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銀の木犀
2006 / 09 / 10 ( Sun ) 22:23:49
咲き出せど葉裏の小花見えずして香のみ漂ふ銀の木犀

テーマ:詩歌集 - ジャンル:本・雑誌


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キンモクセイ ギンモクセイ
2006 / 09 / 10 ( Sun ) 22:22:34
9月も上旬を過ぎ、中旬にかかろうとするこの週末、木犀が香り始めました。 土曜に駐車場で、日曜に近所の熱川公園で。 木犀は香りが強く、風に乗るとかなり遠くの木からも香ってきます。目を凝らしましたが二度とも、どこの木犀が咲いたのか確かめられませんでした。 この文章を書く前に、裏の神社に銀木犀を見に行きました。花はまだ見えませんでした。

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ハチクロ 律儀な読者
2006 / 09 / 10 ( Sun ) 21:38:59
松宮さん(仮名)は私にハチクロ(ハチミツとクローバー)を教えてくれた友人です。のみならず、0巻から7巻までを貸してくれた人でもあります。 そうまでしてもらいながら、私はなかなかハチクロを読み始めませんでした。 だって他に読みたい本が山積みになっていたから。 そして私がハチクロに手を伸ばしたのも松宮さんゆえ。 松宮さんが9歳の娘といっしょにこの本を読んでいて、娘さんに 「結婚するなら竹本君にしなさい。友達や恋人じゃなく、結婚するなら竹本君がいいわ」 と語っていると、夫から聞いたからです。 (松本さんちとは家族ぐるみのおつきあい) 娘と一緒に読む愛や恋の漫画? まだ9歳の娘に勧められる男性って? それはいったいどんな・・・・・? と思ったわけです。 おかげさまで私は竹本君や花本さんや野宮に会えました。 恩人の彼女に10巻の感想を聞こうとメールを出したら 「まだ読んでないのー。 10巻を読む前に9巻まで読み返そうとしたらなかなか読めなくてー」 という返事。 新刊が出るたびに、1巻から読み返していたなんて。 こんな読者を持つハチクロってすごい・・・・。

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重陽の節句
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 23:41:41
今日、9月9日は重陽の節句でした。 菊の花を浮かべた杯を干し、長寿を願うことから、菊の節句とも言われます。 1月1日、3月3日、5月5日、7月7日に比べると地味(というか日本ではマイナーな)な節句ですが、なんでも売りたいスーパーマーケットがチラシを入れてきます。 「菊の節句だから、菊、日本酒、栗の大安売り!!」 と。 スーパーのチラシには書いてないけれど、菊の杯を傾げる前には、詩を作るのが慣わし。 もとは中国のお祭りですから、ここで詠むのは和歌ではなく漢詩。 重陽の祝い酒は 「○月は××で酒が飲めるぞー  酒が飲める飲めるぞー酒が飲めるぞー」 という歌ほどにやすやすとは飲めませんのです。 そういう私は、菊は杯ではなく心に浮かべ、五言絶句も七言律詩もなく、無言絶句流言無視でビールを飲みました。 これで長生きできるかどうか、効果の程はわかりません。

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黒ケーキ、竹炭入り
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 22:29:37
ファミリーマートのパンコーナーで売っていた、竹炭入りの真っ黒ケーキ(オレオより黒いかも)を食べてみました。 商品名は「黒けぇき」です。 食感に問題があり、おいしくありませんでした。 でも本当の驚きは後からやってきます。 ビックリ。そしてギックリ。 下血したかと思いました。 もちろん、原因に思い当たると力が抜けてガックリ。 (尾篭な話ですみません)

