエット食品に大枚をはたく前にワンコイン。そういう使い方なら有効だと思います。
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よく疲れませんね |
2006/10/24(Tue)
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ある日の会食。栄さんが、一つの話を終えたとき
「もう一つ話していい?」とその場にいた人に問いました。
そのとき、
「よく(話し)疲れませんね」
と答えた椎さんがいいました。
「失礼よ」。
私が自分の後輩である椎さんを突っつくと、栄さんが気づいて
「いいのよ。気にしないで」
といいます。
気にしないでといわれた椎さんは
「私はただ、本当によくエネルギーが続くなあって感心しただけなんです」
と無邪気に言い放ちます。
無邪気って・・・・。
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古いもの |
2006/10/24(Tue)
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息子が家にデジカメを持って帰ってきました。
「こ、こんなもの、どこから持ってきたの」
と聞きましたら
「社会科の宿題なんだよ。古いものの写真撮って持って来いって」
はあ。学校のカメラでしたか。
こんな時代になったのねえ・・・・。
息子は裏の大谷神社の写真を撮り、ご神木の大銀杏(樹齢百年?二百年?)も撮り、
「かあちゃん、他に古いものはない?」
と聞いてきます。
ない智恵をしぼって、
「庭(正確には大家さんちの裏庭)にある井戸を撮れば?」
と答えます。
「井戸? どこに井戸?」
そういう息子は井戸の何たるかが分かっていません。ポンプを外してトタンで蓋がしてあるから無理もないけど。
図らずもその井戸が「小学生が何だかわからないような古いもの」であることが証明された一瞬です。
しかしポンプのない井戸は写真では井戸と分かりづらく、データ消去。
「かあちゃん、他には?」
「じゃ神社の、斜めに生えた青桐も撮っておきなさい。銀杏よりヒトケタ若いけど名物だから」
「名物を撮るんじゃないよ。古いものだよ」
結構大木だけど、桐は生長が早いから・・・・・樹齢は30年? 50年?
「まあ撮っておきなさい。それより古いものが見つかったら消せばいいよ」
「うん」
デジカメって便利です。
その後息子は居眠りしている父親を撮っていました。
夫の名誉は守らなければなりません。
「岳志、お父ちゃんは45年しか古くないよ。じいちゃんにしたら?」
遺影の義父は大正14年生まれ。
いつでも孫を見下ろして、仄かに笑っています。
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週末料理家になろう |
2006/10/21(Sat)
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昨日私が借りた料理の本は2冊。
![]() ![]() 食後、女房は子供を連れて美容院。小学生や幼稚園の子供のヘアカットが小生の理髪より高いのは恐れ入るが(女房が言うには、あんたの薄い髪より子供の髪の方が切る手間が掛かるんですということなのだが、本当は、薄い髪ほど慎重にカットしてもらいたいというものではなかろうか)、それでも大人の女の料金と比較すると格安なのだそうである。という調子で、小心にして大食の著者が態度LLの奥さんと幸せに暮している様子が活写されます。 (どんなに生き生きと書かれていても、それが真実かどうかは本人たちだけが知ることです。こちらの奥さんも土屋賢二教授の奥さんも藤原正彦教授の奥さんも、夫に好きに書かせてくれる太っ腹です) で、日記だけを読み終わるとおもむろにレシピの検証にかかったりはせず、無論レシピを実際に使ったりはしません。 著者の健啖ぶりを読み終わると、なんだかもうお腹が一杯になっているんです。読んでお腹が一杯になるなら、ダイエットにも利くかな? |
図書館のおじさん |
2006/10/21(Sat)
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市立図書館にリクエストしていた本が11冊一度に届いてしまいました。26冊もリクエストを入れていれば、こんなこともある・・・・んだろうか。
新刊購入本と絶版(他館からの貸借)本が一編にやってくるのはなぜだか、不思議です。
とりあえず3冊借りてきました。一週間の取り置き期間中に1日3冊ずつ借りてくれば、借りてくるのは余裕です。
シルバー人材センターの名札をつけている貸出のおじさんは
「重いから今日は3冊だけ借りていきます」
という私に
「これ(残りの8冊)全部読めるの?」
と心配そうに聞きます。
「料理の本もあるし、大丈夫。読めますよ」
と答えます。と、質問したおじさんと、その隣で返却カウンターにいる(やはりシルバー人材センターの名札をつけた)おばさんもウンウンと頷きます。
そして私も頷いて帰ってきます。
