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ハチクロ エンディングの落としどころ
2006/09/30(Sat)
私にとって衝撃の事実でした。 はぐが旅立つ竹本君に持たせたサンドイッチの中身。 色の濃いものではなさそうだけど・・・・一体これは何のジャム? と思っていたのです。 職場の友人から、 「なにいってんですか 戌井さん  ハチミツに決まってるじゃないですか。『ハチミツとクローバー』ですよ?!」 と言われてがっびーん。 言われてみりゃもっとも。 だけどそんな、そんな、まともなものだったなんて。 (それまでにかなり奇天烈な料理を作ってきた)はぐの料理だから、と身構えすぎて、あたらエンディングの落としどころを見過ごしていましたぁぁぁ。 クローバーだけで十分 はぐらしい、はぐならではの料理でしたから、竹本君の滂沱の涙は、我が胸のうちにも流れ落ちていたのでしたが。
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手が上がる・手を上げる
2006/09/30(Sat)
息子が宿題で慣用句に取り組んでいました。 ( )の中に漢字一文字を入れて文章を完成させなさい という問題です。 息子はこういう問題にすこぶる弱く、途中までは全面的に親が助けて進めましたが、「口なんかどうやって挟むんだよ」と唇を尖らせています。 中でも難しいのが、最後の一問。「腕」かなとも考えましたが、「腕」という漢字はまだ習ってないから書けないと、息子がいいます。  
(耳)をそばだてる:注意を集中して聞く。 (口)をはさむ:差し出口をする。 (顔)が広い:知り合いにいろいろな人がいる。つき合う人が多い。 (足)が早い:腐りやすい。悪くなるのが早い。 ( )が上がる:字が上手になる
私にもわからなかった最後の問題。 正解は「手」でした。 そういえばあさきゆめみしでは「手蹟」に「て」とルビを振っていましたね。 でも「手」を「字を書く腕前」の意に用いるのは、現在ではあまり一般的でないと思います。 小学生に教えるなら
(手)を上げる:殴る。暴力をふるう
の方が先でしょう。悲しい現実ですが。
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異種フラガール(自作小説)
2006/09/28(Thu)
映画「フラガール」を観て、影響されやすい戌井夫婦は直ぐにスパリゾートハワイアンズに予約を入れた。 類は友を呼んだ。交わって赤くなった戌井の友人は、さっそく「フラガール」を観に行った。 友人は感動した。 友人は素直で、率直で、少しばかり直情傾向な美女だ。 友人は映画を観た後すぐに自分の夫に電話をした。 「緊急事態発生。今夜はどうしても9時までに帰ってきて」 と。 職場に寝袋を持ち込むくらい忙しい夫だったが、素直で率直で少しばかり直情傾向で、美しい妻に弱かった。 どうにかして仕事場を抜け出し、8時50分に帰宅すると、ガレージに妻の母親の車がある。 緊急事態とだけ言って、否やを言わせずに電話を切った妻の様子を思い起こす。 一体何なんだ。もしや俺、3人の子どものうち、誰かの誕生日を忘れていたのか? 不吉な予感を頭の中で駆け巡らせながら、鍵をまさぐる。 末の子は2歳。もう眠っているはずなのでインターフォンは鳴らせない。 と、気配に気づいたのか時間だから出てきてみたのか、妻が内側からドアを開けた。そしてそのまま、鍵を持ったままの夫の手をとって歩き出した。 「行くわよ、レイトショー」 美しい妻の目は今、濡れて輝いて見える。 もうどうでもいい。 夫はおとなしくガレージまで連行され、そこから運転手になり、妻とその日の最終上映「フラガール」を見に行った。 彼の妻もフラガール(ただしフラメンコ)。 素直で、率直で、少しばかり直情傾向で、美しい妻を、彼は深く許している。 (注:この物語は実在の人物に少ししか関係ありません)
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ヨン様入籍の真実
2006/09/28(Thu)