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アニメ「ハチクロ」クライマックス
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 22:08:15
先週あたりからとみに感じるようになったけれど、セリフが文学的というか非口語的っていうか・・・・。 記憶なのでうろ覚えですが 「闇に 目を凝らして」とか 「確実に失われる んだ」とか 「たやすく 手離していいものじゃない」とか 漫画ではまあ許せるんです。登場人物のしゃべり言葉として書いてあっても、基本的にそれは書き言葉ですから。 でも、アニメではしゃべっている。 字でなく声で伝えるというアニメの制約上、漫画では「心中語」であったものまで声を伴うセリフになってしまう。 これはつらい。 作者の羽海野さん自身が、歯の浮くセリフを「誰がこんなポエムを書いたの」と言って恥ずかしがっていましたが、それは本来声に出して読まれることを想定していない書き言葉だったからです。 漫画にある書き言葉は、アニメ化の際に口語変換してもいいんじゃないかと思います。 「真っ暗な中 目を凝らして」とか 「確実に失くなってしまう んだ」とか 「簡単に 手離していいものじゃない」とか 書き言葉としてよく出来ていると記憶に残りやすいので、アニメを見たとき“これ、言い回しが違ってる”と思うかもしれないけれど、キャラクターの持ち味を損なわない範囲での書き言葉から話し言葉への変換は必要なんじゃないかと思う今日この頃です。 さてchapter11:
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コードネームでボーリング
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 20:18:58
本日ボーリングに行きましたら、隣り合わせた三人組の男の子(オバサンから見れば『子』だけど、成人しているかも)が、コードネームでボーリングをしていました。 スコア表に記された名前は
リサイタル リバイバル リサイクル
一番成績がよかったのはリサイクルさんでした。

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大草原のバラ
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 19:47:16
ローズの著作として読んでいたのは大草原物語だけでしたし、読後感はローラの大草原シリーズの二番煎じという感じでした。 だからこれまでローズのことを、編集者としてローラを助けた娘、ローラの作品製作を助けるために自分の文学的野心を達成できずに終わった女性として記憶していました。 が。 違ったんですね。日本に紹介されていなかっただけで、ローズはローラがデビューする前に、確固たる文学的地位を築いていました。然る後にローラのデビューの後押しをし、文章修行を助け、かつ共同執筆に近い関与が世間に見えないように振舞っていたのです。 ローズは人に惜しまず与え、その中で自分を生かした人でした。 野心家でなく無私の人でもなく、不思議な人。ローズ。 確かなのは彼女が援助した人たちが幸せになり、彼女もまた、幸せだったということです。

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瞬足・超足
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 19:42:03
もうすぐ運動会なので、息子の新しい靴を買いに行きました。 息子は普段から、スニーカーというんですか? 運動靴しか履きませんで、今回は気合が入っているので、『瞬足』とか『超足』という名の靴の前から動きません。 ぶらぶらしていた私は別の靴を見つけて、息子に声をかけました。 「岳志、こっちに『ファインスピード』って靴があるよ」 「『ファインスピード』ってどういう意味?」 「意味? 意味は、、、『快速』じゃないの?!」 「そうか、、、、僕は『特急』がいいんだよ」 息子はため息をつき、私は、むせ帰りそうになりました。。。。 【後記】 友人が、商品名は「俊足」じゃなくて「瞬足」だよと指摘してくれたので、タイトルと本文内の商品名を直しました。 本人は真剣でしたが母親は「どっちの靴だって大差ないよ」と醒めまくっていたのがバレバレな間違いでした。

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ハチミツとクローバー 完結
2006 / 09 / 08 ( Fri ) 23:16:47
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ライトのせいで… 2
2006 / 09 / 07 ( Thu ) 23:20:00
FNNニュースによれば、デスノート作画者小畑健さんが
6日未明、東京・練馬区を車で走っていたところ、左側のヘッドライトが切れていたため、警察官に停止を求められた。 その際、コンソールボックスから刃渡りおよそ8.6cmのアーミーナイフが見つかり、警察官が事情を聴いたところ、正当な所持理由がなかったため、逮捕された。
そうです。サンケイ新聞は
パトロール中の同署員がライトが切れた乗用車を発見。運転していた小畑容疑者を職務質問し、キーのアクセサリーに小さなナイフが付いていたことから車内を調べたところ、見つかった
と伝えています。 つかまったのは車のライトが片方光ってなかったからだけれど、こんな大騒ぎになるのは、まさしく夜神ライトのせいですね。進藤ヒカルではなく。 果たして小畑さんは、正当な理由なく6センチ以上の刃物を持ち歩いてはならないという、銃刀法を知っていたのでしょうか? 法は無知を罰するのですから、知らなかったで済まないのはわかります。小畑さんは罰金を払うでしょう。 しかし、6センチ以上のアーミーナイフを売る人は、販売時に、取り扱いや持ち運びの注意をしているのでしょうかね。無闇に持ち歩くとしょっ引かれますよと。 よい売り場ではきっとこれから 「アーミーナイフをお求めになるなら、持ち歩きに便利な6センチ未満のものがおススメです。 どうしても6センチ以上のもののほうが使いやすいという方は、キャンプの後でナイフを車に置きっぱなしにしないよう注意しましょう。また将来あなたが有名になったら、常にキャンプ用の炭を車に載せて置くのが安全です」 と、お客様にアナウンスするようになるでしょう・・・・。