司書資格を持った図書館員なら「全部読めるの?」などとはまず聞きますまい。
けれど、今回のカウンターでのやりとりはほのぼのと成立しました。
成熟した社会とは、個人情報が豊かに共用される社会なのではないかと思います・・・・・。
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きのこの迷宮 |
2006/10/19(Thu)
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文庫本ですが、内容はとっても豊かです。きっと単行書なにがなんでも!きのこが好きよりずっと濃厚。しいたけは干したほうが栄養が増します。文庫の方がぎゅっとエキスがつまっていても、不思議はありません。
これを読むには秋が適期。
いっしょにきのこ採りをしているような気分になれます。
しかししょっぱなのエピソードは可笑しかった。
かつて著者(きのこの画家)は
ほお? きのこを描くんかい? わしも一本持ってるんだが、描いてくれんかの――。と言うおじさんに 私は大きくて立派なヤツしか描かないんですが。とマジメに答えてしまったんだそうです。 わはははは。 今ではなぜそのおじさんが浮かぬ顔で去って行ったかがわかり、「わしのきのこ――。」発言に対しては 今のところ、森に生えているヤツしか描きません。と答えるようにしているとか。 絵も文章もよくする著者はこうもいいます。 異文化を知ることが自分の文化を知ることに役立つなら、異生物界を知ることは人間という生物の世界を見直す手がかりにもなるだろう。・・・・・蓋し名言。 |
人間教育と報奨金 |
2006/10/19(Thu)
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10月14日の読売新聞によれば
学生の茶髪やピアスを禁止する規則を設けた秋田市の学校法人「秋田経済法科大」(小泉健理事長)が、指導に応じた場合の褒賞金(1万円)の実施を見送ることを決めた。法人によると、同大と、系列の秋田栄養短大で、茶髪、ピアスの禁止を明記した「学生の頭髪・装身具に関する要綱」が校内に張り出された9月末以降、褒賞金について「髪を染めている学生に恩恵があって、まじめな学生にないのはおかしい」「金で学生を釣るのか」などの批判的な意見が殺到。図書カードに替える案も検討したが、「人間教育の一環と位置付けた禁止措置の趣旨が曲解されるのは本意ではない」と褒賞金の実施を断念した。そうです。 ここで伝えられている「批判的な意見」が学内からのものであれば、自浄作用が働いたということでしょう。 尤も「髪を染めている学生に恩恵があって、まじめな学生にないのはおかしい」というのは、「報奨金」で誰を釣るかを問題にしているのであって、金で釣るという手法への批判ではないので肯けませんが。 それでも。 批判に応えて報奨金制度を取り下げてくれたのはよかったです。 「日本の大学はマナーを金でしこむ」 なんて事実が出来したら、日本国民として恥ずかしいことでした・・・・・。 |
爆笑問題の戦争論 |
2006/10/17(Tue)
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爆笑問題の戦争論―日本史原論
戦争まで漫才になるのか!と驚きつつ、繰り返されるツッコミで「そうか、そんな芸人さんがいたの」とか「へえ、そんなギャグがあったんだぁ」と芸能界の勉強をしながら読み進めます。
日清戦争から始まって、日露、第一次世界大戦までは、「歴史を楽しく学びましょう」という感じで読めたのですが、第二次世界大戦になると読むのがつらくなって来ます。祖父母が絶えた戦争、父母が忍んだ戦争に、ふざけた言葉を挟まれるのがつらい・・・・。
そのつらさを意識しながら読み進めると、ついに一度だけ、後にも先にも一度だけ、ツッコミが入らない場面が出てきます。
田中――ここまでくると日本の敗戦は誰がどう見ても必至となった。元首相の近衛文麿は、これ以上戦争を継続するのは無理とし、国体を守るためには余力のあるうちに戦争終結するべきだと天皇に提案する。しかし天皇は「もう一度戦果を上げてからでないと、なかなか話は難しいと思う」として近衛の進言を拒否したという。 太田――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。兵の命を武器にするしかない戦況、食うものにも困る銃後の国民。それでもまだ戦いを止めないという天皇の言葉に対してだけ、太田さんは絶句します。 この他のあらゆる悲惨な状況に茶々を入れてきたのに。 避けられる悲劇を避けなかった、その判断に対してのみの絶句。 ずっと茶化しに耐えてきた読者(私)に、この無言は雄弁です。 太田さんはここで黙るために、しゃべり続けてきたのですね。 漫才って、すごいです。 |
東大生はなぜ「一応、東大です」と言うのか? |
2006/10/16(Mon)
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東大生はなぜ「一応、東大です」と言うのか?