トーチュウが「ヨン様入籍」と報じていたのは、やはり引っ掛けでした。 夫に 「ヨン様入籍って記事、本文がなかったよね」 と確認すると 「え? あったよ。名古屋グランパスエイトのヨンセン選手が結婚したって」 ええええーーーっ 「ヨンセン選手って『ヨン様』って呼ばれてたの?」 「さあね。でもなんで驚くの?  あの一面の見出しの上に、シャチの絵が描いてあったじゃない」 「えええっ あれシャチ? 鯱(しゃちほこ)のシャチ?? 名古屋城の???」 「名古屋グランパスエイトのシャチだよ」 「おかあちゃん、あのシャケがわかんなかったんだね」 (実はよくわかっていない息子の口出し) 「なんで魚の絵がついてるんだろう、下手だけどお祝いの鯛かな連って思ってたんだよー。 それでグランパスエイトってなんのチームなの?」 「カッカーよ」 (リエゾンする夫と息子) 「なんでグランパスエイトなのにサッカーなのよ。サッカーは9人でやるもんでしょ」 (混乱する私。9人でやるのは野球だよっ) なにはともあれ、ご結婚おめでとうございます。 フレーデ・ヨンセン選手(ノルウェー代表) 末永く歓喜の歌を歌われますように。
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わたしはふたつにわれない
2006/09/27(Wed)
ドイツの司書はどんな生活をしているのだろうかと、珍しく自分のために児童文学の本を借りてきました。 『わたしはふたつにわれない』の舞台はドイツ。主人公ティーナの母は児童図書館の司書です。 父と母の結婚が壊れ、計らずも父に誘拐されることになってしまったティーナ。 父は愛しいし母は恋しい。 弟はかわいいし、ペットの犬も亀も懐かしい。 母と弟が待つ家に帰りたいのに、父の傍を離れられず、ティーナは葛藤します。 私が持ち返ったこの本の表紙を見て、息子はいいました。 「わたしはふたつにわれないなんて、当たり前だよね。ぼくだってふたつになんか割れないよ。 へんな本だねえ」 と。 息子はティーナより少し小さく、ティーナの弟より少し大きい齢回り。 その息子が想像もできない苦しみを、ティーナたちはなめたのです。 無邪気で単細胞なわが子を見ていると、ティーナの涙が、自分の咽にもつかえているような気がしてきます。
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ヨン様入籍
2006/09/27(Wed)
今朝の東京中日スポーツ1面に
ヨン様入籍(7面)
という見出しが載りました。 7面なんて変だなーと思いつつページを繰ると、それらしい記事がない。念のため17面も見たけれど、こちらにもありません。ヨン様はどこへ行ったのでしょう? 私の見方が悪いのかな。 もしこの「ヨン様」がペ・ヨンジュンなら、戸籍のない国でどんなふうに入籍するのか知りたいと思ったんですが。 もっとも日本人だって、現行では結婚による入籍は難しいはずです。結婚によって親の戸籍を出て、伴侶となる人と共に新戸籍を作るのですから。どちらかの「籍に入る」「籍を入れる」というのは間違いでしょう。 《夫婦が養子を貰うときや、父子(母子)家庭の父(母)が子連れでない人と結婚するときは「入籍」すると言っていいかもしれません》 「入籍」の見出しを見るたび、マスコミと意見があわないのを感じます。 そう。 結婚とは、新籍と親戚を作るもの
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一人で読む!
2006/09/26(Tue)
息子が、読み聞かせを(毎晩は)要求しないようになりました。 好きな本を好きなペースで自分で読む楽しさを知ったようです。 怪傑ゾロリシリーズはマンガ部分が多く、本というより絵本に近いので、息子が始めて一人で読みおおせた本は霧の幽霊船―妖怪ハンター・ヒカル〈2〉ということになります。 私たち親子は、これまで「なん者・にん者・ぬん者」シリーズを愛読してきたのですが、息子は「妖怪ハンター・ヒカル」ものを2冊読んでやっと 『「なん者・にん者・ぬん者」と「妖怪ハンター・ヒカル」を、同じ人が書いているんだ』 という事実に気づき、びっくりしていました。 「巻末の著者紹介まで読んだんだ」という事実に、親の方がビックリしました。 「そうかー。ひなた丸とヒカルはよく似ているもんね」 と息子は納得しています。 が、どうも挿絵の絵柄を見ていっているようなんです。 次は挿絵画家の違うナツカのおばけ事件簿 全7巻を借りて見ようと思います。
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フラガール
2006/09/25(Mon)