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ライトのせいで…
2006 / 09 / 07 ( Thu ) 19:05:58
ライトのせいで…「デスノート」作者、小畑健容疑者逮捕
これはサンケイ新聞の見出し。 この見出しを立てた人に金一封出したいくらい。凄いセンス。 サンケイ、好きじゃなかったけど、ちょっと見直しました。 記事本文はもちろん、サンケイ新聞でご覧ください。

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オシムの言葉
2006 / 09 / 06 ( Wed ) 16:27:19
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
面白い! MF(ミッドフィルダー)とかFW(フォワード)とか、わけのわからない言葉が出てくるけれど、それでも充分面白い!! タイトルから箴言集かと思うけど、箴言集でないとは言い切れないけれど、これはオシムの伝記。オシムにコメント力があるため、各章のタイトルに本人のコメントを採用しているのです。 著者はオシムを稀代のアフォリストだといいます。人をアフォリストとして評価する著者を得て、生き生きとオシムの物語が走り出します。文章にスピード感と張りがあって、なんだかサッカーを見ているようです。 息子への読み聞かせ用に買ったのですが、夫が読むときは私が、私が読むときは夫が聞きたがるのが計算外。 旧ユーゴ(5つの民族、4つの言語、3つの宗教、ふたつの文字を内包するモザイク国家)で、出自の異なる選手を束ねていく難しさ。 サラエボ包囲戦勃発で引き離される家族。 サラエボを愛するゆえに選び取った、手塩にかけた選手との別れ。 息子がどこまで理解できるかわからないけれど、オシムの言葉の音読を息子はせがみ、私はなんとか夫を出し抜いて、自分が読み手になろうとする、今日このごろ。

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どうして報道したんだろう?
2006 / 09 / 06 ( Wed ) 13:40:07
今朝の読売新聞は1面に、(北海道入りしている天皇、皇后両陛下が)
紀子さまの両親、川嶋辰彦さん、和代さん夫妻が両陛下の不在に遠慮して病院に行かないことがないよう伝えられ、秋篠宮さまにもうながされたが、川嶋夫妻は両陛下の前に見舞うことを遠慮したという
という文章を載せていました。 川嶋夫妻が皇族である娘を見舞ったのなら、それを報道するのはかまいません。けれど、「遠慮する」なら記事にしないで欲しかったです。 今回川嶋夫妻は、遠慮すれば両陛下の言を無にすることになり、見舞いに出向けば遠慮が足らないと謗る人がいるだろうという難しい立場。 新聞は娘の手術を心配している(私人である)親に、わざわざ照明を当てて風を当てるようなことをしないでほしいと思いました。 もしかして、読売新聞は今回の川嶋夫妻の「遠慮」を礼賛しているからわざわざこの日この位置で報道したのかしら。 今まで皇族の出産は予めいつと決められないニュースだったけれど、今回は帝王切開手術。 各メディアで準備されていた報道が今日以降雪崩を打ってやってきます。 メディアが何を感じさせたがっているのか、考えながら読み、聞いて行こうと思います。