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夏の力道山 |
2006/10/15(Sun)
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贔屓の作家、夏石鈴子さんの小説です。
読了して納得。そうかそうだったんだね。
主婦は家事の他に家族の気分がいいよう気を配る(あるいは機嫌をとる)。
主夫は家事を掌るだけで家族の機嫌をとらない。
違いはここかあ。
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犬に埋もれて |
2006/10/15(Sun)
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久世光彦さんの犬に埋もれてを読みました。
新着図書コーナーに置いてあって、まずタイトルが目に入り、ぱらっと開いたページにもっのすごくかわいい写真があって、その1枚の写真でノックアウト。
他に重たい荷物もあったのですが、ついつい借りて帰ってきました。
いやー。ポメラニアンって夏刈りに限りますね。
きつねと熊とタヌキとあざらしを足してわったようなかわいらしさ。2歳でも6歳でも、みんな子犬のように見えます。
いわずと知れた手練ですから、文章も読ませてくれます。
壇ふみさんとの対談「犬は子ども、猫は恋人」の章は特にいいです。
動物感覚―アニマル・マインドを読み解くを読んだ後でこの本を読むと、あちこちで「にやり」とさせられます。
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DEATH NOTE HOW TO READ 13 |
2006/10/15(Sun)
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DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13)を読んでいて、登場人物の「命日」が記されているのがしっくり来ませんでした。
命日って、仏教に由来する言葉でしょう?
「天国も地獄もない」といい続けたデスノート。いまさら「極楽と地獄ならある」とはいえますまい。
<命日>の対義語は<誕生日>。
<生年月日>に合わせるなら、<没年月日>と言えば・・・・?
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動物感覚 |
2006/10/14(Sat)
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著者は自閉症で、何ごとも映像で考えるしかなかったから、動物の見ているものを見ることが出来ました。
一般の人(のほとんど)は概念で見るから、映像で見ることが出来ないということを、さまざまな事例、さまざまな角度から語っていて、「ああ、概念で(映像で)見るってこういうことだったのか」と思います。
著者には高い言語能力があり、動物心理学の本として非常におもしろく読めます。
うちの子と犬の子に共通点が多いことに驚き、人間も動物だったんだなと、あらためて感じたり・・・・。
動物好きの人に、ぜひおすすめしたい本です。
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デスノ13:アップル汁粉 |
2006/10/14(Sat)
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昨日のDIONは重かった。13日の金曜日、デスノ13発売の呪いかと思った・・・・。
「DEATH NOTEにラクガキ4コマ」はどれもおもしろいのですが、一編だけ、おもしろさ格落ちなのが「雑煮」です。
ここは雑煮でなくお汁粉にして、りんごはもちサイズに切って入れるべきでしょう。
そうすればリュークに断られたとき、竜崎に回せます。
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デスノート13:How to read |
2006/10/14(Sat)
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やっと出ました13巻。オフィシャル解析本です。
柱は4本で「大場つぐみ先生ロングインタビュー」「小畑健先生ロングインタビュー」「大場つぐみ先生×小畑健先生特別対談」「読切版『DEATH NOTE』」。