はぐ、じゃなくて蒼井優(ヒロイン。フラガールズ・リーダー)、やってくれます。やってくれますねー。 風の中の火のような娘っこでした。 岸辺一徳(ハワイアンセンターのフラガールズ育成部長)、上手いです。上手いですわ。タイガースにいたのが信じられない。生まれたときから役者だったんじゃじゃないの? 出身地は浜通りですか中通りですかと聞きたくなるような福島弁。職人芸です。 トヨエツさんは弁護士の九頭(くず)を演じて以来、もう恐いものなしですね。ハジケル朴訥さがGOODでした。 そしてしずちゃん(南海キャンディーズ)。 映画を見るまで「しずちゃん」という名前と『おはコロシアム』に出ている姿しか知らなかったんです。だから非常に愕きました。 しずちゃんて女性だったんですね・・・・。 静夫さんとか静行さんとかいう名前の人が「しずちゃん」と呼ばれているのだと思っていました。 そうですか。山崎静代さんでしたか。ああ、びっくり。 そのしずちゃんは結構重要な役どころです。おはコロでは茫洋としていますが、映画では出だしのときしかぼーっとしていません。 しずちゃん(フラガール熊野小百合)の変わり方は、松雪泰子が演じた平山まどか(都落ちしてきたフラの教師)の変わり方に匹敵するでしょう。 これから『おはコロ』のしずちゃんを見るときは、 「あ、女優さんが漫才師の役やってる」 と思っちゃうかも。 ストーリーを追わずに思いつくまま、役者の印象だけ書いてしまいましたが、今年イチオシの映画です。 みなさんぜひ映画館で見てください。
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BLEACH キャラクターブックを読んで
2006/09/25(Mon)
BLEACHも23巻までくると、敵の数も味方の数もビシバシ増えちゃって、もはやキャラクターブックなしには、わけわかんなくなりそうです。 かくてキャラクターブックを読み始め、 「ひゃあ。これすっかり読み飛ばしてました・・・・」 と気づくことがいくつもあって、ちとなさけなくなりました。 たとえば 海燕と一護が似てる? なんてちっとも気がつきませんでした。聯 空鶴が隻腕だったのをけろっと忘れてましたあ。蓮 白哉が恋次に銀白風花憂紗を手向けていたのにちっとも気づきませんでしたッ輦 私にはもうBLEACHの情報量の多さが処理し切れないようです。 キャラクターブック所載、読みきり版「BLEACH-ブリーチ-」も、全然意味がわからず、またショック。 ジャンプは少年まんが誌だし、私は性別上も年齢上も少年とはかけ離れているし、しょうがないのかな・・・・・。
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4輪自転車(新案特許未申請)
2006/09/23(Sat)
道で、前を行く自転車が転ぶのを見ました。 転んだ自転車は前と後ろに子どもを乗せた3人乗り。 私はとっさにブレーキをかけ、大丈夫ですかと声をかけました。 車道側でなく、草の生えた道端側に転んだので、ほとんど怪我はない様子。お母さんは 「ごめんね、ごめんね」 といいながら、子どもの体についた泥を払ってやるので忙しく、私の方は見向きもしません。 無事ならそれが一番なので 「びっくりしただけね。よかったね」 と子どもに向かって言って、すぐ立ち去りました。 ・・・・このお母さんを責める気にはなれません。 とても危険な自転車の乗り方でしたが、誰が好き好んで子ども二人を乗せて自転車に乗るでしょう。車を使えない事情(免許がないとか車を持っていないといった事情も含む)があったに違いないと思います。 そこで私は考えました。 大人用の補助輪つき自転車が作れないものかと。 デザインと安全性に優れた、絶対転ばない、補助輪つき自転車があったら、子育て中のお母さんとお年寄りに喜ばれるのじゃないかな。 かつて三輪自転車(後輪が二つあり、二つの間に荷籠がついているタイプ)に乗ったお年寄りが交差点で転んでいるのを見ました。 三輪では転倒防止策が生ぬるい。時代は成人用補助輪付き自転車(計4輪)を求めています。 お願い、誰か作って・・・・。
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神宮球場 9月22日
2006/09/23(Sat)
誰の意に沿ひて咲けるや彼岸花 得点は敵方ばかり秋茜 敗色に秋風渡る外野席(/-\)
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BLEACH-OFFICIAL CHARACTER BOOK SOULs.