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「DEATH NOTE アナザーノート」の言葉使い
2006 / 09 / 06 ( Wed ) 11:51:31
「DEATH NOTE アナザーノート」を読んでいて、気になってしまった言葉をいくつか・・・・・。
L。 その溢れんばかりの才能から鑑みれば、あまりにも早過ぎる、理不尽な死を迎えてしまった
鑑みるって「水や鏡に映して見る」「手本や先例と比べてあわせて考える」「神仏などが明らかに見る」という意味だよ。才能から鑑みるのは不可能じゃないかな。
道具立てがギロチンから多少ばかりファンタジックにアレンジされたというだけのことで
「多少ファンタジックに」か「少しばかりファンタジックに」というべきでしょう。
現場には、犯人の指紋が一つも残されていない、完膚なきまでに、拭き取られています
完膚は「傷のない完全な膚」。だから完膚なきまでは「無傷の部分がないほど」。比喩的に考えても「痛手を受けていない部分がないほど」です。 指紋を拭き取るのは何かを傷つける行為ではなく、この文脈に「完膚なき」はそぐわないでしょう。
これはたまたまかもしれませんが、一応蛇足しておきますと、
蛇足ってするものだったの??? 補足はするものだけれど、蛇足はするものじゃないと思っていました。 「助長する」「推敲する」とはいうけれど。 「蛇足ですが」「蛇足として」とは言うけれど。 これからは蛇足するがあるかもしれませんね。「蛇足する」「温故知新する」「弱肉強食する」?

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「DEATH NOTE アナザーノート」の勝負
2006 / 09 / 06 ( Wed ) 10:54:23
ノベライズは「原作への敬意ある挑発」だと、太田克史講談社ファウスト編集長は9/5読売新聞朝刊で語っていましたが、私は「原作」と「小説」の勝負だと思います。 そしての場合は引き分けだと。 小説が「負けたな」と思うのは『死神の目』の扱い方です。原作では自分の余命を半分に削ってやっと得られるものだったのが、小説では天賦の才(災?)になっています。 ノートを落とすような間抜けな死神がいるんだから、目だけ落とすやつだっているだろうなんて。。。。そんなばかな。 デスノートは殺人能力を有する“もの”ですが、『死神の目』は純然たる能力であり、無意識に落とすなんてありえません。「それはないでしょっっ」という不消化感が消せないのは、ノベライズの失敗と言わずばなりますまい。 小説が「勝ったな」と思うのは小畑健先生による漫画化が不可能である点です。 多忙だからという理由ではなく、もちろん画力の問題ではなく(というか画力があるからこそ不可能)原作作画者には絶対できない意図的なミスリード。つまり小説でなければできない技。 これをノベライズの勝利と言わずになんと言いましょう。

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「DEATH NOTE アナザーノート」の疑問
2006 / 09 / 06 ( Wed ) 00:45:05
「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」を読み終わって、解けない謎が二つ。 第一 「竜崎ルエ」のスペリング「Luxaky Luee」に何故疑問を持たないんだ? 南空ナオミ。 君が日本人なら竜崎を「Ryuzaki」と綴らないのをどうして疑問に思わないの?  犯人の示すサインを読み解く才に長けたナオミが、胡散臭くて要警戒で怪しさ目一杯の竜崎の名刺「Luxaky Luee」を見て「竜崎ルエさんでよろしいんですか」と聞くのみ。日系かどうか心中での吟味すらしない。もちろんルエとL(エル)の倒置も疑わない。 なんで?
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「DEATH NOTE アナザーノート」感想
2006 / 09 / 05 ( Tue ) 23:08:02
デスノートのノベライズDEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件を読みました! ノベライゼーションってどんなものかと思っていたら、絵のない外伝です。 絵は、表題紙の後に口絵が一枚あるきりで、いわゆる挿絵は全くないのだけれど、原作を読んだ人なら竜崎の所作ひとつひとつ、その場の空気まで見えるような気がすることでしょう。 西尾維新という著者が原作を愛しているのがよくわかります。Lを愛し、夜神月を歯牙にかけず、原作者の手並みに敬意を抱いているのがビシビシ伝わってきます。 この手記(ノート)の書き手(語り手)はのっけから、世紀の名探偵Lと猟奇の殺人鬼キラとの対決のことをこう評します。
道具立てがギロチンから多少ばかりファンタジックにアレンジされたというだけのことで、結局のところ単なる恐怖政治を敷こうとした殺人鬼の思想は、馬鹿馬鹿しいほど幼稚極まりないものだったが、それに賛同する程度には、勝負の神様も幼稚な生き物だったのかもしれない。密告と冤罪に満ちた殺伐とした社会をこそ、神様はお望みだったのかもしれない。ひょっとするとそれは、神と死神との違いを、ネガティブな意味で考えさせられるエピソードなのかもしれないけれど、少なくとも僕はそんなことを考えるつもりはない。  キラなんてどうでもいい。  僕にとって重要なのはあくまでもLだ。
語りべったら、なんて遠慮がないんでしょう。 あっけらかんとこう言われてしまっては、このキラに物語を牽引させ、読者を最後まで惹きつけた原作者のお手並みに、もう一度感嘆するしかありません。 とまれ、物語「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」は原作を知らない人にも十分以上楽しめるし、原作を知っている人には十二分以上に楽しめると思います。 【追記】 小説の竜崎は、食えない男で淡々と、本人は淡々としているつもりでかーなーり面白い奴です。このマイペースぶり、可笑しい・・・・。 初登場のしかたなんて、とっても映画向き。 映画にならないかなあ。 8月1日同日発売の×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾルとあわせて35万部売れているそうだから、或いは?