柱は柱として読み応えがあったのですが、自分が一番楽しんだのはメインキャラクターの性格を表わすグラフと「DEATH NOTEにラクガキ4コマ」という名のギャグマンガ。
性格グラフは「知識」「発想力」「行動力」「精神力」「社交性」「キャラクター固有の尺度」で六角形を描くもの。能力が優れていれば六角形は大きくなり、調和が取れていれば六角形が正六角形に近づきます。
おもしろいのは「キャラクター固有の尺度」。
ライトの尺度は「演技」。夜神総一郎の尺度は「人徳」、松田桃太は「意外性」という具合。
「DEATH NOTEにラクガキ4コマ」は文句なしのおもしろさ! だけど、読み終わった後りんごが食べたくなりますから、先にりんごを用意しておくといいでしょう。
全編を通して、ああ、やっぱりねと、確認したことが2点。そしてこの巻で明かされる秘密がLの本名。
Lの名前より、大場つぐみさんの正体を教えて欲しかったです・・・・。
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ファーストレディ |
2006/10/12(Thu)
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5年ぶりにファーストレディが誕生しました。
新総理の夫人は44歳です。
新聞を見ていた夫が
「はああ。ついに俺たちより年下のファーストレディが生まれたか・・・・」
といいました。
色をなした妻が
「え? 俺たち? 俺たちって?」
と詰め寄りました。
妻の勢いに気圧されながら
「え、えっとー、桃子何歳だっけ。
そうか『俺より』若いファーストレディか」
と夫は言いなおしました。
そう。
本当は
「俺たちと『同年輩』のファーストレディが生まれた」
と夫はいいたかったのでしょう。が、そこまで頭の中で変換するには、うちの妻は気が短すぎるのです。
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明鏡究める国語辞典:窮まる |
2006/10/11(Wed)
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明鏡国語辞典 携帯版
![]() ②[極・窮]《形容動詞の語幹について》この上なく・・・である。・・・極まりない。「失礼―話だ」「大胆―戦術を繰り出す」 表現 「複雑極まる/極まりない 操作」のように、否定の「ない」はあってもなくとも意味が変わらない。だそうです! 謎が解けてうれしい。さすが「問題な日本語」を著したお方。疑問に答える辞書作りです。 表現の他に表記の項もあり、行き詰って動きが取れない(進退窮まる)とき以外は「極まる」が一般的だと教えてくれています。 痒いところに手が届くって感じです。 |
宇宙飛行士は早く老ける? |
2006/10/10(Tue)
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宇宙の話かと思ったら「老化」と「老化防止」の本でした。
宇宙に飛び出して初めて分かった重力と人体の関係というか、重力が人類の進化に及ぼした影響がわかって面白いです。
実はまだ読み終わっていないのですが、既にして2杯目のコーヒーを飲むときに後ろめたい気がしてきました。
自転車で行こうと思ったファミリーマートへは200メートルダラダラランニング(速さより骨に掛かる振動負荷が大切)で行き、駅のエスカレーターは使わず(階段は最良の薬)、地球上の重力をありがたく感謝しながら暮しています。
立ったり座ったり、重力に逆らう行動はすべて体にいいなんて、うれしいじゃありませんか。
2杯以上のコーヒーが害になるっていうのがちょっと厳しくて自分では採用できませんが、座ったままごみをゴミ箱に投げるのはやめて、立ち上がり、ごみを捨ててまた座り、結果的にしとやかになるこのごろです。
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極細ポッキー |
2006/10/10(Tue)
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ネットで話題の極細ポッキーでしたが、昨日近所のスーパーで売り切れになっているのを発見。
これは本当に話題だったみたいです。
スーパーの帰りにレッズ戦チケットを買いに寄ったファミリーマートで、ついつい買ってしいました。
極細ポッキー、食べてみたけど・・・・細いからなんだっていうのでしょう?