2006/09/23(Sat)
「脱色公式人格本魂」にしろとはいわないけれど、どうしてこう、何でも横文字にするんでしょ。読めても書けやしない。タイトルからして不便なんざんす。
アマゾンのコメント欄で、レイアウトの見づらさが縷々語られていましたが、確かに見づらいです。 しかしこれ、レイアウトというより、本のサイズ(コミックサイズ)が間違っているのよ。 引用カットが小さい。その中のセリフの字が小さい。 ちいさぁぁぁぁぁいのです。 対談や番外編を載せているので買わざるを得ないのですが。 番外編の一部(BLEACH 0/sideA)は23巻に収録されていました。 他の番外編も物語終結までに順次コミックスに収められていくのだとしたら・・・・阿漕だよ、集英社。
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刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚
2006/09/22(Fri)
親の言いつけどおりに結婚しなくてはならない、処女性が重視されるといった不自由な条件下で、
人生っていうのはそういうものよ! 馬の上に乗る時もあれば、馬を背負うときもある。
という言葉どおりに生き抜いていくイランの女たち。心の換気は大事です。 この本はコマワリのない漫画形式で書かれています。画風は表紙絵の通りで、好みが分かれるところだと思います。
タイトルの「刺繍」は、○○膜再生手術の隠語です。
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霞が関料理日記
2006/09/22(Fri)
霞が関料理日記―随筆と料理レシピの著者は霞ヶ関の官僚だそうで、筆名を使っているくせに「著者近影」に(肌着に見える)Tシャツで写っているというよくわからないお方。 カラー口絵写真は、なんだか昔習った家庭科の教科書に載っていた料理を思い出させます。どれもおいしくなさそう。 しかし、本文を読むと料理は実に美味しそう。 作るのも食べるのも楽しそうで、ぜひともその場にい合わせたかったと思います。(自分は料理することは好きじゃないので手伝う気は全然ないけど) ああ、本の料理を試食できたらいいのに・・・・。 せめて同著者の週末料理家になろう―私の週末B級料理日記を予約して、私の「おかわり」としましょう。
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BLEACH 23-22
2006/09/21(Thu)
ブリーチを貸してくれた友は、本を大事にしていて、どの本も書店でかけてくれたカバーを外していません。 それ借りて、いつか起きるかもと思っていたことがついに起きました。 22巻より23巻を先に読んでしまった! しまったけど、23巻をお終いまで読んで気づかず、22巻を20ページくらい読んで初めて「しまった。こっちが先だった」と気づく始末。 舞台装置が全然現実的じゃなく、なんでもありの世界だから「これは変だ」と思わなかった・・・というのはいいわけ? 読み始めた時点から「次はどうなる?」とばかり気になって過去を考える余裕がなかった・・・というのはこじつけ?
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BLEACH 1-21
2006/09/20(Wed)
「ブリーチも死神の話ですから」とデスノート仲間が貸してくれました。 個性豊かな隊長の顔ぶれ、それぞれの持つ技の多彩さ。『満開』かな。 こんなに漢字新造語が頻出するコミックに、多くの読者がいるのはめでたいことだと思います。 読んでる間中、漢字の豊かさ美しさ鋭さが堪能できました。人の名、刀の名、技の名、みなみな味がありますわ。
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天上の花
2006/09/20(Wed)
どてのへの かぜからめとる まんじゅしゃげ 土手の上の風絡めとる曼珠沙華
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サバイバル登山家
2006/09/19(Tue)
これは究極のLOHAS? いいえ。サバイバル登山とは、釣りや採集で食いつなぎながらの登山。最小限の装備(電池やバッテリーを必要とする器具一切をもたない。燃料は持たず、着火材のみ)、最小限の食糧(米と調味料、茶)を持って入山。三菜、蛇、蛙は普通食で、死んだ獣を拾えたら大ご馳走だ(手記の中では拾えませんでしたが)という生活。 自然の中で、文明の力を極力借りずに、自分だけの力で何が出来るか試すときの、「生」の実感。 山の獣の傍らで、山の生き物の1種になることの心地よさ。 そんなもののために著者はサバイバル登山をしている・・・と私は読みました。 ではなぜ、命を懸ける必要があるのでしょう。 サバイバル生活なら定点でも可能でしょう。無人島とか原生林とか、余人に干渉されない場所で、何日でも暮してみたらいいでしょう。 なのに著者は登山を選びます。台風のときに風に吹き飛ばされかねない高所にいたり、冬場いつ雪崩が起きても不思議のない場所で雪洞を掘っていたりする、登山。 足の骨を折ったら回復するまでに死んでしまうだろうから、折らないように気をつけるしかない。 そんな生活は、まるで獣のようです。 著者は獣になりたかった? 毛皮や鋭い爪を持たないけれど、智恵を持つニンゲンという獣に。 一個の生き物としての実感を得るために、死の危険もあえて引き受ける登山を選んだのでしょうか・・・・? 黒板五郎(北の国から)やチャールズ・インガルス(大草原の小さな家)の生活は、思えば本当に人間らしいものでした。著者が黒板五郎の自家発電や自作の家を望まなかった理由は、人間的なものに背を向けたかったからかと思います。 著者の思いと自分の理解が乖離しているかもしれないと思うことは珍しくありませんが、今回ほど、その乖離の幅が大きそうな気がすることは稀です。 「わかった」気にさせてくれない本も、いいものだと思います。