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「DEATH NOTE アナザーノート」予告
2006 / 09 / 04 ( Mon ) 22:54:50
本文に入る前に、3つの驚き。 この薄さ(本文168頁)で二段組 獵   思い切った造本ですねー。 口絵の竜崎(L)、親指が長い 令です   特に第一関節のくびれが異様。   自分の指とつらつら比べてしまいました。   もしや私の指が異様なのかな。 目次の後、本文の前のページの登場人物紹介   いきなりここで犯人が判るしかけ 囹   これが一番びっくりでした。 さあ、そのストーリーは? (これから読み始めます。しばらくお待ちください)

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トロッコ列車に乗って
2006 / 09 / 04 ( Mon ) 07:02:45
横川の鉄道文化村からトロッコ列車に乗って、「峠の湯」に行って来ました。 トロッコ列車は体感時速10キロくらいでしょうか。斜度は66.7パーミル(1km進むと66.7m高くなる傾斜)で、電車で登る斜度としては大変キツイものなんだそうです。歩くよりは早い程度だけどしょうがないのね。2.6Kmの行程を楽しんで登るのにふさわしい速度です。 トロッコ電車の窓から、線路脇に咲く仙人草が見えました。「ゆっくり走るトロッコ列車の窓から見た」という条件だから、絶対とは言えないけれど、多分あれはセンニンソウ。 この花はクレマチスの原種の一つ。『元祖清楚』って感じなのだけれど、一般の家で栽培するときは庭全体をよく管理して用いないと、野趣がありすぎることになると思います。 トロッコ列車には解説者が乗っていて、明治時代の技術でこの鉄道(信越本線の横川・軽井沢間)を作るのに、1年9ヶ月の工期で犠牲者(死亡者)500人を出したことなどを教えてくれます。 なおこの解説者の説明の中でアプト式はドイツ人開発者の名前からの命名だといい、鉄道展示館の展示解説では、開発者アプトはスイス人だと書いてあり、いったいどっちなんだか。 『鉄道文化村』というテーマパークにしてはお粗末な一件でした。 【追記】
アプト-しき【―式】(アプトはAbt)《アブト式》スイス人、ローマン=アプトが発明した登山鉄道の一方式。走行用のレールの間に、のこぎりのように歯のついた特殊レール(ラックレール)を設けて、これと機関車、電車に取りつけた歯車とをかみ合わせ、急坂でも滑らずに上下することができるようにしたもの。日本では明治二六年(1893)、信越本線の横川・軽井沢間の碓氷峠に設けられ、昭和三八年(1963)まで用いられた。 <精選日本国語大辞典>