一本では食べた気がせず、2本どりで食べてしまいました。
同じ量を食べるのに意地汚そうに見えるので、我が家では不採用と決しました。
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運動会の内幕 |
2006/10/09(Mon)
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地区運動会の選手選考は、子ども会対抗競技はもちろん地区対抗競技の小学生枠も、子ども会に任されていました。
子どもたちにも得意不得意はありますが、美鳥子ども会は四の五の言えるほど人数がおらず、話し合う余地もなく、ほぼ会長(私)の一存で選手決定。
もっとも強い抵抗を示したのがうちの子。
「なんでぼくが百足リレーに出るんだよー」
と、うるさいうるさい。
面倒なので
「百足は地区対抗競技なの。岳志は百足リレーに出るようにって区長さんに言われたの」
と、選考を私がしたのは伏せ、問答無用にしておきました。
誤算は運動会当日。息子が区長さんに
「なんでぼくを百足リレーにだしたんだよぅ」
と文句を言ったこと!
キャァァァァァっと息子を引きずり戻し、区長さんに聞こえるように
「細かい我がままを言わない。みんなが、出来ることを精一杯やればいいんだから」
と諭しました。
本当に説教されるべきは私です。
虎の威を借りてはいけません。
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運動会の打上げ |
2006/10/09(Mon)
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地区運動会の反省会という名の打上げが、大谷神社の境内にある「大谷集会所」でありました。
字の集まりなので車で来る人はおらず、自転車何台かの他はみな徒歩での参集。
もちろん、反省会にはビールと日本酒が出ます。
A区長挨拶。
「わが地区の男たちは、伝統的遺伝的に足が速い。しかし残念ながら力がない。
綱引きの一回戦敗退が響いて熱川は僅差の2位となりました。が、昔から色男に力はないことになっています。
準優勝は上々の結果です。みなさんまことにお疲れ様でした」
会にアルコールが回ったころ、某女丈夫が発言。
「A区長、この集会所の冷房をどうにかして。
今時エアコンのない集会所なんてはやらないわよ」
A区長、ビールのお代わりを取りにいったその場で立ち上がり
「なに? クーラーなんかあったら、ビールが旨く飲めないじゃないか」。
すかさず副区長が補佐。
「ここは集会所である前に大谷神社の社務所なんですよ。政教分離がありますから、市から補助が出ないんです」
へー。そうだったんだぁと思いつつ、正答を出す前にビールを掲げて笑う、A区長が上司でよかったなあと思いました。
(組織的には区長が子ども会の上司ということはありません。しかし事実的に区長は子ども会の庇護者です。
副区長も温かく子ども会の補佐をしてくれました。
しみじみ、この区に住んでよかったなあと思います)
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仮説の極み:極まる |
2006/10/09(Mon)
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「極まる」「極まりない」の用法の違いについて仮説を立ててみました。
非業の死を遂げる志波都は「無念極まる」。
妻を亡くし、残された志波海燕は「無念極まりない」。
つまり、「極まる」は現在完了で用い、「極まりない」は現在完了進行形で使うのではないかと思います。
対戦したのが手ごたえもないほど弱い相手だったのは「残念」。
決まった相手は動かせないから、これ以上の残念はない。そこで「残念窮まる」。
戦えば戦うほど、相手が不甲斐なくて残念さが増すというなら「残念極まりない」と言ってもいいでしょう。
(「極まる」は状態を表す語につくことが多いそうです。表題「仮説の極み」はあえてイレギュラーな組み合わせを選んでみました)
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運動会の歌 |
2006/10/08(Sun)
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地区運動会の前に「入場行進のとき、団体紹介のナレーションをするから美鳥子ども会用の原稿を出せ」といわれ、紹介に代えて
わが子らが歓声あげて走るごと野辺のみどりぞ色まさりけるという歌を読んでくれと頼んでおきました。 作者はI。 元歌は紀貫之の わがせこが衣春雨ふるごとに野辺のみどりぞ色まさりけるです。 |
どっちが残念?:極まりない |
2006/10/08(Sun)
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BLEACH 24 (24)を読んでいたら
シャウロン・クーハンの
残念窮まるという科白が出てきて「あれ?」と思いました。 自分なら「残念極まりない」と言いそうな気がして・・・・。 「残念窮まる」のは「残念極まりない」よりもっと残念なのかな。 「無礼極まる」と「無礼極まりない」のはどっちが余計に無礼? 「感激の極み」と「感激極まりない」の感激度は同じ? 日本国語大事典を読んでも、キワマルときは「窮まる・極まる・ |