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手の大きいお嫁さん
2006/09/19(Tue)
手の大きいお嫁さん―私の韓国語小辞典 韓国で手が大きいお嫁さんというのは、ふんだんな料理で客をもてなすお嫁さんのこと。 料理の重さでテーブルの脚が軋むくらいが望ましいそうです。 この国に嫁いだ著者の悪戦苦闘と、(多分)それを上回る義父母の苦労を想像すると、・・・・・面白いです、すごく。(読者とは酷薄なものなりけり) うちの嫁が一番きれいだ。うちの嫁はとても賢い。と、自慢する義父母。 もっともっと褒めてください、木でも山でも登って見せますという嫁。 『褒めて育てよ』は、子育てだけにいう言葉じゃなかったんだなと、あらためて思います。 そして、おだてるのと褒めるのは違う、とも思いました。豚はおだてれば木にも登りますが、人間は褒めなければいけません。 心から相手の存在を喜び肯定していなければ、異文化を背負った大人が「木でも山でも」という気持ちになりはしなかったと思います。 もちろん、韓国の親は親ばかが標準。みんなが「うちの子は賢い」「うちの子は親孝行」「うちの子は・・・・」と信じてそれを口にします。 肯定と信頼だけでは子どもは育たないかもしれませんが、少なくとも「角を矯めて牛を殺す」ということは起こらないと思います。
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Lady,GO やさしい嘘
2006/09/17(Sun)
ヒロインはキャバクラ嬢。Lady,GO
サービス業ってこういうものか、と目を開かれるような気がします。 特に、店一番の売れっ子の先輩と一緒に常連客のお通夜に行く場面。これはもう人助け、人心救助だと思います。
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運動会で一番になる方法
2006/09/16(Sat)
この本の中に「勝負はシューズ選びから」というコラムがあります。(p74-76) 他のメソッドは時間(一ヶ月)がかかるけれど、このコラムは即座に役立ちます。
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天界の花
2006/09/16(Sat)
蕾まで今は緑の曼珠沙華 蕾みつつ地を出で来たる曼珠沙華 [9月17日追記] 咲き出すや天地を統べる曼珠沙華
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足の早い靴
2006/09/14(Thu)
足の早い靴。それは「瞬足」。 お母さんたちの情報によると、「瞬足」は傷みやすいようです。 靴底には部位別に三種類のゴムが貼り付けてあり、このどれかがすぐ剥がれて来るのだそうです。早いときは2週間、よくもって1ヶ月だとか。 「9月に入ってから履き始めて運動会までもてばいいっていう作り方なのかしら」 と母A。まさかそんなことはないと思いますが。 (うちの近隣の小学校はみな9月中に運動会があります) 「左回り専用の靴なのに、まっすぐに歩いたり右折したりするから傷むんじゃないの。普段履くならどこへ行くんでも左折だけで行かなきゃだめだよ」 と母I。 Iはかつて、運動会の日だけ履く運動足袋を使っていました。多分瞬足より超足よりずっと安価だったと思います。 当たり前ですがどんな靴よりも軽く、履くと高揚感がありました。何しろ運動会の1日限り。瞬足よりずーーーっと、足の早い足袋でした。
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警察裏物語
2006/09/14(Thu)
これを読んで、「デスノート」や「有閑倶楽部」や「踊る走査線」を更に楽しもうという魂胆で、読み始めました。 テレビや漫画の中では、警察官が自分のことを「本官」ということが多いけれど、正式な一人称は「本職」だそうです。 その他、情報として面白いことはいろいろあったのですが・・・・・。 著者の自慢げな調子が鼻について、読みものとしてはあまり愉快でありませんでした。特に仲間の喧嘩の腕っ節を礼賛されると・・・・・なんだか悲しくなってしまいます。
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もうすぐ運動会
2006/09/13(Wed)
週末に運動会用のスニーカーを買ってきました。 左コーナー専用のにするか、直線用のにするかでさんざん迷ったあげく、直線重視のスニーカーを買いました。(左回りのトラック競技用が「瞬足」、直線用が「超足」だったと思います) なんでも100mにかけるのだそうです。 「超足」は息子にとって初めての紐タイプ。 家に戻るなり、紐の結びかたを練習しました。またひとつ、大人に近づくのね。。。。。。 翌日はスニーカーをはいて、キッチンタイマーを手に持って家を飛び出して行きました。裏の神社の境内で、暑い中、汗だくになりながらダッシュを繰り返す息子。(台所の窓から見えました) けっして足は早くないのに、なんでそんなに一生懸命になれるのか。わが子ながら偉いなあ。 【追記】 瞬足にも直線用とトラック用があるそうです。 閃足とか光足とかは出ないのかな?