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アニメに追い越されるハチクロ
2006 / 09 / 02 ( Sat ) 22:08:10
ハチミツとクローバーは掲載雑誌での連載が終わっています。 たまたま最終回が載った雑誌(コーラス 7月28日発売号)を買った知人から 「最終回見たい? よかったら掲載誌上げる」 と悪魔のように優しい言葉をかけられ、歯をくいしばって 「いい。途中を飛ばして結末だけ読みたくない」 と断ったのでした。 それがなんと、去る8月29日零時過ぎのアニメ放送の中で、まだコミックスで読んでいないストーリーが(少しだけど)展開されてしまったのです。 アニメ『ハチミツとクローバー』は先先週くらいから、自分が読んだ最新コミックスの内容に入ってきていて、まさかまさかと思っていましたが、ついにコミックスで読んでいない内容に踏み込みました。コミックス派はテレビに追い越されました。 私はアニメより漫画を先に読みたいのです。 だからって続けてみていたアニメを止めるのは(録画して見ないで置くのは)あまりにも辛い。 すがる思いでネット検索したら、次のコミックス(最終巻)は9月8日発売予定だそうです。 次のアニメ放映日は9月7日?8日?(午後11時台の放映の時もあれば午前0時台の放映のときもあるので) いずれにしても放送は深夜なので、寝てしまえば一晩は誘惑から逃れられます。 7日は必ず、11時前に寝てしまいましょう・・・・・・。

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鬼のようなTB,雲霞のようなエロメール
2006 / 09 / 02 ( Sat ) 21:21:31
意味不明の大量トラックバック。IP: 66.221.225.230 からなだれ込んで来る悪夢です。 群れなして来るエロメール。表示名はさまざまだけど、アドレスは必ずishida-repairで始まっています。大嫌いな言葉ですが、これはまさに『ウザイ』。 9/2(本日)18:00~のLOVELOG(ラヴログ)サービス障害の原因って、きっと上の二つがラブログ内に蔓延したからですね。 IPというのが何なのかよくわからないので使ったことがなかった「禁止IP」の指定ですが、こうもいろいろなURLを使われると「禁止URL」では埒が明かず、やってみないわけには行きません。 IP: 66.221.225.230を経由して当サイトを見てくれた悪意なき方がいらしたら、本当にすみません。 ishida-repairの方はメール禁則ルール作成で処理しました。 いやはや、DIONさん。 お仕事してくださーい。 多数の他利用者に明らかに迷惑をかける行為を防ぐのも、企業の社会的責任じゃないの?? (とろい私はクラムボンさんのブログを見て、共通「IP」の存在に気づきました。ありがとうございました)

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新学期
2006 / 09 / 02 ( Sat ) 01:59:11
ああ、やっと新学期。 暗い部屋で、既に寝ている子どものランドセルに躓くとき、二学期になったんだなあと実感します。 (整頓のできぬ子どもに誰がした?) 芸術の秋とかスポーツの秋とか、はた食欲の秋とか言うけれど、とどのつまりは忙しい秋。行事が多く、日は短くなるばかり。 明日は、いやもう今日ですが、『親子草むしり』の日。 早く寝なくてはいけませんが、親はなんだか気が緩んじゃって。 だって大人は、始業式がないんだもの? だって大人は、子どもの夏休みが終わったことに開放感があるんだもの? ・・・・・多分後者です。

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大きな名
2006 / 09 / 01 ( Fri ) 19:47:35
私の俳句の師は、肥田埜勝美先生です。 訃報を目にして「足を空に」の気持ちでいましたが、あれからいくつかの自分に向けられた先生の言葉を思い出しました。それからやっと少し落ち着いて、図書館で『俳句界 2006年5月号』を借りて来ました。 先生の(私が目にすることのできる)最後の仕事は、この月の「シリーズ100句選」。象徴的なひとつの言葉を手がかりに、毎回ひとりの選者が古今有名無名の俳句作品から百句を選ぶ企画だそうです。 肥田埜先生が任された題は「無音」。
これを仕上げたら静かな世界へ行けますよ。まさに無音だ
編集者にそう云って、校正刷りの出た二日後が肥田埜先生のお通夜になったそうです。 この号はもうバックナンバーも手に入らないようなので、借りた雑誌を見ながらここに書き写しておきます。山口亜希子さんの「編集後記に代えて」の中の一部です。
この百句選は「迷惑をかける」と詫びた先生。桜吹雪の中を本当に旅立たれてしまいました。ご迷惑をおかけしたのは私の方です。肥田埜勝美という大きな名を忘れません。ご冥福をお祈りします。
大きな大きな大きな名です。 できの悪い私は、先生の言葉のいくつかしか憶えていないけれど、思い出したそのいくつかを大切に、句を作っていきたいと思います。

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