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ハチクロ 真山のストーカー歴について
2006/09/13(Wed)
10巻では、真山の職場の先輩の山崎さんが、真山のことを 「さすが 年齢=ストーカー歴」 と褒める(表現に問題はあるけれど大筋で褒めていると見た)シーンがあります。 同じく先輩の美和子さんが 「まあ、いくら真山でも赤ちゃんからってことないでしょう。幼稚園くらいからよね?」 とまぜっかえします。 私は美和子さんの人間観察眼にはかねて敬服していましたが、美和子さんにも(山崎の恋心以外に)見えないものがあるんだなあと思いました。 人間(真山を含む)はみな、生まれたときから幼稚園に入る頃までストーカーです。 母の姿が見えなければ泣き、トイレの中まで追い縋るという筋金入りのストーカー。 よって美和子さんのフォローは失敗です。 (現在コミックスが手元にないため、テニオハなどセリフの細部が曖昧です。コミックスが返却され次第見直します)
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ハチクロにおける共依存ついて
2006/09/13(Wed)
花本修司は、はぐにとっては「修ちゃん」であり、幼い頃からの保護者です。 花本にとって はぐ は従弟の子ども。多忙な従弟に代わって はぐが小さい頃からよく面倒を見てきました。 高校生になった はぐの絵の才能を見出したのも花本。花本は はぐを自分が勤める美大にともない、入学させます。 花本を親代わりに はぐが上京して以来、花本は親友の死の痛手から少しずつ立ち直っていきます。 喧騒に耐えられずに倒れこむような、虚弱な はぐを見守りながら、はぐの成長に照らされるように。
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ハチクロ 森田について
2006/09/12(Tue)
森田忍。 天性の芸術家で、天賦の才ゆえに破天荒な性格ですが、基本的には優しい人。はぐの王子様。 泣いている山田さんにポカリスエットを買ってあげたり、黙って はぐにブローチを作ってくれたり、兄の願いを叶えるために賃仕事に精を出したり。 (文才がないため、これだけ読むと俗物に見えるでしょうが、本当に天才なんです。そういうことにして読んでください)
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ハチクロ はぐについて
2006/09/12(Tue)
花本はぐみ(身長140cm,体重?) 愛称はぐ。小さなアマゾネス。 はぐ は事故にあって右手首の神経を切り、指が麻痺してしまいました。 どんなに努力しても元どおり絵をかけるようになるかどうかはわからず、不安に苛まれ、疲れ切ったところに、はぐ の王子様(と花本先生が呼ぶところの森田)が迎えに来ます。 「生きててくれればいい  一緒にいられればいい  オレはもうそれだけでいい」 かつて聞いたことのない、愛の言葉を差し出して。 この状況で、即座に、王子様の声が悲しそうだと気づく女がどこにいるでしょう? 果てしがないと思われる苦しみの中で「もう苦しまなくていい」という道を示す人が現れた、そのとき 「どうしたの?  何があったの?」 と、自分の苦しさより先に人の悲しみに手を当てることが、誰にできましょう? それを、はぐ はしたんです。 私はこのときの はぐ の強さと優しさを、忘れることができません。
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シューマッハ引退
2006/09/11(Mon)
新聞に「皇帝シューマッハ引退」という記事が出ていました。思わず夫に声をかけました。 「ねえねえ、シューマッハが引退するんだって」 台所でフライパンを覗いている夫が、背をむけたまま返事をしました。 「そうなんだよねー」 父ちゃんの沈んだ様子に、息子が不思議そうに聞いてきました。 「シューマッハって何してる人?」 私は答えました。 「運転手だよ」 「何歳?」 「37歳だって」 「へー。早いねえ、引退」 会話的にはどこにも齟齬はないと思いますが、私は息子に嘘を教えたことになるのかしら?
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